2014/08/27 21:05
こんにちは、裸笑庵の現場監督をしている、ようびの田中良典です。 7月末に本格的に開始した解体作業も、一月かけてようやくひと段落を迎えることができました。 解体は天井、壁、床と着実に進んでゆきました。 人や風、光が入ることで建物がどんどん生き返ってゆくのを肌で感じました。 建物を壊しているのに、元気になっていくって本当に不思議です。 おおかたの解体が終わると、次は建物の傾きを直します! 長い年月をかけて生じた傾きや沈み、土台の腐りは、想像以上なもので、沈みは最大40センチ近く(階段約2段分!)ある部分も。 そんな柱を地元の大工さんと1本1本ジャッキを使って持ち上げていきます。一気に持ち上げると建物全体のバランスが崩れてしまうので、徐々に徐々に。全70本もの柱を全て持ち上げました。 今改修では建物を長く使うため、足元も1から直します。 既存のコンクリートをはつるところから作業開始。建物の1/5程度しかなかったコンクリート部分も1日ずーっとコンクリートを壊し続けて終わるのがやっと。 それが終わると地面を掘っては均し、掘っては均しの繰り返し。一輪車での土運びが続く日もありました。なれない土方作業にクタクタになりながらもみんなで必死にやり遂げました。 そしてようやく 「0」になりました。 ここまでは解体や修正のマイナスから0にする作業で、なかなか完成に近づいている実感は持てませんでしたが、ここからはコンクリートを立ち上げて、土台に柱に…と作り上げていく作業。進むにつれて完成が近づく様子がわかるのは、本当に励みになるもので、、ここからスピード上げて10/18日のオープン向けて頑張ります。 そしてこのプロジェクトに関わるメンバーは関西学院大学の山根ゼミから12名でしたがプロジェクトが進むにつれて力を貸してくれるメンバーは30名を超えました! 村内や集落の方々も作業を見に来てくださって笑顔で応援して頂いたりなど、関わる人が増えると建物が活気づくのはもちろん、それだけでなく集落にも活気が染み出してきたように感じています。 裸笑庵を必死に完成させることだけが大事なのではなく、プロジェクトを通じて、集落へ、村へ、来てくださる皆さんへ、この熱気を波及させたい!という想いを再確認できたのが今の収穫。 さ、一区切りついた。 ここからガシガシいきっまっせー!!!!