飛騨弁の本「ひだのしゃべりことば」出版します!

はじめまして。飛騨高山でデザイナー・イラストレーターとして活動している大森貴絵です。12年ぶりに故郷である高山にUターンし、地元の言葉の魅力に改めてふれたのをきっかけに、飛騨弁のある風景のイラストを描きはじめ、ブログに綴ってきました。
「飛騨弁ブログ ひだのしゃべりことば」
http://ameblo.jp/hidakoto/
じわじわと口コミが広がり、飛騨に暮らす人や、今はここを離れている飛騨人、また出身者ではないけれど飛騨を好きになって下さった移住者や、結婚で飛騨に縁が出来た人からも、たくさんの反響をいただきました。
何気なくはじめたこの活動も4年目となり、生まれた作品は100を超えました。
これをまとめて一冊の本として出版し、大好きな飛騨の魅力を「言葉」を通してさらにたくさんの人に伝えたいと思います。

▲現在イラスト+エッセイ作成中!
飛騨の日常「そのまんま」切り取りました。

▲こんなじいちゃん、おるおる!
飛騨弁は、数ある方言の中でもかなりマイナーな部類に入ります。同じ県でも岐阜市周辺とはまったく異なり、方言を扱った書籍にも大きく取り上げられることは少ないです。箇条書きや単語として紹介される例はありますが、それだけでは具体的な使い方が伝わらないことも。
わたしの描いているイラストは、飛騨の日常を「そのまんま」切り取ったものです。方言を強調するために誇張したりもせず、現代に生きている飛騨のしゃべりことば、そのまんま。
飛騨の方は「そうそう、こやって言うんやさな!」
地域外の方は「へえ〜こういう意味だったのか〜」
とうなずきながら、一コマ漫画のように読みすすめられる、老若男女誰もが読みやすい本を作ります。
決め手は「言葉」だった。

私は、12年間飛騨を離れていたUターン者です。
飛騨では、進学や就職をきっかけに都会へ出て、そのまま定住する若者も多いです。
私自身も長い間、便利で娯楽が多く、冬も厳しくない。そんな都会暮らしを楽しんでいましたが、心のどこかにずっと「いつか飛騨に帰りたい」という漠然とした気持ちがありました。
その理由は何だろう?と考えた時、決め手となったものは、飛騨の「人」「自然」「食べ物」、そして優しい飛騨の「言葉」だったのではないかと思います。子どもを持ったことでさらにこの想いは強くなり、「我が子は飛騨弁をしゃべる子になって欲しいなぁ」なんて思うようになりました。

▲うちの子はすっかり飛騨弁です。
実際にUターンが叶い、久しぶりに飛騨弁に囲まれて暮らしはじめると、懐かしさと新鮮さが混じったたまらない想いにかられ、「飛騨弁イラスト」を描きはじめました。
飛騨への想いに火をつける!
学校の少ない飛騨では、「進学=ほとんどが飛騨を出る」という流れが出来ており、若者の流出・少子高齢化が深刻になっています。
Uターン、Iターン者を歓迎する様々な試みもなされていますが、私自身は「方言」がUターンのきっかけのひとつでした。この経験から、飛騨弁を伝えることで飛騨への想いに火をつけることが出来ないかと考えました。
現在ブログの他に、飛騨弁のフレーズをランダムにつぶやくtwitterアカウントを開設しました。
「ひだのしゃべりことばbot」
https://twitter.com/hidabenbot

▲自動的に飛騨弁をつぶやきます
ブログでは30~50代の支持者が多かったのですが、twitterでは10~20代の飛騨出身の学生さんの間で人気が広がっています。
高校を卒業し、初めて飛騨を離れて暮らす中、
「え?これって飛騨弁やったの?」
「なまっとるって言われた!通じん!」
そんなカルチャーショックを体験した時、当たり前だった飛騨弁に特別な想いを感じるのかもしれません。

「やっぱり地元で飛騨弁しゃべって暮らしたいんやさな!」
もし、そんな想いが胸の奥にあるのなら、それに気づいてほしい。
そして都会で学び開花した才能を持ち帰って、飛騨を盛り上げてくれる若者が一人でも増えたらうれしいです。
詳細スケジュール
現在イラストを選定してそれぞれにコラムを書き下ろし、紙面のデザインも進めています。
FAAVO飛騨・高山プロジェクト達成次第で出版・印刷・製本の手配をし、11月中頃には本を完成させたいと思います。
支援者以外の販売はネット販売のほか、飛騨圏内でご協力いただける書店、その他委託販売先を拡大し、たくさんの人に届けたいと思います。
支援金用途
印刷費用 12万円
出版にかかる申請・手続き費用 3万円
支援品経費 5万円
リターン品
☆1,500支援券:本と手描きしおりセット

完成した本と、ノベルティのしおりをセットにしてお届け。
しおりは一枚一枚手描きで飛騨弁イラストを描きおろします。
どんな飛騨弁が届くかはお楽しみです。
☆2,500支援券:カレンダーセット

完成した本と飛騨弁イラスト卓上カレンダーのセットです。
使い勝手の良いポストカードサイズで木製の台座付き。
この台座を作成いただくのは、は飛騨市にある就労継続支援A型事業所「アルムの家ゆき」さん。
A型事業所とは、飛騨にはまだ少ない障がい者に最低賃金を保証する「雇用型」事業所のことです。
ほっこりしたイラストにぴったりの素敵な台座を作っていただきました。
☆2,800支援券:ちょっとお得な2冊セット

1冊ご支援いただくよりもちょっとお得な2冊セット。
もちろんFAAVOプロジェクトだけの手描きのしおりも1冊につき一枚お付けいたします。
☆3,000支援券:一杯飲まんかな?セット

キャラクターデザインを担当させていただいた、
平瀬酒造店さま「本醸造 飛騨の山ガール」
飛騨の美味しい日本酒で一杯やりながら、本を楽しむのはいかが?
☆3,000支援券:お家で朴葉味噌セット

高山にある民芸食事のお店「寿々や」さん特製の料理用味噌。
朴葉味噌やあったかいお鍋が美味しく仕上がるオススメのお味噌です。
☆4,000支援券:ほっこり似顔絵セット

誰でも可愛くなっちゃう、やさしいタッチの似顔絵を作成いたします。
一枚に最大2名まで、はがき大にキレイに印刷できるデータでメールでのお届けになります。
※お写真を見せていただき作成しますので、メールアドレスをお知らせください。
☆4,000支援券:お裾分けセット

自分用+おすそ分け用の3冊セット。
飛騨をはなれて頑張っているあの人や、飛騨に来て頑張っているあの人に、プレゼントしませんか?
ぜひ周りの人に飛騨のしゃべり言葉を広めてください。
☆20,000支援券:似顔絵名刺セット

インパクトばっちりの似顔絵入り名刺です。
写真を入れるのは抵抗があるけど、覚えてもらいたい人にピッタリ。
※ご希望をお聞きして作成します。メールアドレスをお知らせください。
☆30000支援券:オリジナル絵本作成

世界にたった1冊のオリジナル絵本を作成します。
お子様や大切な方へのプレゼント、ご自分用にも。
赤ちゃんが生まれた日のお話や楽しい思い出の絵本などなど…
※ご希望をお聞きして作成します。メールアドレスをお知らせください。
一緒に、飛騨弁をカタチに残しませんか?
飛騨弁のある日常は、当たり前の風景です。
特に貴重だと感じる事はないかもしれません。
しかし、あらためて注目してみると、たったひと世代、ふた世代のうちにも、使わなくなっている言葉がどんどん増えていると分かりました。
来訪者、移住者、都会から帰ってきた飛騨人が混ざり合った現在の飛騨では、ネイティブな「飛騨弁」は急速に失われていっていると感じます。テレビなどのメディアで標準語に触れる機会が増えた影響もあるのかもしれません。飛騨生まれでもほとんど飛騨弁を使わない、意味が分からない。そんな人も確実に増えています。
でも、飛騨弁って最高ですよね?標準語じゃ訳しきれない絶妙なニュアンス、ありますよね?
「はんちくたい!」は、「腹が立つ」「むかつく」なんて片付けられません。
「あれこーわいさ」は、「申し訳ないわね」だけじゃ表現できません。

▲「はんちくたい」は標準語じゃ説明出来んのやさな~…
この細かいニュアンスを、イラストというツールを使って出来る限り伝わりやすく工夫し、直訳でなく場面や意図が伝わる表現を模索しながら訳しました。
飛騨弁をカタチに残したいのです。
どうか力を貸して下さい。
起案者情報
【団体名】アトリエプリーツ
【代表者】大森貴絵
【飛騨弁ブログ】
http://ameblo.jp/hidakoto
【飛騨弁twitter】
https://twitter.com/hidabenbot
【Website】
http://www.ate-pleats.com