90%です。
目の前です。
宜しくお願いします。
さて、何か皆様に有用なコンテンツをお届けできないかと思いまして今回はアイスランドラムについて書かせていただきます。
私の知識と見解による物なのでそこはご容赦ください。
【まずアイスランドってどういう国?】
アイスランドという国は日本にはあまり馴染みはないでしょう。
地図で言うとイギリスの左上、日本とアイスランドの間に直行便はないためトランジットを含めてアイスランドの窓口ケフラヴィーク空港まで最短でも約15時間かかります。
アイスランドとは言いますが冬でも想像より寒くはありません。名前のイメージで行くと拍子抜けするかもしれません(ただし防寒はしっかりした方がいいです)。
人口約35万人ですが、そのほとんどが首都のレイキャビックに住んでいます。
国の特徴としてはとにかく広大な自然!
自然や島国で育まれた豊かな文化を活かし観光大国でもあります。
映画やドラマのロケ地としても多く使われており、あのスターウォーズのロケにも使われています。
そんな国で育った羊のことをアイスランドラムと呼んでいます。
【アイスランドラムとは?】
アイスランドラムが他のラムと差別化されている点は主に3つ
①アイスランドシープという世界でも希少な古代種である点
②アイスランドの広大な自然による自由な放牧
③伝統的なサイクルによる品質の安定
があります。
アイスランドという国はヴァイキングの入植が起源となっています。
その際に彼らは羊たちを連れていました。
この羊たちはアイスランドシープと呼ばれる品種であり、島国という環境のおかげで1100年間他品種との交配をしていません。
そのため世界での希少な古代種と言われています。
アイスランドシープは広大な自然の中に放たれハーブなどの野草や花、ベリーなどのうち好きな物だけを食べ好きなところを歩き回ります。
羊が生まれる4月、5月から8月の間にアイスランドを訪れることがあれば車の運転に気を付けてくださいね。
道に羊の親子が飛び出してくることは珍しいことではありません。
それぐらい羊たちは本当に自由に歩き回っています。
アイスランドでは伝統的に羊は9月の約1ヵ月間のみ収穫されます。
4月、5月に生まれ、9月に収穫されるという伝統的なサイクルにより、ラムの畜年齢は4~5ヶ月に限定されます。
これがアイスランドラムの品質の安定、赤身の旨味、脂の甘さに繋がっているのです。
そして9月のみの収穫ということは冷蔵で流通させることは非常に難しいということでもあります。
つまり、日本に流通するアイスランドラムは私の知る限り冷凍オンリーです。
しかし元々の品質の良さ、そして冷凍技術の向上により冷凍でも臭みが出ず、冷蔵と変わらない美味しさをキープしているので是非確かめてみてください。
【アイスランドの人々と羊について】
アイスランドの人々にとって羊はもっとも身近な家畜です。
人口よりも多くの羊がいると言われており、お土産としてウール製品は非常にポピュラーです。そして彼らは羊を一切無駄にしません。
スヴィズと言われる料理(検索注意です)がアイスランドの伝統食としてあります。
羊の頭を縦に2つに割り、焼いた物であり主にほほ肉や舌、目玉を食べます。
顔がそのまま残るので見た目は中々インパクトが…最近は若者が食べたがらないと聞きますがどうなのでしょうか。弊社のアイスランド人に聞いてみます。
他には睾丸や内臓なども余すことなく食べるのが厳しい冬を乗り越えるためのアイスランドの伝統です。
このように命を無駄にしないという考えは私たちも常に意識しなければいけませんね。
いかがでしたでしょうか?
私も勉強中の身ですが、アイスランドラムとアイスランドの素晴らしさが少しでも伝わればうれしいです。
この素晴らしいラムを皆様に是非体験していただきたいと思います。
余裕があればカナダビーフについてもお話しできればいいですね!