
保護猫との出会い~エピソード~
昨年、12月15日、夕方会社の帰り道、いつもの餌やり現場へ行く途中に
立ち寄ったコンビニの入り口付近で
にゃ~にゃ~と鳴き声がしました。声のした方を見ると
男性の方が猫を触っておられました。
そこのコンビニにはよく立ち寄るのに猫を見たのは初めてでした。男性が去り今度は私が近づいて猫を触っていると女の方がやってきて声を掛けられました。それから二人で餌をあげました。
とても人懐こく可愛い茶トラです。
そして餌をやっていると側からまた鳴き声がして見に行くと今度は道路を渡った先にキジトラがいました。
どうやら、右前足が不自由なようで
座っているときも地面につかないよう浮かしていて移動の時も困難な感じでした。その女性の方もキジトラは初めて見たとのことでした。
また茶トラの方は夏頃から見掛けるようになったそうです。とりあえず、女性の方とその場で連絡先を交換しました。
また、ここのコンビニの店長とも懇意にされていて女性を通じて店長のお話も聞くことが出来ました。お話からその子達は兄弟であることと、またお母さん猫もいることが判明しました。またお客さんの中で哀れに思って餌をやっている方もおられるとのことでした。
そこの場所は周りが運送会社に囲まれ
昼夜を問わず大型トラックがひっきりなしに行き来する場所で、おまけにマンションの中にあるコンビニになってて住人は出稼ぎに来られてる外国人の方が多く、夕方になると近くの会社から帰宅途中の方でごったがえしとても治安も不安な環境です。
私は人慣れした茶トラ、怪我をしているキジトラ、そしてこの周りの環境が大変に気になりました。
次の日にまたコンビニに行くと今度は二匹揃ってコンビニの入り口で待っていました。
キジトラが大きな声で私を呼びます。
仲良くご飯を食べてくれました。
それから毎日、仕事帰りにより
餌をあげていると、声を掛けられることも多くなり、お客さんの話では
交通事故に何度もあいかけてるところを見たとお話を聞くこともありました。
益々不安になってきました。
とりあえず、スタッフとも話し合い
お母さん猫をまず捕まえて手術をしょうと捕獲を試みましたがお母さん猫はとても敏感で捕まえられませんでした。
餌をあげても始めに来るのは茶トラで
お母さん猫は周りで見守ってて
安全とわかったら食べにきます。
それから日が経ち、行動を観察する余裕も出てきました。
猫はどうやら茶トラが始めにきて
お客さんにおねだりして餌を貰って食べ終わると兄弟を呼びにいきます。お母さん猫も来ていない時は呼びに行ってくれたこともありました。そうやって今まで親子で助け合って生きてきたんですね。ほんと涙が出て感動しました。
キジトラは二回見た以降、姿は中々見掛けることもなくなってきて足の具合が更に悪くなって動けなくなったのか?と
また更に不安になりました。
ある日、いつものように餌をあげていると見たことない黒猫がきて道路を渡って走り去って行きました。
思わず追いかけて道路を渡り餌を置くと
またにゃ~にゃ~と違う方向から大きな鳴き声がしました。
見るとキジトラです。
生きていて良かったと安堵しました。
怪我の具合をみると更に悪くなって
曲げれてた前足が伸びたままになってました。
どうやら道路を渡って餌場のコンビニに来られなくなっていたようで心が傷みました。
もうこれは猶予がないなと感じ、とりあえず緊急に保護と決意をしました。
そして29日、いつものように茶トラが先にやってきて食べ終え道路を渡りキジトラを呼びにいき、キジトラが出てきたところに捕獲器を置き、不自由な足で一生懸命動かして入ってくれてやっと捕まえることができました。横にいてた茶トラも手掴みで暴れるところを上手くキャリーに納めることができました。まだ病院が開いている時間だったので急ぎ病院へ行きました。
二匹とも興奮状態だったのでその日は先生の判断で泊まらせていただくことになり次の日に手術して足の具合も見て貰うこととなりました。また年内最後の手術日30日に間に合ってよかったです。
どちらも男の子で去勢手術をしました。
また、キジトラの怪我の具合は
レントゲンの結果、骨には異常なかったのですが、前足の関節周りにいくつもの膿の袋があり腫れていてその影響で筋肉が硬直して足が曲げられなくなっていたようでした。
またいくつもの膿の袋から膿が
弾けて出ていた様です。原因は動物に襲われたか?事故か?ではっきりとはわからないようです。小さい時にカラスにでもつつかれたのでしょうか?(涙)
膿を取り除き、中を綺麗に処置をして、またコンベニア注射もしてもらいました。
また耳や口の中も診て貰いましたが綺麗でした。
またウィルス検査はどちらも陰性でした。
またワクチンもしました。
月齢が半年を超えてたのでワクチンは一回接種でよいとのことです。
全て込みで二匹で52,900円でした。
ナミさんの後日談です。
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茶トラくん人馴れバツグンには意味があり餌やりさんのお話では誰にでも餌頂戴!貴方にしか餌もらってないのって感じで知らない人にも皆におねだりするらしいです。私達が何度か見たのは餌もらったら自分は少し食べて足の悪い子キジトラやお母さんを呼びに行く姿 なんて優しい子。とっても賢い子 知らない人によっていくなんて 怖かったでしょうに あの小さい体でトラックの行き交う道を何度も横断するなんて 恐怖だったと思います。 お母さんもよくこんな場所で立派に子育てしたなって 涙が出ます。 この兄弟絶対幸せになっては欲しい。
ほんと幸せに、なってほしいですね。(涙)
兄弟は心配していた人慣れも進み
夜鳴きもなく今のところ大変に落ち着いています。
キジトラくんも触れました。とってもお利口さんで可愛いです。
https://twitter.com/hidecorori/status/1609544266489135104?t=ZsYumE3iPE8q2hxF-i3P4A&s=19
https://twitter.com/hidecorori/status/1609564195540041729?t=tKcymNYF36RJpfPqNxf8og&s=19
そしてこちらが、茶トラのお外にいた頃の様子です。
https://twitter.com/hidecorori/status/1609012565987803139?t=RJrrp8RlbYYmhYpbD47ocQ&s=19
実際に飼育してみると今でも近付くとうーと唸ったり、軽くシャーというのは茶トラの方でビビりであることもわかりました。。なのに
お外で人間によく近づいていったなと
不思議に思います。
この二匹についてはうちからの譲渡も考えましたが、今暫くは人慣れにしても精神的にも安定させるためにも兄弟でいる方がよいと判断し、また譲渡会も独自で定期的にされている信頼のおける保護団体様にご相談させていただいて団体様に
引き取って頂く予定です。
引き取って頂くにも条件があり
ウィルス検査が陰性であることやある程度人慣れしていること、攻撃的ではないこと、怪我の状態が酷くないことなど色々な条件がありましたが
今のところ、全てクリアとなりました。
今は兎に角、撫でて一生懸命に馴らしている最中です。
ではまたご報告致します。
こちらから読むと読みやすいです。
https://camp-fire.jp/projects/250971/activities/442959?token=fx0skxdt
byふあり
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