こちらはすっかり雪です。もう道路にはうっすらと積もっています。
このプロジェクトについて、事前に相談させてもらっていた山岳カメラマン平賀淳さん(山梨県出身)から応援メッセージと写真が届きました! ここに掲載し、ご紹介いたします。
めだかの学校プロジェクトに寄せて
カメラマンとして世界最高峰のエベレストをはじめ世界中の山々を訪れてきましたが、幸運な事に私にとって山は、とっても身近な存在でした。山梨県に生まれ、世界の名峰に劣らない山々に囲まれた環境で育ったからです。富士山、南アルプス、八ヶ岳、奥秩父の山々。他にも低山ですが個性豊かな山が、「すぐ、そこ」にある。技術とやる気があれば、いつだって登山やハイキングができる「環境」にあります。この環境こそ、宝だと思っています。
そして、私はこの素晴らしいフィールドに出会うきっかけを15歳の時に得ました。それまでは、山があっても登るきっかけがなかったために、山の魅力や素晴らしさを知る由もありませんでした。ところが、進学した高校に山岳部があり、担任の先生の勧めで山岳部に入部してからたくさんの山の素晴らしさを知り、多くの経験をさせてもらいました。
だれだって、きっかけがなければ、物事をスタートする事は容易ではありません。
児童養護施設「めだかの学校」が2008年から取り組む1日登山。素晴らしい試みだと思います。山や自然の素晴らしさを知る大きなきっかけになる事と思います。そして自分自身の成長の糧になる機会だと思います。是非、コツコツと活動を継続してもらいたいです。登山の成果は、きっと子供達の表情に表れているでしょう。先生や仲間の子供達みんなで同じ頂きを目指して山頂に立った達成感は格別だと思います。
一方で、1日登山にも不足しているものがあると聞いています。子供達が使うきちんとした登山グッズであったり、サポートスタッフの人員不足であったりと、安全な登山に必要な費用捻出に苦労しているとのこと。今回、新たにクラウドファンディングという支援方法で少額支援が可能になりました。仕組みもシンプルなので、是非、みんなで参画し、子供達の夢と希望を支援し、ともに未来を作っていきましょう。子供達の新しい未来につながる「きっかけ」を、新しい支援の仕組みで、「1日登山」がこれからも続いていく事を願っています。
平賀 淳
エベレスト・サミッターからの応援メッセージ、たいへん心強いです。引き続き頑張りますので、皆様のご支援をお願いいたします。