映画「デッドエンドの思い出」のプロデューサー、イ・ウンギョン、木全純治より、コメントが到着しました!!
まずは、韓国側プロデューサー、イ・ウンギョンから…
<デッドエンドの思い出>のプロデューサー、李銀景(イ・ウンギョン)です。
名古屋での撮影を無事終えて今は韓国で早速編集作業に入っています。撮影された名古屋の映像を見ながら韓国スタッフの皆が名古屋での日々を恋しがっていて、まるで夢のような時間だったと言っています^^ 韓国スタッフの中では生まれて初めての日本が名古屋だった人もいれば、日本は何回か来てたんですが名古屋が初めての人もいて、スヨンさんのように少女時代の時から名古屋は何回も来ていて韓国の誰よりも名古屋に詳しい人もいたので、名古屋に対する思いもそれぞれだと思いますが、今回撮影のために空き家を見つけ1階カフェ、2階ゲストハウスに改装し、その隣にはスタッフルームと食堂があり、また歩いて2~3分の距離にはスタッフ&俳優の宿のホテルがあったり、映画制作では理想のロケーションが設けられ、まるで小さいオープンセットのような感じで撮影を進めることが出来たので、そういう環境が夢のように感じられたかも知れません。その意味で名古屋は私たちにとって夢のようなロケ地でした!
私自身も愛知国際女性映画際やシネマスコーレとの縁で何回か名古屋を訪れたことがありますが、今回名古屋オールロケ(厳密にはちょっとだけ安城、美浜など名古屋の隣の町も撮れたんですが^^)映画を企画しながらシナハンでロケハンでまた撮影で経験した名古屋は、今まで見てた名古屋とはまた違う様子が一杯あって新しい名古屋に出会うことが出来それはプロデューサーの私にとって大きい収穫だと思います。風景や食べ物ではなくクラウドファンディングへご支援いただいた皆さんを含め色んな人との出会いが正にそうです。
私も木全さんと同じくクラウドファンディングサイトに残して頂いた皆さんの応援のメッセージを読んで、また現場見学にご参加いただいた方々の力の入った熱い言葉をいただき、撮影現場へスタッフルームへと絶えることなく届いた皆さんの気持ちが入ってる差し入れなどなど!地元の方々がベースになった応援というのはこういうものなんだな~という経験は、25年以上撮影現場を見てきた私にとっては新しいことで何回も心が熱くなる瞬間を体験しました。地元の方々の応援を中心に作られる映画はこういうものですよ~~と回りに自慢したくなる毎日でした。
4月1日クランクイン、4月17日クランクアップまでの17日間(15日間撮影、2日間撮休/準備)は長編デビューする新人監督には、決して余裕のある期間ではなかったので、スタッフ、俳優の皆が寝不足や疲れと戦いながら必死で走ってきてくれました。プロデューサーとしてはこれも感謝の気持ちで一杯です。予算もかなり限られていたので、予算の足りない分を名古屋、東京、韓国のスタッフ、俳優が力を合わせて補い合いながらカバーしていった現場でもありました。予算と規模の大きい映画ではありませんが、この作品にちょっとでも関わったすべての人々の熱い思いが溢れる作品に出来上がるように最後まで頑張りたいと思います。
一つ、サプライズニュースとして、実は原作者のよしもとばななさんが撮影中に現場に来てくれました。この映画のメイン撮影場所のカフェに来ていただき、監督と主役の二人だけではなく現場の皆と自然にすごく感動的でロマンチックな風景が演出されました。韓国映画は原作ものより原作のないオリジナルものが多いので、実は私も原作ものを映画化するのは初めてで原作者に現場に来てもらうのも当然初めての経験だったので、ばななさんにお会いする前まではすごく緊張していましたが、ご本人はすごく暖かく優しい方で緊張感はいつの間にか消えてしまい、ハードなスケジュールで疲れてる現場の皆にまるでオアシスのように、エネルギーと活力を与えてくれる時間でした。この場を借りてばななさんにもスタッフ&俳優を代表して感謝の心をお伝えしたいと思います。ばななさん現場訪問の感動でロマンチックな場面は、写真と映像で撮っておきましたので後日公開します。お楽しみにしてください~~
<デッドエンドの思い出> 名古屋応援団の皆様、本当にありがとうございました。皆さんと一緒に作った映画なので完成、公開まで引き続き宜しくお願い申し上げます。
そして日本側プロデューサー、木全純治から…
このたびは映画「デッドエンドの思い出」クラウドファンディングへ多くのご支援を賜り、まことにありがとうございました。
この映画の撮影現場は、監督、撮影が韓国のスタッフ、照明、製作、演出は東京から、録音、美術は名古屋から、と地域、国境を越えて製作されました。
韓国側のプロデューサー、イ・ウンギョンさん、チェ・ヒョンヨン監督、主演のスヨンさんがいずれも日本語を話すことができ、相互の理解はとてもスムーズに行われました。
限られた時間の中、濃密でハードな撮影でしたが、監督、カメラマンはじめ、この映画にかける情熱が高く、かなりこだわりを持った素晴らしい映像が出来上がるものと確信しております。
本作は9月にあいち国際女性映画祭、10月に釜山国際映画祭への出品をめざしています。今冬には主演を招き、特別上映会を開催する予定です。日本での劇場公開は来年早々を予定しております。
このたびはこの映画に関心を持ってくださった皆さまから本当に多くのご支援、応援、様々なサポートいただきまして、誠にありがとうございました。
皆さまからの熱い応援コメントを拝見するたびに、涙が出るほどの思いを何度も感じました。そして何が何でもこの映画を必ず良い作品にして、皆さまにお届けできるよう邁進する所存でございます。
この映画が成功するように、多方面へ宣伝すると同時に、これからも皆さま方の口コミ、応援をいただきたくお願い申し上げます。
どうぞ映画「デッドエンドの思い出」にご期待ください!!」