フロランタンの商品開発で一番苦労したのは「いちご味」です。
今日はそんな「いちご味」の開発秘話をご紹介します。
-酸味のあるいちご味を作ろう-
「フロランタンの甘い味を中和するような、最後のお口直しの味を作りたいね。酸味のあるいちごはどうだろう?」
プロデューサーの倉片の一言から、いちご味の開発を進めました。
イチゴ農家を訪問して、いちごを食べてみようということで、愛知県日進市・東郷町にある農家さんを数軒訪問。
さっそくオフィスに戻り、ジャム状にした3種類のいちごを市販されているフロランタンの上に乗せて食べてみる。
「ん?何か違う...」
「全然いちごの味がしない....」
これはもしかしたら難しい領域に挑戦しているんじゃないかな?
路頭に迷い始めたのでした。
-市販されているいちごのお菓子を調べよう-
路頭に迷った私たちは、
「どのようないちごのスイーツが人気なのか調べてみよう」ということで、ファミリーマートに売っていた全てのいちごのスイーツを購入して試食しました。
なるほど。香料や甘味料などでいちごの味と色を出しているのか。
高島屋にフランボワーズ味を発見!これは味もしっかりしているし、色も綺麗!
私たちのフロランタンもこの味に近づけたい!
添加物を一切使わないことをコンセプトに掲げる「はるの太陽」はどうしたら、このいちごの味と色を出せるのだろうか?
今までいちごのジャムを乗せて焼いただけだったけど、そもそも製造方法を変えてみよう!そうすればいちごの色と味がもっと出るかもしれない。
-試作品の完成!しかしいちご味とはまだ言えない-
製造方法を変えた第一号作品がこちらです。
一番右がいちご味で、一番左がプレーン味。
見た目では全く違いがわからず、これではダメです。
しかも10人の方に試食していただきましたが、
「言われればいちご味ってわかるかもしれない」
というコメントでした。
言われなければわからないのは「いちご味」ではない!!
もう少しいちごの味を感じられるように、いちごの含有量を変えてみよう。
あとは見た目でも「いちご!」と楽しんでもらえるようにドライフルーツを乗せてみるのはどうだろうか?
-ドライフルーツもいちごから作ろう-
ここまで手作りにこだわってきたのだから、ドライフルーツも市販のものを買うのではなく、自分たちでいちごを購入してドライいちごを作ろう!
まずはいちごを薄くスライスしていきます。
そしてドライさせる機械でいちごを乾燥させます。
いちごがみるみると萎んでいきます。
そのように試作を何度も重ねてできたのがこの「いちご味」です。
「いちごの味がしっかりしている」
「フロランタンの甘さといちごの酸味が絶妙!」
「見た目でもいちご味だってわかる!」
何度も何度も試作を重ねて作った私たちの「いちご味」
添加物を一切使わずにこだわり抜いて作りました。
是非とも皆さんに食べて欲しいと思います!!