私たちの地元いわき市では、お盆にはじゃんがら念仏踊り(じゃんがら)を踊ってご先祖の供養をいたします。独特のリズムを刻んで踊るじゃんがらは、いわき市の無形民俗文化財にも指定されています。
いわき回転やぐら盆踊り会場でも、毎年開始前にじゃんがらを奉納します。
昨年の第61回いわき回転やぐらの1日目8月14日、従来だと17時に花火と共に供養のじゃんがらからスタートするのですが、16時30分頃から雲行きが怪しくなった為スタートを15分早めることになりました。
地元「宮小学校」の子供じゃんがら念仏踊りからの披露となります。
しかし、太鼓と鐘が鳴り響く中ポツリポツリと無情の雨が降り始め、次第に本格的な雨となってしまいました。その中でも子供たちは音を止めることなく必死に踊り太鼓と鐘を鳴らしていました。
そんな状況を見守っていた観客の皆さんは、子供たちの純粋な姿に感動し、中には涙を流していた方もいらっしゃいました。
きっとその場にいた皆が、じゃんがらがご先祖様の供養の為に踊るという事と郷土の芸能であるという事の大事さを共有出来たのだと思います。皆その場を離れず大きな拍手を送っていました。
じゃんがら念仏踊りは、今年も盆踊りの前に奉納されますので、ぜひ会場に足をお運びいただきご覧になって下さい。