皆さまのご支援ありがとうございます。
暖かいご支援の服部チーム一同、本当に感謝申し上げます。
今回は名刺入れの風琴マチについてより詳細にお知らせ致します。
まずはこの名前の由来からお知らせします。手風琴(アコーディオン)のジャバラ部分に似ていることから“風琴マチ”と呼ばれています。細かいパーツを丹念に組み合わせていく手仕事ならではの技術になります。
あまりなじみのないこの風琴マチという技法は、日本伝統の技法になります。その特徴は、マチがあるにも関わらずすっきりとしたスタイリッシュさにあります。そうマチがあるのに薄いのです。もう一つの特徴は、出し入れのしやすさにあります。ひっかかることもなくスムーズに名刺やお使いの電子マネー(スイカ、イコカなど)を出し入れすることが出来ます。これは風琴マチの構造によるものです。マチがジグザグになっている通常の蛇腹マチと今回の風琴マチは似ているようで作りがまったく異なっているのです。風琴マチは、ジグザグの内側、通常谷と呼ばれる部分に仕切りがあり外側に折り込まれています。このため、商品の実際のサイズ幅が使える有効幅となり、スペースに余裕が出て名刺がマチに引っかかることもなくすっと取り出すことが可能な優れた機能性が特徴です。
このように機能性のメリットが高いのですが、製造するにはクリアすべき点も多くありました。まず型紙が複雑で数が多いのです。1つの商品を作るのに多くの型紙を作る必要があります。また、この形の異なる各型紙で抜かれたパーツを使うためより細かい手作業と技術が必要です。そしてもう1点高さや長さをきっちりした直線にする精緻さも必要なのです。しかも今回は初めて鉄染革を使っているので職人のチャレンジも必要でした。これらをすべてクリアしてお届けできることになったことを嬉しく思います。
この風琴マチの名刺入れは加工や縫製もしっかりと行っています。服部ならではのこだわりとしてオリジナルの新規型紙を作ることで多くの名刺を入れても、オリジナルのデザインのフォルムをキープできるようにしてあります。細かいところではありますが、デザイン細部へのこだわりも服部カバンの特徴です。
服部は常に使っていただく方の使い勝手を一番に考えて企画をし、心を込めてカバンと小物をお届けして参ります。これからもまだ募集は続いていきますので引き続きインスタ、フェイスブックなどSNSでの拡散にご協力頂けますと嬉しいです。日本の伝統が培ってきた風琴マチのこの名刺入れを一人でも多くの方にお伝え頂けると大変嬉しく思います。
引き続きよろしくお願い致します。
株式会社服部チーム一同