休業自粛がいつまで続くのかわからない、いったいこの先どうなるんだろうという先の見えないなか、クラウドファンディングをやってみたら、というアドバイスからこの取り組みがスタートしました。日々漠然と過ごしてしまいがちですが、今回のコロナ禍はいろいろなことに気づかせてくれました。
あたり前だと思っていたことがあたりまえではない、お客様にご来店していただきお食事を楽しんで頂ける日々がいかに恵まれていたことか、と感じています。
自家農園の野菜は一時レストランで使わなくなったので余ってしまい、今後どうしようかと途方にくれました。そこでお店や通販で売ることにしたら、野菜がとてもおいしい、と好評でなんとあっという間に売り切れました。今でもレストランでは入荷したらその都度販売しています。
来年の野菜つくりはどうしようかと迷っていましたが、来年も同じように作付けすることにしました。せっかくの余裕のできた時間を使ってスタッフが農園を手伝っています。
お友達やご家族とあるいはおひとりでのお食事にご利用いただき、ナタラジに思い出のあるお客様、ナタラジの取り組みに共感していただけるお客様、ナタラジのカレーの大好きなお客様、そのほか縁のあるお客様ひとりひとりに支えられて今日まで歩んできました。皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
東京都や国からの支援はありますが時間はかかり1か月の維持費には遠く及ばず、都内で4店舗となるとそのための固定費はそれだけ何倍も負担が大きくなっています。やれることから、やるしかない。もっとがんばらないとなあ、そのためにはどうしたらいいかなあと思案しています。