飛騨の新しい木材ブランド「飛騨五木」を作らんと!
こんにちは、飛騨五木(ひだごぼく)株式会社の藤原と申します。
当社の社名である「飛騨五木」とは、主に建築材として昔から飛騨の暮らしに馴染みのある5種類の木「杉・ヒノキ・栗・けやき・姫子松」のことです。
現在「吉野杉」や「木曽五木」など、全国各地で木材のブランドが見られる中、ここ飛騨高山にはそういった「木材ブランド」がありません。
当社では飛騨ならではの森林資源をこれから先、財産として継承していくため、飛騨の木を使った商品の開発や販売、木と触れ合うイベントやツアーを企画してまいります。
それに先立ち、
「まずはもっと地元飛騨の人に飛騨の木を知ってもらいたい!」と考え、子ども達向けの森林教育イベント企画やPRソングの製作・放送を通して周知をしようという運びとなりました。
より多くの“ひだびと”に改めて地域の森林資源・財産を感じてもらいたいと考えています。
飛騨で育った木も人も、みんな飛騨の大地の恵み。みんなが喜ぶ「飛騨五木」を目指しています!

△藤原(写真中央)、社長の井上(写真右)、子供たちとお友達
“飛騨の木”体感イベント開催&“飛騨五木のうた”製作!

テレビゲームやスマートフォンなどの普及により、外に出て自然と触れ合う子どもたちは減少していく一方です。
ましてや、森の中などもってのほか。危険なイメージばかりが先行し、このままではますます“森林離れ”が進んでしまいます。

上記グラフは、平成26年度の飛騨高山高校環境科学科の生徒の進路先です。農林業の学校でさえ、林業関係に就職する学生は1人か2人という現状です。
なお、データ掲載の許可は飛騨高山高校よりいただきました。「ぜひ危機感として示してほしい」との声があるほど、年々林業関係の仕事への関心が薄くなってきています。
このプロジェクトでは、
自然の中にある色とりどりの魅力や、“飛騨の匠”と呼ばれるモノづくり・木工の文化、木の香りのする家など、飛騨でしか味わえない飛騨の魅力を、“イベント”や“うた”を通して、改めて飛騨の子ども達に伝えていきたいと考えています!
【イベント】
⑴各種イベント
9月以降、第2第4土曜日を中心に、木や森林と触れ合うことのできるイベントを開催していきます!木工体験はもちろん、木を使った“モルック”というスポーツや、全国から参加者を募る“飛騨五木ツアー”などのイベントを企画します。
⑵8月22日「森林体験学習イベント」
各種イベントの足がかりとして、夏休み終盤の8月22日に中高生向けの森林体験学習イベントを行いたいと考えています。以下、詳細案になります。
~目的~
森林(整備された山とされていない山)や製材所の見学、ものづくりを通してどうしたらもっと地域の森を良くしながら、地元ならではの産業へとつないでいけるか、今後の飛騨高山の自然資本を一緒に考えていける機会づくりや学びの場としたい。
~1日のスケジュール(仮)~
日にち:8月22日(土)
場所:高山市内
参加対象:高山市内在住の中高校生
定員:20名
8:45 “飛騨五木の家”に集合
9:00 座学
(“飛騨五木の家”で、木の香りを体感しながら、家が建てられるまでを知ろう!)
9:50 皆でバスで移動
10:30 山林見学
(高山の山林を、ハイキングをしながら見てみよう!)
11:30 昼食
(山のきれいな空気の中で、お弁当を食べよう!)
12:20 移動
13:00 製材・加工所の見学
(家の材料がどうやって作られるか見てみよう!・“バイオマスエネルギー”ってなに?)
14:30 木工体験
(自分の手で、木のスプーンを作ってみよう!)
16:30 グループディスカッション
(どうしたらこれからの飛騨の森が守られていくか、皆で考えてみよう!)
18:00 終了
こういったイベントをより楽しく、身近に感じてもらうために、「飛騨五木のうた」を製作いたします!
製作は、仕事の傍ら「げんこつ」という名前で音楽活動している、私自身のオリジナル曲です!
(漬物ステーキ、ゲバスなど、飛騨にまつわる唄を多数つくっています。)
“げんこつ”とはこんな唄を歌っている男です。
ついつい口ずさんでしまう曲調となっており、「ひだごぼく」という言葉をより身近に感じてもらえる曲です。
完成したあかつきには、8月22日のイベントはもちろん、ラジオなどいたるところでこの歌を耳にする機会を増やすことにより、様々な人たちに飛騨の森林を改めて認知してもらいたいと考えています。
▽曲のジャケット・歌詞のイメージはこちら!
地域の子供たちに、木との触れ合いを!

日本一の面積を誇る高山市の、93%は森林です。この森林資源を活用していくことはこのまちにとっては不可欠なことであると考え、市民がこの自然資源に囲まれていることを誇りに思えるまちにしなければなりません。
このプロジェクトを通して、
「ただ森林に囲まれているまち」ではなく、
「有難い自然資源に囲まれているまち」と、一人でも多くの市民が感じてもらえることとなれば何よりです。また子供たちが「飛騨五木」をまずは知り、触れる機会を増やし、将来このまちで育ったことに誇りを持ってもらえるよう願って、取り組んでいます。
地元の木材利用を通して、より豊かな森林環境を!

昨年、近年まれに見る豪雨・豪雪に見舞われた飛騨地方。それによる土砂崩れや倒木の被害は、今もなお各地で大きな傷跡が残っている状態です。
その要因のひとつとして、「森林の不整備」があります。手入れが十分に行き届かない森林では、木も弱くなってしまいます。
森林面積93%を占める高山市は面積も広く、市内での木材利用率も山を十分に整備するのには低い水準にあります。
“間伐”や“枝打ち”などといった手入れが行き届かない山は、土砂崩れや倒木などにつながる可能性が高くなります。また、各地で相次ぐ“クマの出没”もまた、手入れのできていない森でエサとなるドングリが不足しているためクマも安心して冬眠できないからだという話も聞きます。
今後、子供たちがのびのびと安心して暮らせる環境をつくっていくためにも、飛騨の木材をもっと使ってもらいたい!飛騨の木材を使うこ とで、飛騨の山にお金が回るようになります。それによって林道も整備されて手入れが届き、木材を搬出するコストも下がるなど、飛騨の森や人々の暮らしにとって、あらゆる面で良い循環ができるのではと考えます。
飛騨五木イベントスケジュール・概要
6月28日 会社設立説明会
※関係各社向けの小規模の設立説明会のため、会場にはお招きできませんが、後日FAAVOレポートにて報告いたします。
7月18日 FAAVO受付終了→飛騨五木のうたレコーディング開始
8月22日 夏休み森林教育イベント
9月以降第2・4土曜日 木工体験やモルック大会など、各種イベント
10月24日(予定) 秋の飛騨五木ツアー
※9月以降第2・4土曜日のスケジュールや詳細は飛騨五木ホームページやFacebookページに随時アップしていきます!
資金使途明細
【各種イベント運営費】 30万円(パンフレット代、印刷代、懇親会、雑費、講師代、謝金、PR、イベント保険、広報費、材料代など)
【PRソング“飛騨五木のうた”製作費】 20万円(音楽製作代、ジャケット製作代交通費など)
【リターン品経費】18万円(商品代、送料、人件費、など)
【FAAVO手数料】12万円
クレジットカード決済が出来ないみなさまのため、代理で支援金を集めさせていただきます
※頂いた支援金に関しては、プロジェクト未達の場合、飛騨五木株式会社より責任を持ってお返しいたします。直接お伺い致しますので、お気軽にご連絡下さい。
問い合わせ先:genkotsu.i.fujiwara@gmail.com(藤原)
みんなのまちの飛騨五木!

最後になりましたが、当社の理念は「地域で愛され、旅する五木」です。
「地域で愛され」…地域の木材や木工技術を利用することにより、森林環境の保全や管理、飛騨の匠の技術継承につなぐ。(売り上げの一部を“飛騨五木基金”とし、それらの財源としていく)また、イベントや各施設経営を通して飛騨の木と触れ合う機会を増やし、飛騨の人々に飛騨の木や自然資源を愛していただく。
「旅する五木」…飛騨から全国へ、飛騨産木材や文化を発信していく。 以上のような「地域での自然資本経営」を行い、地域の経済循環を創生していくことを目標としています。
未来の飛騨の森林を、みんなで一緒に作っていきましょう!
起案者情報
【団体名】飛騨五木株式会社
【HP】
http://goboc.jp
【facebook】
https://www.facebook.com/ikuma.fujiwara.1
【Twitter】
https://twitter.com/genkotsu_gaja2