しぇあひるずヨコハマでは、敷地整備に先行してアパートの躯体工事をまもなく開始いたします。
それにともなって、旧住民が部屋に置いていった残留品を片づけつつ、欲しいものがあれば持っていってもらうという地道なワークを続けています。先日おこなった「お宝山分け!お片付け大作戦」では、1日を通じて10名に集まって頂き、かなり大がかりな作業を実施しました。
何十年も倉庫状態だった部屋からは、いろんな品が出てくるわけですが、特に目をひいたのが畳よりも大きい、たくさんの「油絵」でした。あまりの数の多さに、とりあえず外に並べていたところ、後半は近所の方もやってきて「青空展覧会」になりました。
これらの絵は、神奈川区文化協会会長である古川 益弘さんが20年ほど前まで描いたもので、もともと古川さんが住んでいた部屋が、年月の経過とともに物置きと化し、ついに巨大な絵を持っていく場所の宛てもなく、放置されていたものです。
この状況を「神奈川区地域づくり大学校」の集まりに参加していた二宮区長に直接相談したところ、ぜひ一度現地を見てみたいという話になり、3日後には池澤副区長とともに、しぇあひるずヨコハマにお越しいただきました。
さすがにすべての作品の引き取りは難しいですが、本日、地域振興課の方2名と古川さんに再度絵を確認していただき、特に価値の高い3点について、区役所が管理することになりました。具体的にどこに飾るかは決まっていませんが、地域の共通の財産を活かしてほしいと考えています。
そして、こういうストーリーが詰まった場所であることを再認識しつつ、クラウドファンディングも公のために役立てていきたいと思います!