みなさま
こんにちは。すっかり梅と枇杷の季節になっておりますが、いかがお過ごしでしょうか?さまざまな制約の中で、変化へのお心配りされていることお察しいたします。
みなさまのお力を借りて構築し、評価報告書やパンフレットも整い2020年は各地で展開予定だった「あしおとの輪」プログラムですが、新型コロナ感染防止対策により、リスクの高い障害のあるメンバーとともに移動して生身のセッションを行うことは難しくなってしまいました。緊急事態解除後の現在も、多くの福祉施設は通常通りではなく、午前午後分散通所や外部交流を自粛することで、少しでも日常を戻せるように、気を配られています。
私おどるなつこはたっぷり時間のできたこの3ヶ月に、2017〜2019年メッセンジャー事業の事例報告を「アート×福祉」の観点から振り返り、アーカイブしてきました。https://note.com/odorunatsuko
一部有料パートになっておりますが、そちらには関連書類なども上げてあります。もしご興味ございましたら是非ご覧ください!
この期間、あしおとでつながろう!プロジェクトでは、関わる方々へ状況調査を行い、在宅ワークのメンバーができる仕事を依頼したり、続けてきたタップを喪失しないため、そして新たなレパートリーのための「おうちでタップ」動画配信など、水面下の活動を継続してきました。
冒頭写真は、地域作業所に依頼した簡易タップシューズ“おとたび”の前後左右がパッと分かるためのマークの刺繍。下記のリンクは、緊張が強くて、現場には参加しづらいけれど、外の世界へ強い興味をもっているタップメンバーに依頼した、活動記録スライドショーです。映像には入れ込めませんでしたが、概要欄にこれまで応援いただいた方々を記載させていただいております。
依頼した作業以外にも、会えないでいる期間が伸びるにつれ、障害のあるメンバーとの絵手紙交換などがおこりました。また、ある施設とは4月5月とオンラインタップセッションを行い、画面越しの方が参加しやすい方もいることなども確かめられました。
教育機会の均等から、子どもたちにタブレットが配られwifiへの配慮も実現していくようですが、例えば自宅ではなくグループホームに暮らす方々は、外出もできずインターネット環境もなく(抑制されており)、テレビ以外の情報源がありません。他者と出会うきっかけを得られるのは福祉施設だけという方が多くおられました。
さまざまなことを考え合わせ、現在私たちは「デジタルギフト あしおとの輪」という新たな方法での地域交流プログラムに着手しているところです。「あしおとの輪」の目的をかなえていくため、アナログの良い点でもあり弱点であった部分を、デジタルな技術でプラスに転じていこうと考えているところです。
また、進捗お知らせしてまいりますので、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします!
みなさまの健やかな毎日を、一同お祈りしております!