2019/05/12 14:25

 クラウドファンディングに挑戦することになったきっかけを質問されることがありますので、このプロジェクトに思い当たるに至った経緯を数回に分けて書いていこうと思います。


【4.カッターナイフでは綺麗にできない】

 さて、姿絵管理に挑戦すると、ほとんどの方が最初にぶち当たる壁があります。気にしない方もいますが、気になる人は気になって仕方がない。
 それは、硬質ウレタンフォームを切ることが、カッターナイフでは綺麗にできないということです。特に曲線の加工は、難易度がさらに増します。

 前回のレポートでもご紹介したように、私たちは3S(整理・整頓・清掃:さんえす)を学びながら、姿絵管理(形跡管理)を学びました。
 硬質ウレタンフォームに、しまいたい物の形を写し取って切り抜き、そこに物をしまいます。そこに納まる形をした物しかしまえません。

 試しに硬質ウレタンフォームの加工を手作業でやってみると、カッターナイフが上手に使えず、なかなか満足のいく出来にならない、という悩みを耳にしました。
 3S講座で一緒に学んでいる会社のみんなから、そんな声が聞こえてきたのです。なるほど、なるほど・・・。

困りごとを解決してあげればいい。
そのために、3Sを学んで実践している人を観察したり、直接聞いてみたりするといい。
どこにビジネスチャンスがあるか、アンテナを張るといい。

そうだ!

3S講座で一緒に学んでいる会社のみんなに、姿絵管理のウレタンを作ってあげたら、喜んでもらえるかも!

 うちの会社は製造業で、ケースの内装を作るために普段から硬質ウレタンフォームの加工をしているので、皆さんより比較的上手に加工できます。手先の器用なメンバーがいるからです。

 本業を生かして、自分たちの得意な分野で、人の役に立てることは、私たちにとってこの上ない喜びです。
 私たちが経営理念で目指している姿「お客様の引き立て役として最大限の努力をし、名脇役と言っていただけること」ができるかも知れません。

 居ても立ってもいられなくなってきました。本業を生かして何か貢献できるかも。

 そしてもう一つ、社員さんたちが家で何やらやり始めています。何だろう・・・?


最後までお読みいただきありがとうございます。
続きはまた明日・・・。