オープンしてまだ1年半ほどの『Café&barくりとくら』ですが、今回このようなプロジェクトを立ち上げるにあたり、改めてオープン準備のことを思い出しました。今回はオープン準備の中でも特に印象的だった店舗改装、DIY作業についてお話したいと思います。現在、くりとくらが入っている建物は、「昭和堂時計店」という店舗兼住宅だった建物です。この中に飲食店・宿泊施設・オフィス・住宅が集約されています。外観はとってもおしゃれなのでほぼ変化ありません。時計店の看板も先人の想いを残すため、そのままになっています。ですが内観は…劇的ビフォーアフター。DIY素人だったチームくりおこ4名が中心となり、時にはプロのお力、時には応援してくださっている皆様のお力をお借りしながら完成したお店です。怒涛の2ヶ月半にわたるDIYの記録をお伝えいたします。8月下旬、まずは不要な棚等を外し、床のビニールはがし、床磨きから始まりました。インダストリアルなイメージだったのでこのコンクリートの床はこのまま活かしました。床磨きはワークショップ形式で行い、町民の皆様がお力を貸してくださいました。カウンターの立ち上げはプロのお力をお借りしました。一気にお店らしい雰囲気が出て嬉しかったのを覚えています。お次は棚づくりです。栗山町の企業「木の城たいせつ」さんのキューブBOXをいくつも組み合わせ、お酒などを飾る一面の棚を作りました。他の壁面は自分たちの手で漆喰塗りを。こちらもワークショップを行い、お子さんにも漆喰塗り体験を、と町内のご家族などが参加してくれました。なかには、SNSを見て参加しに100㎞以上離れたまちから来てくださった方も!お店がオープンしたら自分が塗った壁を見に来てね、と約束をしました。そして作業も終盤にさしかかり、「木の城たいせつ」さんから購入した鴨居を再利用してカウンターの下や壁のアクセントとして貼り付けました。機材を搬入し、最後に栗山町の家具屋さん「KURIYAMA FUNITURE」さんの椅子などを配置して…今のお店が完成しました!文字にするととても簡単に感じてしまいますが、大変なことも多くありました…が、多くの方にご協力、応援をいただき完成したとっても思い入れの強い店内です。未だに壁の漆喰を見るたびにワークショップのことや協力してくださった方々のことが頭に浮かびます。今までも、これからもたくさんの方々に支えていただきながらたくさんの方に愛されるお店になっていきたいと思っております。まだ完全な営業再開はできていませんが、少しずつ、カタチを変えながらでもまた皆さんと「乾杯」できる日まで、この状況を乗り切っていきます!