はじめに・ご挨拶
浮立面とは佐賀県鹿島市に伝わる木の面です。起源には諸説ありますがは、室町時代に大内氏の大軍に攻められて包囲された鍋島の豪族が鬼のような格好をした決死隊を作って奇襲をかけたところ、大勝利したという言い伝えがあります。その時の喜びの舞が始まりとも言われています。
小森恵司は、ただ1人の浮立面若手承継者です。大学で美術を専攻し中学校で美術の講師として働いていました。しかし、後継者が1人もいなければ浮立面の歴史が途絶えてしまう、と言う危機感から父の家業を継ぎました。
私の作品の特徴は、デッサンや彫刻を学んだ芸術家としての側面と、歴史を受け継ぐ伝統工芸士としての側面を持つ二面性と多様性です。
公立学校の美術教師として安定した生活を送ってきましたが、浮立面の製作者が減少し、このままでは滅びてしまうという危機感から教職を辞して修行し、家業を継ぎました。
ただ伝統工芸を残すのでなく、現代の芸術品として鑑賞や実用に足りるものを制作したいと思って、活動しています。
このプロジェクトで実現したいこと
本プロジェクトでは、お客様が飼っている愛犬や愛猫そっくりの彫刻を作成します。
愛犬の祭壇は、写真を複数枚送っていただき、楠(くすのき)の木材から彫刻刀で掘り出します。
接着剤や釘やねじは一切使用しない掘り出しです。
愛犬のキーホルダーは、写真を1枚送っていただき、そっくりのキーホルダーを手彫りで制作します。
プロジェクトをやろうと思った理由
あるとき、古くから付き合いのある方に飼っている犬の彫刻の制作を依頼されました。お渡しした時には残念ながらその飼い犬は亡くなっていたのですが、飼い主からは「そっくりで生まれ変わったようだ」と大変喜んでいただきました。
これは、飼い主が亡くなってもペットの思い出を一生残すことができるやりがいのある事業だと感じました。
また、この事業は、大学でデッサンと彫刻を学び、伝統工芸士として浮立面を制作した私だからこそできる事業だと思いました。
また、この事業を通じて世界の方々に浮立面の存在とその技術を知っていただきたいと思うようになりました。
これまでの活動
伝統工芸師として5代に渡って受け継いできた技を後世にも繋げていく使命があります。そのために新しいことに挑戦もしています。このプロジェクトもその一環で、伝統の技を愛犬・愛猫といった身近な存在を彫刻することで伝統の技を感じることを目的としています。
資金の使い道
ギャラリー内で木工体験や浮立面制作の簡単な体験教室をしたいと考えています。
その教室づくりの資金に活用させていただきたいと考えています。
リターンについて
実施スケジュール
プロジェクト開始から受け付け順に制作に取り掛かります。
ペットの祭壇は、最初に受付した方が1か月後の納品、それ以降は順になります。最後に受けた方は最長で12か月かかります。
こちらから案内をお送りしますので折り返し、ペットの写真をメールに添付していただき、サイズ、図案を相談しながら製作していきます。
ペットのキーホルダーは、最初に受付した方が1週間での納品、それ以降は順になります。最後に受けた方は最長で1か月かかります。
最後に
300年の浮立面の技術で飼い主の思いを残します。
All-in方式です。
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