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縄文と現代をテクノロジーで繋ぐ!スーパー土器プロジェクト

“スーパー土器プロジェクト”は、山梨に眠る『縄文』文化というリソースを日本中に、世界にむけて発信していくプロジェクト。3Dスキャンや3Dプリントといった最新のテクノロジーを使用し、日本最古のアート縄文土器を現代アートとして蘇らせます。

現在の支援総額

308,000

123%

目標金額は250,000円

支援者数

25

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2017/10/06に募集を開始し、 25人の支援により 308,000円の資金を集め、 2017/11/25に募集を終了しました

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縄文と現代をテクノロジーで繋ぐ!スーパー土器プロジェクト

現在の支援総額

308,000

123%達成

終了

目標金額250,000

支援者数25

このプロジェクトは、2017/10/06に募集を開始し、 25人の支援により 308,000円の資金を集め、 2017/11/25に募集を終了しました

“スーパー土器プロジェクト”は、山梨に眠る『縄文』文化というリソースを日本中に、世界にむけて発信していくプロジェクト。3Dスキャンや3Dプリントといった最新のテクノロジーを使用し、日本最古のアート縄文土器を現代アートとして蘇らせます。

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!!目標金額達成!!

 皆様の温かいご支援を受けまして、

当初の目標金額が達成されました!

まずは厚くご御礼申します。

ありがとうございました。

 

そして

 さらなる製作と、山梨県の縄文土器3Dデータの活用を目指して…

 

ネクスト・ゴール

¥650,000

 を目指します!

 

<次なる目標>

 次なる目標は、山梨県一の沢遺跡から出土した縄文土器の3Dデータを元に制作した作品を3Dプリントし、具現化することです。

 

一の沢遺跡出土の縄文土器

 

作品は「五頭龍大神」。すでに3Dのデータは完成しているので、コンピュータ内で作成したイメージ図を掲載します。これがこの世に具現化するかは皆様のご支援にかかっています。

 

『五頭龍大神』レンダリングイメージ

 

5つの頭を持った竜神様です。

ボディー部分の形状に縄文土器の3Dデータを使用しています。

頭、縄文をベースにしながらもウルトラマンの怪獣のような、ジャパニーズ・サブカルチャの影響を作品として昇華しています。

内側は縄文曼荼羅になっています。壺中天。

 

作品が出来上がったら

もし、皆様のご支援で目標金額が達成された場合は、3Dデータを3Dプリントし、作品にします。そして、県内で展示の上(場所、企画未定、決まり次第お知らせいたします)最終的には五頭龍大神が祀られる、神奈川県鎌倉市の龍口明神社に奉納しようと思います。

奉納の際には支援者様全員のお名前を目録に記載させていただきたいと思います。


龍口明神社リンク:

http://gozuryu.com/gosaishin.php

 

何故山梨の土器を鎌倉に?とおもわれるかもしれません。

縄文土器のスタイル(形や文様)を見ると、山梨の土器と神奈川の土器で共通している部分が見つかったりします。縄文人は広い範囲で交易しながら、自分の地域のアート(縄文)も見せあったり、自慢しあったりしたのではないかと僕は考えます。お互いの文化を尊重しあっていたからこそ縄文時代は10000年以上にわたって、平和で高い芸術性を誇る時代になったのだと思います。

 この作品「五頭龍大神」では、そうした縄文時代の文化の伝播、交流を形で示すと共に、平和とアートのメッセージにもなっています。

 残り10日(現11/15時点)と期間は短いですが。

皆様のご支援をお待ちしております。

 

↓以下、最初の時点のプロジェクト解説↓

 

日本の中心?

 

今から約5000年前、山梨県が日本の文化の中心だった、と言ったら多くの人が驚くでしょうか? 5000年前は縄文時代の中期にあたり、八ヶ岳南麓や、甲府盆地周辺の山裾に多くの縄文人が暮らしていました。山梨県からは多くの縄文遺跡や優れた縄文土器・土偶が多数発掘され、この地がかつて文化の中心地だったことをうかがわせます。(なぜ縄文がすごいか?なぜ縄文文化を発信することが大切か?に関してはページの後の方にある追記を御覧ください)

 

スーパー土器プロジェクト!

 

『スーパー土器プロジェクト』は3Dプリントアート土器作品を創り出すプロジェクト。そのアート作品を発信することにより、山梨県の縄文文化の素晴らしさを世界に伝えていきます。

 

※『縄文リソース化構想』プロジェクト(=僕の中での将来的プロジェクト)としては、将来的に縄文フェス等を行い継続的に“縄文”を発信。山梨県の観光、教育、文化資源にします。

 

 

上の図をQ&A形式でもう少し解説したいと思います。

 

 

Q:何故“縄文文化”を発信する必要があるのでしょう?

 

A:縄文時代は、自然と共生したアニミズムの精神に基づいた文化を持った時代であり、日本人の自然観、アート観、文化の根幹をカタチ作った時代でした。縄文文化の重要性は土器や土偶にみられる高い芸術性だけでなく、それが一万年以上に渡って続いた平和な時代だったというとことにあります。文化の差異を認める多様性が平和な縄文時代のキーワードです、そしてそれは戦争や紛争の絶えない現代社会への重要なメッセージです。

 

Q:何故山梨から“縄文”を発信するのでしょう?

 

A:山梨県は縄文中期の文化の中心といえる土地で、質・量とも充実した土器・土偶が発掘されています。土器文化としての古さの観点からも、芸術的な観点からも山梨の縄文文化は世界に誇るべき文化です。これを山梨県から発信していくことは、県にとっての観光/教育/文化的なリソースになります。

 

昨今“地方創生”が謳われていますが、本当に魅力的なマチを創るにはその土地々々の歴史・文化に根ざした独特なカルチャーをつくらなければなりません。山梨が持つ縄文というカルチャー・コンセプトは地域の活性化にも役立って行きます。

 


 

【手法】

“縄文を地方のリソースにする”といってもアプローチは色々あるかと思いますが、僕自身はアーティストなので『スーパー土器プロジェクト』もアートのアプローチをします。それは…

 

縄文×デジタル×アート

 

手順を順番に説明していくと…

 

本物の縄文土器を3Dスキャン(現実世界のカタチをスキャン、デジタル化して、データとしてコンピュータに取り込む)。今回使用したものは釈迦堂遺跡出土の水煙紋土器。高さ70cm以上ある精巧で大型の土器です。3Dスキャンは山梨県立産業技術センターが行ってくれました。

 

 

ちなみに山梨県立産業技術センターでは『山梨デザインアーカイブ』というサイトを作っており、他の縄文土器の3Dデータも自由に利用することができます。

 

3Dスキャンした形状をCG(コンピュータ・グラフィック)ソフトを使い加工していきます。

 

☆本物の土器の形状を改変することはできませんが、デジタル化すれば、本物と同じカタチを改変・改良することができます。

 

 

4つある突起の、向かい合う2つを削除

 

そこに、僕が制作したカタチを付け加えます。

付け加えるカタチは、サブカルチャのロボットや怪獣からの影響を一度解体し、抽象的に構成しなおした形状です。現代のサブカルチャが縄文文化のアニミズム的子孫というコンセプトをカタチで表しています。

 

3DCGで形状が完成したら、それを3Dプリントします。縄文という太古の文化と、3Dプリントとという最新のテクノロジーを合わせることにより、誰もみたことがない作品/新しい価値観を産み出します。

3DプリントはDMM+iJet様が協力してくれています。

 

 

皆様に支援してもらったお金は…

 

FAAVOを通じて皆様に支援していただいたお金は主に3Dプリント費として使わせていただきます。

『スーパー土器プロジェクト』は“作品”を作り上げるプロジェクトですが、単に“モノ”をつくるのではなく、モノを創ることを通じ“文化”を創ることを目的としています。

 

その為には粘り強い継続的な活動が必要であり、お金が必要になってきます。このプロジェクトに支援することは山梨県に縄文に根ざした未来の文化を創ること、と考えていただければ幸いです。

 

今回はすでに前述したDMM+iJet様のご協力により3Dプリントは出力済みです。しかし、企業さまに頼っているばかりではプロジェクトは続かないので、制作費は少なくとも半分はカヴァーしたいと思い『スーパー土器プロジェクト』を立ち上げました。

 

 

 

作品の出展先

前述のとおり、作品はすでに出来上がっております、この作品を通じて縄文文化を広めるための出展先としては…

 

①県内個展

 

山梨県甲府市にある元麻布ギャラリー様のご協力で県内展示を行うことになりました。『Quantum Reality-量子現実‐』をはじめとした3Dプリント土器作品、その他僕の3Dプリント作品を展示します。11月11日~11月25日。

 

FBイベントページもチェックしてみてください:

https://www.facebook.com/events/233855013807850

 

元麻布ギャラリー甲府:

http://www.motoazabu-gallery.com/gallery/

 

 

 

②ARTs of JOMON -Hyper Subculture-

 

私が代表を務めるNPO法人JOMONISM企画のアート展、ARTs of JOMON -Hyper Subculture-がマレーシア、クアラルンプール、ISENTAN Lot10、イベントスペースCUBE1で開催されました(2017年 6/17-8/13)。本作品『Quantum Reality-量子現実‐』も展示を行い、好評を博しました。

 

 

ARTs of JOMON FBページ:

www.facebook.com/ArtsOfJomon/

 

ARTs of JOMON -Hyper Subculture- ホームページ:

http://www.cube1kl.com/arts-of-jomon/

 

 


ARTs of JOMON -Hyper Subculture- from Taketo Kobayashi on Vimeo.

 

③県内外の考古館、博物館、その他施設様から要請があれば、作品をお貸し出しいたします。国内外とわず、山梨の縄文の素晴らしさを伝えていきます。

 

 

 

 

  

 

追記:

何故縄文か?

 

「縄文」というと、歴史の教科書の一番最初のページに1ページ分ぐらいしか載っていない、ひどい時には歴史の教科書から消えていた時期もあったようです。実際は今から約15000年前、最後の氷河期が終わったぐらいから始まり、今から約3000年ぐらい前まで、大陸から稲作が伝わりそれが徐々に西から日本中に広まっていき、時代はグラデーション状に弥生時代になっていきます。

 

その間なんと一万年以上。日本の“歴史”のほとんどが縄文だったと言っても過言ではありません。

 

大事なのは長さだけではありません。

 

ポイント①

縄文時代の遺跡からは(今のところ)大規模な戦闘の跡が見つかっていません、つまり縄文時代は一万年以上の永きにわたって戦争のない平和な時代だったのです。

 

ポイント②

縄文時代の人々は、土器・土偶に代表される高い芸術性を誇る器、像を作っていました。土器の紋様が何を意味しているのか?土偶がなんの目的で作られたのか?究極的には“推測”することしかできないのですが、縄文人の自然や生命に対する“祈りのカタチ”であることは間違いないかと思います。

 

15000年前から始まった縄文文化は世界最古クラスの土器文化という側面から、その造形性の高さから世界から注目を集めています。2009年に大英博物館で行われた『Power of Doguー土偶の力ー』展は約8万人を動員しました。

 

ポイント③

縄文時代/縄文土器のもうひとつの特徴は“多様性”とその“交流”にあります。縄文中期には、縄文土器/土偶の造形は最も複雑さ、精緻さを極めました。有名な新潟の火焔土器(馬高式)。山梨・長野の水煙紋土器(勝坂式、曽利式等)。東北の大木式等、地方により特色がありスタイルが多様なのが特徴です。地方の考古館をまわって土器・土偶を見ていると、例えば、新潟県はほとんど火焔土器一辺倒なのですが、その中にも水煙紋土器の様式をちょっとだけ取り入れた、いわば“実験的作品”のような土器があり、アーティスト同士が交流していたのかな、と想像したりします。また物的にも長野県産の黒曜石や、糸魚川産(新潟県)のヒスイが、青森県の遺跡で発見され、広い範囲で文化とモノの交流が行われていました。

 

文化の差異を認め、お互いにリスペクトしあっていたからこそ、多様な文化が花開き、ひいてはそれが一万年以上わたる平和な時代を創ったと信じています

 

ポイント④

現代に伝わるアニミズム。縄文人は、ヒトに恵みを与え、時として驚異にもなり命を奪うこともある自然の力を畏れ敬っていた。山や空、樹や岩、野の草の一本一本にまで宿るその力を信じるアニミズム的思考/感覚は縄文時代に形作られたといえるでしょう。弥生時代になり、農耕が始まるとその考え方は、大地を耕しそこから利益を得るという在り方にシフトしていきましたが、アニミズム的な思考は完全に駆逐されてしまったわけではありません。『八百万の神』という言葉に表される、全てに魂が宿るという考え方/感覚は、日本人の感覚/文化の基礎を作り、外国から伝来した様々の文化や宗教も取り込み、今日まで生き続けています。現代日本のマンガやアニメなどのサブカルチャも、その底流を流れるエネルギーの一つの噴出であり、アニミズム的と現代的な感覚の融合がユニークな文化を創り上げ、世界的にも評価されているのです。

 

山梨の縄文のスゴイところ

 さて、冒頭でも書きましたが山梨県は縄文中期にはその文化の中心地の一つでした。他の地域でも様々なスタイルが花開いた多様性が縄文全体の素晴らしさではあるのですが、何故山梨県の土器・土偶が特に素晴らしいかというと…

 

スタイルの多様さ

全国を見渡しても中期縄文のスタイルは多様なのですが、山梨においては、各縄文の村々にアーティストがいてその素晴らしさを競っていたかのごとく多様なスタイルです。

 

釈迦堂遺跡の水煙紋土器

 

 

上野原遺跡の水煙紋土器

 

 

安道寺遺跡出土土器

 

 

北杜市 出産土器

 

大きい!仕上げが綺麗!

山梨県の土器は形状の複雑さ/精緻さだけでなく、大きさでもぐんを抜いています。釈迦堂遺跡出土の水煙紋土器は70cmを越える高さです。さらに、土器は焼く前に表面を削って仕上げをするのですが、その仕上げがとても丁寧で、お肌スベスベに仕上がっています。

 

以上、縄文文化・縄文美術は日本が、山梨県が世界に誇るべき文化です。この文化を山梨県から発信していくことは、それが観光のリソースになるというだけではなく、文化を創り上げるという側面からもとても重要なことだと考えます。

 

 

 

 

最新の活動報告

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  • あけましておめでとうございます   旧年中は、皆様のご支援ありがとうございました。   12月中に発送予定だった返礼品ですが、3Dプリントをお願いしている会社さまが、年末年始の予定が詰まっているため造形が少々遅れております。申し訳ありません。 新たな予定ですが、ナイロン素材のものは1月中頃、シルバー素材のものは1月末ぐらいに発送いたします。おまたせして申し訳ありませんが、もう少々お待ち下さい。 もっと見る

  • 皆様の温かいご支援を受けて、『スーパー土器』プロジェクト無事目標金額を達成して終了いたしました。   ご支援ありがとうございました。   ネクストゴールの金額には届かなかったものの、五頭龍様の制作をあきらめたわけではないので、また追って報告していきたいと思います。   返礼品は、12月中には皆様の手元に届くようにしたいと思っていますが、3Dプリントの会社さまの空状況もあるので、これもFIXし次第ご連絡いたします。指輪でサイズを決めていただく必要がある方には個別にご連絡させて頂きます。   よろしくお願いいたします。 もっと見る

  • !!目標金額達成!!     皆様の温かいご支援を受けまして、 当初の目標金額が達成されました! まずは厚くご御礼申します。 ありがとうございました。   そして    さらなる製作と、山梨県の縄文土器3Dデータの活用を目指して…   ネクスト・ゴール   ¥650,000 を目指します!     <次なる目標> 次なる目標は、山梨県一の沢遺跡から出土した縄文土器の3Dデータを元に制作した作品を3Dプリントし、具現化することです。   一の沢遺跡出土の縄文土器   作品は「五頭龍大神」。すでに3Dのデータは完成しているので、コンピュータ内で作成したイメージ図を掲載します。これがこの世に具現化するかは皆様のご支援にかかっています   五頭龍大神』レンダリングイメージ   5つの頭を持った竜神様です。 ボディー部分の形状に縄文土器の3Dデータを使用しています。 頭、縄文をベースにしながらもウルトラマンの怪獣のような、ジャパニーズ・サブカルチャの影響を作品として昇華しています。 内側は縄文曼荼羅になっています。壺中天。   作品が出来上がったら   もし、皆様のご支援で目標金額が達成された場合は、3Dデータを3Dプリントし、作品にします。そして、県内で展示の上(場所、企画未定、決まり次第お知らせいたします)最終的には五頭龍大神が祀られる、神奈川県鎌倉市の龍口明神社に奉納しようと思います。   龍口明神社リンク: http://gozuryu.com/gosaishin.php   何故山梨の土器を鎌倉に?とおもわれるかもしれません。 縄文土器のスタイル(形や文様)を見ると、山梨の土器と神奈川の土器で共通している部分が見つかったりします。縄文人は広い範囲で交易しながら、自分の地域のアート(縄文)も見せあったり、自慢しあったりしたのではないかと僕は考えます。お互いの文化を尊重しあっていたからこそ縄文時代は10000年以上にわたって、平和で高い芸術性を誇る時代になったのだと思います。   この作品「五頭龍大神」では、そうした縄文時代の文化の伝播、交流を形で示すと共に、平和とアートのメッセージにもなっています。   残り10日(現11/15時点)と期間は短いですが。 皆様のご支援をお待ちしております。 もっと見る

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