アメリカで起きたポジティブな話 コロナの影響で予算削減となり、給料カットとなった警察官を支援しようと、10歳の少女が立ち上がった。彼女の熱意、そして聡明なアイデアに市民の共感が広がった。 ハンナちゃん(10歳)は、警察官たちの給与がカットされるというニュースを聞いて「何かできることはないか」と考え、最初は自分の貯金したお小遣いを寄付しようと思ったが、大したことはできない。そこで人々に寄付を訴えることにした。 警察官は私たちの社会の安全を守る為危険な任務を行っている。みんなで何とかしよう。と、寄付を訴える手紙を書き、母親に頼んでfacebookにその写真を投稿してもらった。 彼女のアイデアが秀逸なのは、集めたお金をただ寄付するのではなく、コロナの影響で休業している地元のお店が発行している「商品券」を購入し、それを警察に寄付することにした。つまり、警察を支援するだけでなく、地元経済にも役立てようと訴えた。そして手紙の最後に、太い字でこう記した。【小さな親切で世界を変えられる】 その投稿からわずか1日半でハンナちゃんのもとに2400ドル(約26万円)が集まった。その資金で地元のお店で商品券を買い、チェスターフィールド市警に寄付した。 思いもかけぬ10歳の少女の活動に、市警は大感激。ハンナちゃんに感謝状を贈り、この出来事をfacebookに投稿し、こう記した。「私たちはハンナにどれほど感謝しているか、言葉がみつかりません。そして、それ以上にハンナがどれほど特別で思慮深い人であることか。、、、この投稿をハンナの言葉で締めましょう。【小さな親切で世界を変えられる】あなたがしたことはまさにそれでした。ありがとう。