子どもたちの大好きな園舎に『木の天井』をつけたい！

こんにちは。NPO法人もあなキッズ自然楽校です。

私たちもあなキッズ自然楽校では、神奈川県内5カ所の保育施設、学童保育施設の運営、小学生の自然体験プログラムを行い、0歳から12歳まで自然環境を活用して「子供の生きる力」を育む保育を行なっています。

その保育施設の一つである「めーぷるキッズ」は3歳児から5歳児が通う認可外保育施設。住宅や商業施設が多く立ち並ぶ横浜市都筑区の港北ニュータウンにあります。

そんな住宅地の中にある豊かな環境で私たちは保育をしています。

今回のクラウドファンディングでは、森のようちえんスタイルを実践する「めーぷるキッズ」の天井を木質化し、子どもたちが過ごしやすい保育環境を整えたいと思います。どうかご支援よろしくお願いいたします！

私たちの紹介動画をご覧ください！

＊「映像で見るもあなキッズ自然楽校」

子供の生きる力を育む「森のようちえん」って？

＊最寄り駅から少し歩くと、このような自然豊かな風景が広がります。

「森のようちえん」という保育スタイルを知っていますか？

子どもたちが自然の中で遊び、さまざまな体験を通して、『生きる力（考える力・行動する力・コミュニケーション力）』を身につけられるようにすることを大事にする保育スタイルです。「めーぷるキッズ」では晴れの日も雨の日も、子どもが主役になって外で遊びます。

大人は子どもたちの育つ力を信じて、待ち、見守り、子供たちの主体性を最大限に尊重することを大切にしています。そんな「森のようちえん」スタイルを取り入れる私たちは、自然の中での体験が子どもたちの生きる力を育むと信じ、自然体験活動を通じて「未来を創る」子どもたちの育成に努めています。

「めーぷるキッズ」の朝は、子どもたちの話し合いから始まります。

今日はどこへ行き、何をして遊ぶのか。

みんなで意見を出し合い、天気を見ながら考えます。

公園では、手足やお尻をドロドロにして遊んだり、生き物を触ってみたり、風を感じてゆっくりした気分になったり、昨日登れなかった木に挑戦したりして、自然の中での時間を過ごしています。

それぞれのやりたいこと、それぞれの気持ちを尊重することを一番大切にしています。

先日は、年長の子どもたちの「サッカーがしたい」という気持ちに応えて、折りたたみ式のサッカーゴールを購入しました。

木の天井で、子どもたちの毎日を豊かにしたい！

2015年、「めーぷるキッズ」は、FAAVOでご支援いただき、国産木材を用いた木育空間を作ることができました。子どもたちは毎日木に囲まれて健やかに成長しています。ご支援いただいた皆様には心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

＊現在の「めーぷるキッズ」園舎の様子

そして今回、「めーぷるキッズ」の木育空間の最後の仕上げとなる「天井」の工事に取り掛かろうとしています。

現在の打ちっ放しコンクリートは音をよく反射する性質を持っているため、子どもたちの元気な声が保育空間に響きすぎてしまっています。保育園という施設で天井として使用するには非常に不向きな材質です。

先生や子どもたちそれぞれの声が聞き取りづらく、常に大きな声を出さなければならないため、落ち着いた気分の子どもと活発な気分の子どもが同じ空間で過ごすには、快適な場所になりきれていないのも課題です。

そこで今回、国産木材使用の吸音性に優れた木の天井を設置し、子どもたちの繊細な耳にも優しい環境を作りたいと思っています。

どんな気持ちの子どもも楽しく過ごせる保育空間を完成させ、子どもたちがのびのびと穏やかに過ごせる空間を作ります。木の天井は、低い仕切りのめーぷるキッズの園舎をより効果的な保育・木育施設にさせてくれることは間違いありません。

天然素材に囲まれた保育環境を子どもたちに！

保育施設は、大きく「認可保育所」「認証保育所」「認可外保育施設」の3つに分類されています。

「認可」を受けるためには国が定めた設置基準をすべてクリアする必要がありますが、めーぷるキッズは自由な保育環境を確保するため、あえて認可を受けないことを選択しました。

認可を受けないことによって、みんなで公園でおにぎりを食べたり、毎日元気に遊びができるのです。私たちがこの森のようちえんスタイルの活動にこだわっているのには理由があります。

「遊び」は子どもが生まれながらにして持っている能力を引き伸ばすのに欠かせないものです。友達と遊ぶことで、自己探求や自己主張する力、さらに社会性を発達させます。

私たちの園では、子どもたちは自然の中でとことん遊び、「気づきや発見」を繰り返して成長していきます。自然への敬愛や豊かな感性を育みながら健康で強い体を作り、未来を創る「生きる力」をもった子どもたちを育てます。「天然素材」と触れ合うことが、心と体を育むのです。

そのため、「めーぷるキッズ」を含むもあなキッズの保育園は、「食育」と同じように、天然素材による「木育」にも力を入れています。国内や地域の木を使用した空間で生活することによって、「人」と「木や森」との関わりを考えることに繋がっていくと思っています。内装と家具類は国産無垢材を使い、接着剤を使用しない昔ながらの大工仕事で仕上げることで、有害物質が一切出ない室内環境を実現するなどしています。どの園も木の香りでいっぱいです！

＊もあな保育園の園舎。徹底した木育空間での保育を行なっています。

また、めーぷるキッズの天井工事にあたり、木育を推進する保育施設として、天井の木板選びも慎重に行いました。使用するのは、木毛セメント板「Leno Wood(レノウッド)」というものです。木毛セメント板は吸音性が高く、耳に優しい内装材としてヨーロッパで100年以上にわたって使用されてきました。その中でも、Leno Woodは原材料をヒノキ・セメント・水のみとし、使用材木は国産ヒノキの間伐材100%の木毛セメント材です。更に、耐火性、防カビ性、消臭・調湿の機能があり、子どもたちが長い時間を過ごす保育園で使用する天井板として、最適なものを選びました。

改修スケジュール

2019年のゴールデンウィーク中に施工を行い、休暇開けにすぐ子どもたちが戻ってきます。

4月28日（日）天井の取り付け作業開始

5月5日（日）作業終了予定

支援金の使いみち

今回皆様からいただいたご支援は、天井工事費の一部に充てさせていただきます。

お返し品について

ご協力いただいた皆様に感謝の気持ちを込めて、様々な贈り物をご用意しております！　

 詳しくは、当ページ右の「支援コース」よりご確認ください。

・ご支援いただいた皆様に、私たちから心を込めて「ありがとうメール」をお届けします！

・もあなキッズ自然楽校「海外研修報告書」3冊セット

①「子どもの遊べる”まち”をつくろう！プレイワークとストリートプレイをたっぷり学ぶイギリスツアー2015」

こども遊び環境に関する視察と、支援団体を訪問しました。（30ページ、通常価格¥500）

②森のようちえんスタディツアー2016～デンマークの教育の魅力に迫る旅～」

森のようちえん発祥の地であるデンマークにおいて、森のようちえんの視察および地域幼保園を視察しました。（30ページ、通常価格¥500）

③「Denmark Study Tour 森のようちえんスタディツアー2017～デンマークの教育の魅力に迫る8日間～」

2016年の視察園以外に新たな森のようちえん施設を訪問した追加版として発行しました。（10ページ、通常価格¥200）

・こどもみらいフェスティバルコラボ企画・めーぷるキッズ10周年＆天井完成記念

　うれしたのし人形劇団「人形劇とコンサート」チケットのご用意

ストーリー・テラー(お話を伝える人)、井上由利子が製作する手作り人形と、生演奏による創作人形劇。 ルーツ音楽のひとつ、ブルーグラスはアメリカ、アパラチア山脈南部に根付いている伝承音楽です。それはおじいさんやおばあさんからその孫まで、家族や地域の人たちに受け継がれてきた音楽です。 森や林に囲まれた生活の中では、自然と共生すること、音を楽しむこと……、暮らしの中に様々な生きる糧があります。 人形劇団「うれしたのし」は、そんな草の根の暮らしを愛する井上由利子が創るブルーグラス音楽と手作りマリオネットとの人形劇です。 三郎(夫/バンジョー)とゆい子(娘／ギター)、そしてその仲間がサポートします。家族で伝承する人形劇を音楽と共にお楽しみください。（うれしたのし人形劇団紹介ページより引用）

・木のお箸

　小田原のサワラの木を使用した、木肌が暖かいお箸を進呈いたします！

・熊澤酒造株式会社様の「湘南ビール」

　私たちもあなキッズ自然楽校は、熊澤酒造株式会社様と協同し、神奈川県茅ヶ崎市で「企業主導型保育施設」を運営しています。湘南ブランドの中でも有名な湘南ビールの味をぜひお楽しみください。

人と森の未来をつくる森のようちえんを一緒につくりましょう！

私たちは、これからの時代を生きていくために大切な「豊かな感性」と「自分の町を思う心」を持った「未来を創る」子どもたちを地域で育むことを大切にしていきたいと思っています。そして「めーぷるキッズ」では、自然の中や木の園舎ののびのびと過ごせる空間を用意し、子どもたちの生きる力を培っていきます。

人と森の未来を作る保育施設「めーぷるキッズ」へ通う子どもたちと豊かな森のために、ぜひご支援をお願いいたします！

また、認可外保育施設や森のようちえんを取り巻く現状と木育の活動へご興味を持っていただけたら幸いです。

『理事長 関山からのコメント』

こんにちは。NPO法人もあなキッズ自然楽校、理事長の関山です。

この10年、乳幼少期教育の重要性と自然との共生の再認識が、“森のようちえん”という活動を通して、その善さが全国に広がりつつあります。私たちは、横浜のビルテナントにある園庭の無い認可外保育園にて日々保育を行ない、地域の自然環境を活かした森のようちえんの活動をしています。

さてみなさん、保育園には認可保育施設と認可外保育施設があることをご存知でしょうか。

国が設けた基準を満たす認可保育施設には公的補助がありますが、認可外保育施設にはそれがありません。自由な保育スタイルを望み認可外保育施設を選んだ私たちのような施設は、保育環境を全てを自分たちで賄う必要があります。

このような状況下でも、私たちの園に通う子どもたちに対してより良い室内環境を実現すべく、今回のクラウドファンディングに挑戦します。

また、この10月よりはじまる幼児教育無償化は、認可外保育施設は無償化対象ではありません。私たち認可外保育施設にとって厳しい状況が待ち受けていると、強い危機感を持っています。

この問題に関して、レポートに詳しく書かせていただきますので、ぜひご一読ください！

今一度、これから子ども達のために無償化にならない施設や実体があることを知っていただきと思っています。どうかご支援よろしくお願いいたします！

お問い合わせ先

NPO法人 もあなキッズ自然楽校

TEL：045-342-8389

info@moanakids.org