FAAVOをご覧の皆さま、こんにちは。

ムスリムインバウンドEXPO in 大阪2017実行委員会事務局を務める関西ムスリムインバウンド推進協議会の金馬（きんば）あゆみと申します。

（ムスリム：イスラム教徒のこと）

イスラム教と聞くと、皆さまはどんなイメージをお持ちでしょうか。

なんだか怖い…。

ややこしそう…。

関わらない方が良さそう…。

実は、これはすべて私自身が思っていたことです。

学生の頃は留学、その後は貿易やインバウンド（訪日外国人旅行）の仕事をしながら様々な国籍、宗教、文化を持つ人たちとの関わりが多かったにも関わらず、ニュースで目にする情報などからイスラム教に対しては無意識の内に偏見や思い込みを抱えていました。

そこから、「日本がムスリムにとって、もっと住みやすい場所、そして安心して楽しめる観光地になってほしい！」と思うようになったきっかけは、地元に住むムスリムとの出会いでした。

日本に住んで21年、日本のラーメンを食べることがずっと夢だったと聞いて、「どうしてラーメンが食べられないんだろう？」、「じゃあどうすればこの人が食べられるラーメンができるんだろう？」と思ったのが最初でした。

そこからムスリムの友人が増え、異教徒は入れないと思っていたモスク（礼拝堂）に呼んでいただいたり、ラマダン（断食月）の時のイフタール（日没後の最初の食事）に参加させていただいたりしながら、イスラム教や彼らが守るべき戒律のこと、日々の暮らしのことを教えていただく機会が増えました。

また、日本を訪れるムスリムの旅行者が自分の国からインスタントラーメンや缶詰などを持ち込んで食べていること、折角日本に来ても日本食や地域の名物が味わえないことが多いこと、礼拝の場所がなかなか見つからず不安なこと、そして一緒に回るガイドも困っていることを知りました。

本当のところを知ってもらいたいと思い、友人を集めて小さな勉強会を開いたのが約２年前。

その中から「ウチ、何かできひん？？」と手を挙げてくれる人が現れ、ムスリムの友人たちにどうすれば良いか聞きながら一緒に取り組むことが一つまた一つと増えました。

そしてこれに共感した仲間が集まり、関西ムスリムインバウンド推進協議会という有志の会ができました。

現在は毎月の定例会での情報共有をはじめ、直接の交流を通じて相互理解を図る勉強会やイベントを開催しています。

▲定例会の様子

▲神戸ムスリムモスクでの勉強会

▲京都府楽郡和束町でのハラールバーベキュー交流会

※「ハラール」とはアラビア語で「許されたもの」「合法的なもの」という意味です。（反対語は「ハラーム」）イスラム教徒は生活をしていく上で物事を「ハラール」か「ハラーム」に大別して判断し、食事の面で言えば食べられるものを指します。

訪日外国人観光客数が過去最高を更新し続け、東南アジアや中東をはじめとするムスリム観光客も年々増加しています。

大阪は日本で二番目にムスリムが訪れている場所であり、また関西は在日ムスリムも多い地域です。

インバウンド（訪日外国人旅行）が脚光を浴びる中、ムスリムのお客様にも対応したいという事業者も増えてきていますが、宗教への壁を感じ、二の足を踏まれることが多いのが現状です。

本イベント「ムスリムインバウンドEXPO in 大阪 2017」は、以下の３つを通じて日本をより魅力ある観光地とすること、そして多文化共生の社会へと繋げることを目指すイベントです。

①既にムスリム向けの商品やサービスを提供している人達が新しい顧客・販路を獲得出来る。

②これから対応したい人達が今すぐ始められる何かを見つける事が出来る。

③ムスリムについて理解を深めることが出来る。

西日本初となるこのイベントを、関西国際空港というハブ空港を備えた関西の窓口・大阪の堺市で2017年7月12日（水）と13日（木）に開催いたします。

会場は堺市産業振興センター（大阪府堺市北区長曾根町183-5）

2017年7月12日（水）・13日（木）

○主催

ムスリムインバウンドEXPO in大阪2017実行委員会

○会場

堺市産業振興センター（大阪府堺市北区長曾根町183-5）

○後援（2017年5月現在）

公益財団法人大阪観光局、大阪商工会議所、国土交通省 近畿運輸局、日本貿易振興機構（JETRO） 大阪本部、一般財団法人 大阪国際経済振興センター国際部（IBPC大阪）、在大阪インドネシア共和国総領事館、高石商工会議所、堺ホテル協会、公益財団法人 京都文化交流コンベンションビューロー、神戸市、神戸元町インバウンド協議会、NPO法人 多言語センターFACIL、NPO法人 エフエムわいわい、奈良県地域振興部観光局、奈良商工会議所、奈良市中心市街地活性化協議会、和歌山トルコ文化協会、その他調整中

○来場者数

5,000人（予定）

○出展対象

ムスリム向けの商品や設備、サービスなどを提供する日本国内をメインとした団体、企業、個人、インバウンド促進に取り組む自治体や地域団体、モスクやムスリム、ハラール関連団体など

○出展カテゴリー

食品、飲料、調味料、飲食店、宿泊施設、商業施設、礼拝設備、健康・美容関連、ファッション、文化体験、航空関連、旅行業者、その他インバウンド関連など

▲会場レイアウト案

出展者の例

南海ケータリングサービス株式会社（ハラールケータリング）

日本食レストラン祭

ステージイベント

今回のイベントでは、日本初となる、学生（大阪文化服装学院の皆様）によるムスリムファッションショーや、ムスリムとノンムスリムが協力して作る「世界一長い？ハラール巻き寿司作り！」など、様々なステージイベントを予定しています。

●ムスリムインバウンドEXPOin大阪2017　ステージプロデューサー

音遊 onyou

代表・和の総合プロデューサー

宮田 真由美

・2007年8月 音遊onyouを設立

・和のコーディネーター

・パーソナルカラーアナリスト

・着付けスクール＆レンタルスペース運営

・着付師＆着付け講師

・Wedding Planner

・イベント制作・企画運営

・食育アドバイザーインバウンド企画プロデュース

＜過去の実績＞

・某会社の和コンテンツ創立者

・某有名タレント元スタイリスト

・大型 某着物コレクション実行委員長

・天神祭コレクション 総合演出

・天満宮 星愛七夕まつり 浴衣

・ファッションショー 総合演出

・ライブハウス運営マネージャー

・レストラン・ウエディング コンサル

＜現在の活動＞

・堺 古民家レストラン・和コンサル担当

・大阪市内某ライブハウス・ブライダル会場 コンサル担当

・某娯楽施設 インバウンド婚 企画中

・着物コーディネート・プロデュース

・「素敵スタイル」教室運営

●ムスリムインバウンドEXPOin大阪2017　ステージＭＣ

●「世界一長い？ハラール巻き寿司作り！」イベントコーディネーター

Washoku Home Cooking Machiko　松本真智子様

このイベントを開催しようと思った理由は、関西ムスリムインバウンド推進協議会として、また友人としてムスリムとお付き合いする中で感じた以下の点です。

○ムスリム対応したいという人は増えてきているが、誰に聞けば良いのか、どこで情報を得たら良いのか分からない人が多い。

○対応を始めたけれど、ＰＲの仕方が分からない人が多い。

○一方でハラール商品やサービスを求めているムスリムは多く、両者が繋がっていない。

○イスラム教に対するネガティブなイメージもまだ強く、在日ムスリムも地域の人々とあまり交流がない。交流したいと思っても、知り合いもおらずきっかけもない状態では難しい。

○ムスリムを雇用したいという人と働きたいムスリムが繋がっていない。

○自分の国から缶詰やインスタントラーメンを持参し、折角日本に来ても日本食や地域の名物を味わえずに帰国する人が多い。

○日本でムスリム対応しているところがあるかどうか分からず、ムスリムのお客様を抱える旅行事業者も送客できずにいることが多い。

人も情報も繋がっていないこの状況を変えるため、両者がひとところに集まり、直接コミュニケーションを取りながらお互いへの理解を深め、ビジネスで、そして友人として多くの繋がりが生まれるイベントを開催したいと思いました。

大規模な西日本初のこのイベントを実現させるために必要な運営・会場設営・装飾などにかかる費用の一部を、クラウドファンディングのご支援で募りたいと思っています。

また普段ムスリムと関わりがない方にも、このクラウドファンディングへの挑戦を通して今回のイベントを知ってもらい、興味を持っていただくことにより、日本を訪れるムスリム、そして同じコミュニティに住むムスリムへの理解促進へと繋がることを願っています。

▲公益財団法人大阪観光局にも後援していただいています。

開催までのスケジュール

5月　　　　　　クラウドファンディング開始！

6月 1日（木）　出展者説明会

6月16日（金）　出展料入金締切・各種書類提出締切

6月30日（金）　クラウドファンディング終了

7月11日（火）　設営・搬入日

7月12日（水）　EXPO１日目

7月13日（木）　EXPO２日目＋撤収・搬出

集まった支援の用途とその内訳

会場費、会場設営費、出展者募集費、

セミナー開催費、バイヤー誘致関係費、来場者誘致関係費、

広報費、会場運営費、ケータリング費、事務局費、ステージ費用など

合計700万円ほどが必要です。

クラウドファンディングでご支援いただいた費用は、

イベント運営費の一部、会場設営・装飾費の一部に充当させていただきます。

支援者の皆様へ

私たちは、日本を訪れるムスリムが、食事や礼拝などで困ることなく、思うように日本を旅してほしいと思っています。

その経験を、家族や友人、大切な人たちと共有してほしい。

そこから日本に興味を持って、新たに日本を訪れる人が増えてほしい。

そして、これまで来られなかったお客さまが来られることで、彼らの受け入れに取り組む日本の人たちのビジネスや業界、地域の活性化につながり、日本がますます魅力的な観光地になっていくことを願っています。

そして、同時に地域に住むムスリムにとっても、安心して住める日本になってほしいと思っています。

この「ムスリムインバウンドEXPO in 大阪2017」を通して、ムスリムと共に、住んで良し、訪れて良しのまちづくりを実現していきたいと思っています。

ご支援どうぞよろしくお願いいたします。

リターン品にご協力いただいた企業様（順不同）

公益財団法人大阪観光局

株式会社Funfair

ノンアニマル・ノンアルコール（豚骨や鶏ガラ、魚介などの動物由来成分とアルコールを不使用）はそのままに、第2世代のSamurai Ramen UMAMIは化学調味料・合成着色料・香料・保存料を排除し、「宗教や慣習を超える」というコンセプトをより際立たせるニューバージョンに。

Nakhlistan～ナフリスタン～

イスラム教徒の方々が充実したムスリムライフを日本で過ごしていただけますようにお手伝い致します。

イスラム教徒の方が安心してお召し上がりいただけるハラール食材、イスラム教徒の為のグッズ、インポートセレクトの服飾雑貨、エキゾチックなハンドメイドアクセサリーなどを扱っております。

手塚商事

ココロとカラダをゲンキにする「魔法のお菓子」を製造販売しております。

モンドセレクションにて金賞受賞の経験を持つ栄養士が日本伝統の食材にこだわり創りだした新食感のお菓子です。無添加なのでＨＡＬＡＬにも対応しております。
世界中に笑顔を届けることができるお菓子なのです。

株式会社リタ・コーポレーション

ハラール認証取得した除菌剤「クリーンシュシュネオ」はアルコールや塩素など化学成分を一切含まない安心安全で、除菌・抗菌・洗浄・消臭の4つの働きがあります。

紙カフェ

コンセプトは「紙でつなぐコミュニティ。」 紙を有効に使ったコミュニケーションや情報交換 をご提案し、お客様のアイディアをいただいて、楽しく面白い企画を展開していける新しい 「場」を目指します。

株式会社 H&Nコスメティックス

ハラル化粧品、オーガニック化粧品、ナチュラル化粧品の企画・製造および国内外への販売を行っております。

桜こころスキンケアシリーズは使用感に優れた天然自然派ハラールケア化粧品です。

株式会社野村美術

神戸で掛軸製造、表装、修理を専門に行う会社。全国卸。掛軸・ 巻物・額装・衝立・屏風など表装の事なら何でもご相談下さい。全国製造卸ですので 掛軸を取り扱いたい販売業者の方のご相談も承ります。

なにわMC安田ゆき様

大阪・船場に生まれ育つ。MCとしてのキャリア１０年を超え、大阪を中心にフリーランスでイベントやお祭り、式典、披露宴などの司会をメインに活躍。また、セミナーやイベントのコーディネーターとしても活動中。 2013年以降は、司会者としての目線で『場を読み、動かし、司る』ことをプロジェクト、企業、地域などの様々な場面で活用している。 なにわMCとして活動する傍ら、平日限定で完全クチコミだけのバイオレゾナンス（共振共鳴）機械のオペレーターとして活動。カウンセリングも織り交ぜながら、心と体の健康を司るお手伝いも行なっている。

音遊on you

素敵きものスタイルから、デザイン着物、和装パフォーマンス舞姫をプロデュースしています。

金子家暢様

アラブ首長国連邦・ドバイ在住。インスタグラムで中東をメインに52万4千人のフォロワーを抱え、日本の情報などを発信しています。

（インスタグラムID: mansourjp）

【起案者情報】

【団体名】ムスリムインバウンドEXPO in 大阪2017実行委員会事務局（関西ムスリムインバウンド推進協議会）

【代表者】金馬あゆみ

【H　  P】http://japantravelexpoformuslims.com/

【facebook】https://www.facebook.com/japantravelexpoformuslims/

【Blog】http://osaka.machiblog.jp/jlinksjapan/

【関西ムスリムインバウンド推進協議会役員】

【代表兼大阪支部長】株式会社ジェイ・リンクス　代表取締役　金馬あゆみ

○広島県広島市出身

○関西外国語大学外国語学部英米語学科卒業

○関西外国語大学在学中に、アメリカ・バーモント州　バーモント州立大学に留学

○関西外国語大学卒業後、アルゼンチン・コルドバ市　ブラスパスカル大学で日本語コースを開設し、日本語教師として就任。コルドバ日本人会にて日本語と書道の授業を担当

○アルゼンチンでは上記に加え、現地料理学校で日本料理コースの講師、ラジオの日本紹介コーナーのパーソナリティー、日本文化・映画フェスティバルのディレクターなどを務める

○帰国後、貿易商社での海外営業を経て2008年に株式会社ジェイ・リンクスを設立、インバウンド（訪日外国人旅行）事業でランドオペレーター業務と観光コンテンツ作成および貿易事業を手掛ける。ムスリム対応にも会社として力を入れており、関西ムスリムインバウンド推進協議会の立ち上げにも携わる。

【facebook】https://www.facebook.com/groups/1709755799275896/

【神戸支部長】株式会社野村美術　常務取締役　野村雄一

掛軸の魅力を海外に伝えようと活動する中、イスラム美術と出会いイスラム教徒（ムスリム）との交流を深める。関西ムスリムインバウンド推進協議会の副代表 兼 神戸支部長を務め、ムスリムと地域の人達との交流を広げる活動や訪日ムスリムをおもてなしする為のセミナーを行う。

【facebook】https://www.facebook.com/groups/256564011400057/

ムスリムおもてなしセミナー（神戸元町インバウンド協議会主催）

まちはイキイキきらめき講座でのセミナー & インターネットラジオでの対談

（NPO法人 多言語センターFACIL、NPO法人 エフエムわいわい主催）

 【京都支部長】行政書士梶川法務事務所　代表　梶川佐穂子

1976年生まれ　京都市在住

小さいころからエジプトに興味を持ち、その歴史を勉強する中でイスラームを知り、関心を持つようになる。大学ではアラビア語を専攻、カイロに留学する。現在は行政書士としてムスリムから在留資格等の相談を受けるなど交流を続けている。関西ムスリムインバウンド推進協議会京都支部長を務め、「ムスリムも暮らしやすい街」を目指して活動している。

【facebook】https://www.facebook.com/groups/1639574323029213/