2020/05/01 22:53

こんにちは!

60家の木村です。


今日で37人の方にご支援頂き27万2000円達成しております。

ご支援頂いた皆様本当にありがとうございます。


今日はFIPを発症してしまったもみじちゃんのご紹介をしていきたいと思います。


もみじちゃんは京都での100匹の多頭飼育崩壊から保護した1匹です。

多頭飼育崩壊とは避妊去勢をしなかったため、どんどん繁殖し暮らしが崩壊してしまうことをいいいます。


2019年6月に相談があり、初めてこのお宅を訪問しました。

一軒家に3人家族と猫約90匹が暮らしていました。

その後10匹産まれます。


玄関から入ってすぐに鼻につく悪臭と、部屋の中は糞尿と物が散乱していて始めはビックリしたのを覚えています。


幸い調子の悪い子はいなかったので少しずつ保護をしていき、一斉に避妊去勢手術をする準備を進めていきました。


もみじは妊娠していました。

これ以上増えても誰もお世話できないので、可哀そうですが堕胎の為先に保護をして連れて帰りました。


手術自体は無事に終わり、素敵な里親さんのもとに行くため、もみじは人馴れ修行をしているところでした。



もみじは逃げたり威嚇攻撃はしてこないものの、自ら近寄ってきたり甘えてきたりはしない、人にまだ懐いていない状態です。


しかし撫でさせてはくれるし、大人しい性格なのでまったりと過ごしていました。


3月上旬頃、もみじは食欲が旺盛な方だったのに、ご飯を少ししか食べなくなってしまったのです。

ティーも全く同じでした。


以前ハチロク兄弟がFIPを発症した経験から、FIPの疑いを持ち、血液の遺伝子検査に出しました。


FIP発症は子猫と老猫に多いので、2歳のもみじとティーがまさかといった感じでした。


この時ロクもまだ投薬中だったので、同時に3匹分の薬代がかかってきます。

目の前が真っ暗になって頭痛がしました。


諦めた方がいいんじゃないかとも言われました。


確かに私達で費用を捻出する方法はどう考えても思いつきません。


何もしなければあっという間に死んでしまうのは分かっています。

ハチロク兄弟には治療をしてあげることができ、元気になることも分かっています。


最後まで出来るか分からないけど出来る限りのことはしよう。


この思いだけをシンプルに考えることにしました。

(考えすぎると頭が爆発しそうだったので・・・)


人間の勝手で劣悪な環境に産まれて、堕胎させられて病気で死んでしまうなんてそんな猫生を送らせてはいけない。

なんだかんだ言っても皆さまにお力をお借りすることになるのですが・・・

こんな厳しいご時世の中、申し訳ない気持ちでいっぱいですが、もみじちゃんに幸せ切符をつかませてあげてください!!


まだまだ長い道のりですので、どうぞ拡散などご協力よろしくお願い致します。