2020/09/05 22:54

ご連絡が大変遅くなり申し訳ございません。皆様がいつも応援や気にかけていただいていることに本当に感謝いたします。Twitterでは文字数も限られておりきちんとご報告できないため、こちらの活動報告をご覧いただけると嬉しいです。

9/3(木)の手術は5時間ほどで終了しました。執刀医の先生もできる限りのことをして下さり、腱索を合計12本再建し、弁は切断することなく(切断することができないような異様な形状だったため)腱索の立て方できちんと閉じるように工夫して施術してくださいました。本日9/5(土)も面会へ行ってまいりましたが、今のところまだまだ不安がいっぱいです。

手術の後は、当日の夜から翌日夕方くらいまでが一番気を許せない時らしく、急変の可能性があるためなかなか「無事終了しました!」とは報告できず、皆様にはご心配をおかけしたことと思います。申し訳ございません。入院中はまだ合併症のリスクが下がらない限り安心できません。

9/3(木) 手術日

手術当日に先生のお話を聞けたのは夜の22時少し前でした。先生は当日2件の手術を予定されており、プラムの手術は1件目だったため、朝10時から始まり15時過ぎて終了したようです。

先生のお話は、「はっきり言って本当に大変でした。」というような一言から始まりました。今まで250件もの手術をしてきた先生にとっても、色々と経験したことのない不測の事態が起こっていたようです。

まず心臓を開けてみたらすでに内出血状態。こんなことは初めてだったようで、麻酔なのか、人工心肺なのか、または一旦心臓を止める薬剤の影響なのか、どうして開けたら内出血ということになっているのか、原因がわからなかったそうです。原因はわからずとも何か心臓がダメージを受けているということで、これは急いで手術をしないといけないとぼろぼろの腱索・弁を何とか修復し、心臓を止めていた時間は80分ほどに済ませたそうです。そしていざ大動脈から血流を流し、これが流れれば自然と心臓が動き出すだろうというところで、あれ?動かない。。。となり、電気ショックをするもなかなか動かない、もう一度、もう一度と3回やっても動かない。電気ショックはやりすぎると心臓がダメージを受けるため、一度そこで再び血流を止め、最初からやり直し、リセットしてもう一度心臓を動かしなおすことにしたそうです。そしてもう一度血流を戻しましたがそれでもやはり動かず、もう一度電気ショックを与えてもやはり動かない。この時は先生も本当に焦ったそうです。開けたときにすでに内出血でダメージがあり、電気ショックでさらにダメージを受け続けたら、、、と色々と考えられたようで、でもなんとか、やっとのことで動き出してくれたということでした。

プラムくらいの年齢で、病状もそこまで悪くなく、心臓を止めていた時間も80分と長くもない子で、こんなに心臓が動かないことは今までなかったそうで、その話を聞いたときは何とも言えない、胸が締め付けられるような気持ちになりました。

でも先生の話を聞く前の19時半頃に麻酔から醒めているプラムを見ていたので、頑張ってこっちの世界に帰ってきてくれたんだと涙が出そうになりました。

術後の面会の時は、まだボーっとしていてチューブなども繋がったままということもあり、ずっと伏せの状態で目はつむり、たまに開けてはまた眠そうにしていて、飼い主に会ってあまり興奮させてはいけないからと遠目からしか見れませんでした。体全身の力がないようで舌が横にはみ出したままでした。

この日は先生も泊まり込みで何かあれば対応してくださるということでしたが、何かあった場合には電話をしますということで、その晩は携帯が鳴らないことを必死で祈りながら、私自身疲れているのに寝るに寝れないような夜を過ごしました。

9/4(金) 術後1日目

朝になって電話がなかったことに安堵してはいましたが、まだ術後1日目の9/4(金)中は急変があるかもしれないと気が気ではなく、また13時頃面会に行きました。

この時の先生の話では、前日の夜に少し不整脈があったが、今はなくなっていること、その日の朝には早くも自ら水を飲んでいたこと、手術のために毛を剃った部分の皮膚が異常に赤くなっており原因がわからないが、アレルギーではないかといったことを言われました。この時は術後初めて触らせていただきました。プラムは今会いに来てる飼い主の事をわかっているのかと聞いてみたら、ボーっとしているがわかっているだろうと言われました。

その後、術後の心臓のエコーを見せていただきましたが、逆流はまったく無くなったそうです。そう考えると手術は成功と言えるかもしれません。

ですが、手術中に予期せぬ事態があれこれ起こったことを考えても、これから毎朝血液検査をしていく中でいろいろな値を観察し、血栓、感染症、合併症などの症状が出ないかを診ていくということです。

この日も面会の後は、まだまだ夜まで体調が急変しないか不安でたまりませんでした。

9/5(土) 術後2日目

本日、片道2時間かかる道のりを、早く会いたくて会いたくて、またまた途中で電話がかかってこないことを願いながら病院へ向かいました。

プラムの酸素室まで連れていかれたらすでに扉はあけられており、昨日はなかったカラーを今日は付けられていました。おそらく傷口を舐め始めたのだと思います。最初は背中をこちらに向けて伏せの状態でしたが、私の声が聞こえたのか、振り向こうと起き上がりこちら向きにお座りしてくれました。まだ皮膚が赤く少しボーっとしているようでした。

ここで先生から不安な言葉を聞きました。今日のプラムは、ご飯をあげてみても全く食べず、昨日の状態から見ても回復のスピードが遅く感じる、動きがあまりない、ほとんどずっと寝ている、というようなことでした。今朝の血液検査の結果を見ても特に問題と思われる数値はなかったので、おそらく個体差の問題で今後回復してくるだろうとのことでしたが、ご飯を食べないことが気にかかりました。そこで手でドッグフード一粒一粒あげてみると、食べてくれました。それを見た先生も驚いていましたが、少し食べると、もう要らない、とそっぽを向き食べなくなりました。食べるかどうかわかりませんでしたが、おやつも持って行ってたので交互にあげてみました。すると少しずつ食べてくれました。でも私の手からしか食べず、自らお茶碗のドッグフードを食べようとはしませんでした。

明日9/6(日)もまた面会に行く予定です。

手術の日からまとめて数日分の報告で長くなってしまい申し訳ございません。

また時間ができましたら報告させていただきます。