Don't Stop The Music
お客さんがいなくたってライブは演れる。
どこに居たってライブは観れる。
離れていてもアーティストとファンを繋ぐ無観客ライブ配信サービス、それが『Don't Stop The Music』。
新型コロナウイルスが世界中に蔓延し始めて数か月。
音楽業界ではライブやイベントが激減し、 悲鳴をあげる人が増加する一方です。
ミュージシャンやライブハウス経営者、音響スタッフや照明スタッフなど、 数え上げるとキリがありません。仕事の激減とともに収入は減り、 終息の見通しが立たない不安との戦い。誰もが非常に厳しい状況です。
もちろん苦しいのは音楽業界だけではないことはよく理解していますし、音楽が生活にとって必需品ではないことも理解しています。
それでも音楽を愛する人がたくさんいます。
苦しい時や悲しい時に音楽に救われたことはありませんか?
好きなミュージシャンの言葉や歌詞に胸を打たれたことはありませんか?
コンサートやライブを観て感動したことはありませんか?
世間は今、暗い話題で溢れています。
だからこそ今、音楽という心を豊かにしてくれるツールが必要です。
今この状況に苦しむ音楽業界の人たちも、 ただ不安を抱えてじっとしているわけではありません。
この状況に耐えるために、生き残るために、 そして一人でも多くの人に最高の音楽を届けるために、立ち止まらずに動いている人たちがいます。
現状、人が集まる場所でのライブやイベントができない状況で、ライブやパフォーマンスを届けられる残された数少ない場所が、ライブハウスからの無観客のライブ配信です。
プロフィール
私はフリーランスの音響エンジニアです。
今年に入り、コロナの流行による影響、
ライブハウスでのクラスター発生報道をきっかけに、ライブやイベントは軒並み延期や中止が相次ぎ、それに伴って仕事は激減しほぼ無収入の状態になってしまいました。
それでも毎月の事務所固定費や機材にかかる費用など、出費は多く、財政難に追い込まれてしまっています。
そんな苦悩を朝日新聞が取材してくれました。是非お読みいただければと思います。加えてこちらの記事を私のプロフィールに代えさせていただきます。
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https://www.asahi.com/articles/ASN3B4SDMN39ULFA022.html?iref=pc_ss_date
朝日新聞より
がんで預金24円 再起のフリー音響マンを襲ったコロナ
新型コロナウイルスの感染拡大が、会社に雇われずに働くフリーランス(個人事業主)の生活を直撃しています。とりわけ、政府が自粛を要請したイベントの運営などで生計を立てている人からは、「生活が成り立たない」と悲鳴が上がっています。がんを患って財産を治療費で使い果たし、それでもイベントの音響の仕事で再起を図っていた男性(38)もその一人。仕事が軌道に乗ってきた矢先の突然の試練に不安を募らせています。
4月以降の仕事メド立たず
プロのアーティストのツアーが来ることもある関西のあるライブハウスは、休日の夜にもかかわらず、がらんとしていた。男性はこのライブハウスと契約し、ライブの音響を担当している。「(大阪の)京橋のライブハウスでの集団感染の報道があったじゃないですか。あれで最後までやると言ってくれていたバンドもキャンセルになりました」
ステージから一番離れたフロア最後尾の音響ブースに自らのPA(音響)機材を持ち込んでいる。バンドの各パートの音を引き立てつつ、一体感のあるサウンドに仕上げ、観客を魅了する仕事だ。だが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月の予定は白紙となり、4月以降の仕事もメドが立たない。
闘病で個人経営の塾閉める
大学卒業後、会社員を経て26歳で個人経営の学習塾を始めた。「教え方がうまい」と評判になり、最盛期にはテナントビルの3フロアを借り切り、アルバイトの講師も使って小、中、高校生の受験対策などを指導。多いときで生徒数は約120人にのぼり、経営は順調だった。趣味のバンド活動のために高価なドラムセットを買うこともできた。
そんな日々が暗転したのは3年前。血液のがんである悪性リンパ腫が見つかった。抗がん剤治療が始まり、体力はみるみる衰えた。教壇に立てなくなり、塾は閉めざるを得なくなった。保険を解約したタイミングに重なったため、治療費の負担もかさんだ。約1年の治療で病気は一昨年の秋に寛解したものの、収入はほぼ途絶え、塾の経営で積み上げていた蓄えは底をついた。一時、預金通帳の残高は「24円」だった。
とにかく収入が必要だった。その一方で闘病生活を経て、「好きな音楽に関わりたい」という思いも強まった。そこで、フリーランスで音響の仕事をする知り合いのもとで、音響の技術を一から学んだ。昨年1月から今のライブハウスで本格的に音響を担当するようになり、5月に個人事業主として「開業」。音響に加え、イベントの企画・運営などを手広く手がけることになった。休日はライブハウスで働き、それ以外はカフェや路上でのライブ、アイドルのイベント、学園祭、地域の夏祭り、野外音楽フェスティバルなど、頼まれれば何でもやった。
終わり見えぬ自粛ムード
「音響単体の稼ぎは正直、良くないです。やりがいだけでやっている」と男性は笑う。機材の購入などで持ち出しが多いうえ、月によって収入の変動が大きいのもフリーランスの宿命だ。それでも、イベントの設営や人集めだけでなく、自らイベントを企画してチケットを売るなど、一人で何役もこなすことで、事業はなんとか軌道に乗り始めた。そんな矢先に起きたのが、コロナウイルスの感染拡大だった。
2月26日、安倍晋三首相が大規模イベントなどについて2週間の開催自粛を要請した。すると、ライブやイベントの予定が次々に中止や延期になり始めた。その後、大阪のライブハウスで小規模な感染集団(クラスター)の発生が確認されたことが追い打ちをかけ、3月に25本あった仕事は2~3本に激減した。自分の仕事場であるライブハウスのオーナーは、うつろな表情で「参ったなぁ。耐えるしかないな」とつぶやいていたという。
フリーランスにとって、イベントやライブは、実際に行われて初めて収入になる。中止や延期が続けば、収入は途絶える。本来なら、これから気候が暖かくなっていくと屋外のイベントが増え、収入は増えていく。だが、いまの自粛ムードには終わりがみえない。最近も椎名林檎さん率いる「東京事変」がライブを決行したところ、SNS上で猛烈なバッシングが起きた。「ライブをやればたたかれる」。そんな世相に不安を覚えている。
「正社員がうらやましい」
フリーランスで働く人らでつくるプロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会(東京)には、収入減への不安や国による支援を求める声が数多く寄せられている。協会は9日、安倍首相らに対し、「広範なイベント自粛要請のすみやかな終了」「休校などで休まざるを得ない人に対する給付型支援」「不可抗力で仕事が減った個人事業主への給付型支援」などを緊急要請した。
こうした声も踏まえ、政府は10日、2019年度予算の予備費約2700億円を財源に、新型コロナ問題への緊急対応策の「第2弾」をまとめる。
臨時休校で家にいる子どもの世話をするため、仕事を休まざるをえないフリーランスや個人事業主に対し、政府は一定の条件を満たせば日額4100円を給付する案を検討している。だが、会社に雇われている働き手に対しては、正規・非正規を問わず日額上限8330円の助成金を会社に出す。
男性は「リスクがあることは承知でフリーになったが、ここまでの状況になると、守られている正社員はうらやましいなと思うのも確か」と胸の内を明かす。
今は耐えて収束を祈る
最近、塾を経営していたころに買ったドラムセットを20万円で手放すことにした。この20万円を当面の生活費などに充て、いまの停滞期を生き延びるつもりだ。
演奏するバンドのメンバーたちは「俺らの音を分かってくれている」と、自身の音響技術に信頼を寄せくれている。「自分がいなければこのライブハウスの興行は成り立たなくなる」という自負もある。「だから、自分がつぶれるわけにはいかない。今はとにかく耐えて、収束を祈るばかりです」と男性は話した。
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こんな状況でただ指をくわえて、コロナウイルスの終息を待つだけではいけない。
イベント実施ができない中でも、何か出来ることはないだろうか?
そうして無い頭を使ってアイデアを振り絞った結果、無観客ライブ配信という答えに辿り着きました。
このプロジェクトで実現したいこと
音響仲間とチームを組み、映像の素人なりにではありますな、アーティストの手を借り実際にライブ配信を何本か配信してみました。
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我々は、音響などに関してはプロですので音楽を高音質で届けることは可能です。
ただ映像となると、、、
配信の方法を勉強し、仲間内で家にあるホームビデオを持ち寄って、レンタルのスイッチャーを使うなどして配信しました。
素人なりにはそれなりにできたのかなとは思います。
ただどうせやるなら、高音質だけではなく、高画質、高クオリティな物を作りたい。
演奏する側も、観る側も、満足のいく物を届けたい。そう思うようになりました。
そのために、最低限の業務用機材が必要であったり、何度もテストを重ねる為の費用が必要になります。
その資金を今回、クラウドファンディングで集められればと思い、このプロジェクトを立ち上げました。
プロジェクトをやろうと思った理由
コロナウイルスによるクラスター発生で、
我々ライブハウスを始めとする音楽業界は2月後半から、イベント自粛や延期が相次ぎ、ほとんど仕事が無くなってしまいました。
その状況にただ指をくわえてじっとしているだけではなく、何か行動しよう。生き残るために、コロナウイルスが終息したときに、また皆が楽しめる場所を維持する為に。
仕事が激減した音響仲間同士で、無観客ライブ配信を始めることを思いつきました。
これまでの活動
ライブハウスや様々なアーティストの専属音響や、地域イベント、コンサートホール、結婚式、音楽フェスなど、音響に関する仕事を生業としてきました。
資金の使い道
・配信をビジネスとして運用できる映像機材などの購入費用
・配信テストを複数回実施するために必要なスタジオレンタル代などの費用
・仕事が無くなった我々音響仲間やライブハウススタッフが食いつないでいく為の費用
・CAMPFIREへの手数料の支払い費用
(掲載手数料12%、決済手数料5%)
実施スケジュール
クラウドファンディングで資金が集まるまでは、手持ちの機材でいろいろなアーティストやバンド、アイドルのライブを簡易的にでも配信し続け、スキルを上げていきます。
資金が集まり次第(2020年6月頃を予定)迅速に機材をグレードアップし、早ければ同月内には新しい機材等を使用しての有料配信や、様々なライブハウスでの出張配信を行っていきます。
滋賀守山Blueからのメッセージ
滋賀県の守山市のライブハウス、守山Blue(以下Blue)でございます。今回Don't Stop The Musicがクラウドファンディングに挑戦するとの事で、メッセージを書かせていただいております。
コロナウイルス感染拡大が騒がれ始め、音楽業界の仕事が減り始めた頃、我々はオーナー同士で何度もミーティングを重ねました。このいつ終わるとも分からない異常事態下に置いて、お互いが生き残って行く為の大切なミーティングでした。そうして生まれたのがこの「Don't Stop The Music」です。
Blueとしましては、ライブハウスのホールの貸し出しや、宣伝面において出来うる限りの協力をさせていただいております。その理由は、Blueの、そして滋賀県内のライブハウスを始めとする音楽関連の各店舗の未来は、このサービスに託されていると考えているからです。
滋賀県という地方の、共すれば田舎と呼ばれてしまうこの土地で、それでも何十年も受け継がれてきた地元アーティストの歴史を繋いでいく為、皆様のご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
最後に
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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