1人親家庭で育った若者が、1人親家庭の子どものための塾を創る!

はじめまして。NPO法人あっとすくーるの代表をしております渡と申します。あっとすくーるは2010年に、当時大学3年生だった私が友人と一緒に立ち上げた団体です。私自身も未婚の母子家庭で生まれ育ったのですが、自分と同じ1人親家庭の子どもたちが、家庭環境に左右されずに前向きに人生を生きていけるようにしたいと思い、団体を設立しました。私たちあっとすくーるは、学習支援という方法で子どもたちをサポートしています。
私自身、中高生時代にいろんな辛い思いを経験して育ちました。経済的に余裕がないのはもちろん、母と兄の喧嘩などもあり、精神的にも余裕がなく家にも居場所がありませんでした。そんな中、なんとか自分は母の頑張りもあり大学に進学できましたが、大学の授業で「子どもの貧困」という問題を知り、自分と同じ1人親家庭の子どもたちが自分と同じように辛く苦しい状況に置かれていることに対して「どうして誰も助けないんだろう?」と思い、
「誰かがやらないんだったら、自分がやる」と決意し、あっとすくーるを設立しました。

私たちあっとすくーるには、1人親家庭で育ったスタッフが多いです。そんな私たちが、
自分たちの経験や1人親家庭の保護者・子どもたちの声を基にして立ち上げたのが学習塾「渡塾」です。今回、その渡塾を新たに高槻市に開校することにしました。
新教室開校にかける想い

元々、私たちは高槻市母子福祉会さんと一緒に、毎週土曜日に1人親家庭などを対象にした学習教室を行っていました。
今回高槻市での開校を決めたのは、週に1回の教室だけでは十分ではないんじゃないかと思う子どもたちの姿や保護者の声があったからです。不登校の子どももいれば、お金がない中でも子どもの勉強に対して一生懸命な保護者の方もいます。
一人一人の子どもの状態に合わせたサポートを行うためにも、塾を開校しようと決めました。

また、この高槻での開校がすれば、今後もっともっと多くの地域に塾を作ることも可能になると思っています。テレビや新聞で取り上げていただくたびに、「自分の家の近くにこういう塾が欲しい」「早くこっちでもやってくださいね」という声をいただきます。そうした声に応えていくためにも、まずは第一歩として、この高槻市での塾の開校を成功させたいと思っています。

▲高槻校責任者小倉先生
1人親家庭の子どもたちの貧困の連鎖を断ち切る!

今、日本の1人親家庭の子どもの貧困率は54.6%と言われており、二人に一人の子どもたちが貧困状態にあります。高槻市にも1689世帯の母子家庭と243世帯の父子家庭がいます。そして、その約半分が年収250万円以下で生活をしています。
私たちの塾ができることで、今まではお金がなくて諦めていた子どもたちも塾に通うことができるようになります。私たちの塾に通っている子どもたちからは、
「ここの塾の人はとにかく褒めてくれた。そういう人が周りにいなかったから、褒められると嬉しくて頑張って、頑張ったらまた褒めてくれてっていういい循環ができてた」
「自分と同じ1人親家庭でもこうやって大学行って塾やってる人がいるんだったら、自分も頑張ったらなんとかなるかもしれないと思った」
「家や学校よりも塾が一番安心できる」
という声が聞こえてきています。

彼・彼女らは、背景にいろんな悩みを抱えながらも今一生懸命頑張っています。そういう場所や応援する人が地域の中に増えていくことで、この問題は解決できると私たちは信じています。
応援メッセージいただきました

▲特定非営利活動法人ブレーンヒューマニティー理事長 能島裕介様
「最近、子供の貧困について、しばしば語られることが多いが、渡塾は極めて早い段階でその課題に気づき、その解決のための取り組みを行ってきた。それは創業メンバーたちがそれぞれ厳しい家庭環境の中で育ってきたことに由来している。その意味で、数ある子供の貧困に取り組む団体の中でも、この組織はとりわけ真っ当で、とりわけ高い成果をあげることができると思う。当事者であった若者たちが困難な状況にある子供たち支える。私はそんな組織をこれからも支え続けていきたいと強く思う。」
開校までのスケジュール

8月
・プレイベント「夏休みの宿題を終わらせよう!」
・プレイベント「1人親家庭のための進路相談会」
9月
・プレイベント「テスト対策勉強会!」
10月
・物件契約
・環境整備
・開校
集まった支援の用途とその内訳

塾建設費予算:80万円〜100万円の一部として利用させていただきます
不足分は寄付いただいた分で補います。
(内訳)
物件取得初期費用 80万円
開校に必要な備品購入費用 20万円
お返しにつきまして

▲1人親家庭の子どもたちの声が詰まった冊子「なまごえ」
【1,500円】
サンクスレター(子どもたちと心をこめて作ります!)
【3,000円】
サンクスレター(子どもたちと心をこめて作ります!)
HPにお名前掲載
【5,000円】
HPにお名前掲載
1人親家庭の子どもたちの声が詰まった冊子
「なまごえ」
【10,000円】
HPにお名前掲載
1人親家庭の子どもたちの声が詰まった冊子
「なまごえ」
事業報告会への招待券
【20,000円】
HPにお名前掲載
1人親家庭の子どもたちの声が詰まった冊子
「なまごえ」
事業報告会への招待券
渡剛半日利用権(講演など、内容はご相談ください。交通費は別途。)
【30,000円】
HPにお名前掲載
1人親家庭の子どもたちの声が詰まった冊子
「なまごえ」
事業報告会への招待券
渡剛1日利用権(講演など、内容はご相談ください。交通費は別途。)
事業報告会につきまして
2015年度のあっとすくーるの各事業で行ったことや成果と課題について報告させていただく会を開きます。前半は上記のような報告会を実施し、後半は来ていただいた方々との交流の時間を設けます。

▲代表渡が事業報告をしている様子

▲理事の竹田が次年度の事業計画を発表している様子

▲後半の交流会の様子(事業を利用している保護者の方々に来ていただきました)
最後に!子どもたちの期待に応えたい!!

僕らが寄付を集める理由の一つに、寄付という行為を通じてこの問題に取り組んでくれる仲間を増やしたいという想いがあります。そうやって1人親家庭の理解者を社会に増やしていきたいと思っています。
1年前くらいかな?高校受験を終えた当時塾生だった子どもに「早くこの塾全国に作ったらいいやん」と言われました。子どもたち自身が、この塾は普通の塾とは違う、自分らに合ったいい塾やってことを僕らに教えてくれました。そう言ってくれてる子どもの想いに応えるためにも、この高槻校開校のプロジェクトはなんとしてでも成功させたい!
今回のプロジェクトを通じて、子どもたちに見せてやりたいんですよ。こんなに応援してくれる人がいるんだよって。この塾一つ作るのに、こんだけ寄付してくれる人がいるんだよって。
あとね、
寄付をしてくれた方と分かち合いたいんです。今社会にない、でも子どもにとってなくてはならない場所を自分たちで作ったんだぞ!って。
どうかみなさん、このプロジェクトへのご支援・ご協力をよろしくお願いいたします!
起案者情報

【渡 剛】
1989年熊本県熊本市生まれ。未婚の母子家庭で育つ。中高生時代に体験した経済的・精神的に苦しい経験から、苦しい状況に置かれる子どもに寄り添える教師を目指す。大学2年時、ふとしたきっかけから「社会起業家を目指す若者のためのビジネスプランコンペ edge2010」に参加。そのコンペをきっかけに多くの支援者と自分のサービスを必要としてくれる人たちに出会い、大学3年の時に任意団体「@school」設立。大学卒業と同時に法人格を取得し、「特定非営利活動法人あっとすくーる」設立。理事長に就任。2015年度より、子どもの貧困対策センター一般財団法人あすのばの評議員も務める。
過去の講演実績・講演テーマ
①1人親家庭で育った当事者の声
(京都外国語大学・西宮市家庭教育振興市民会議などで実施)
②1人親家庭の子どもを支える学習支援の取り組み紹介
(京都府社会福祉協議会事務局長会議・大阪市立大学などで実施)
③1人親家庭で暮らす子どもたちへ向けて
(箕面市立第三中学校などで実施)
メディア掲載履歴
●新聞
毎日新聞、和歌山新報、大阪日日新聞、熊本日日新聞など
●テレビ・ラジオ
MBS「ガイアの夜明け」
NHK「どんな家に生まれても〜1人親家庭の子どもを支える学習塾」
NHK「ハートネットTV」
ソラトニワ梅田「畑中ふう RADIO HAAHUU」
関西テレビ「スーパーニュースアンカー」
【団体名】特定非営利活動法人あっとすくーる
【代表者】渡剛
【HP】
http://atto-school.jimdo.com/
【facebook】
https://www.facebook.com/DaBanFuLiZhongShiJiMianShi?ref=tn_tnmn
【Twitter】
https://twitter.com/atto_school
【Blog】
http://blog.canpan.info/attoschool/
【その他】