2017年12月27日~29日に滋賀県・近江八幡市で、滋賀県の高校生が現役の海外大学生・滋賀県の大学生と自らの未来を模索する2泊3日のミニキャンプを実施したい!
プロジェクトページを見てくださっている皆さん、初めまして。
NPO法人・留学フェローシップ 滋賀ミニキャンプ2017運営代表の森雅貴(英・サセックス大学4年)と申します。滋賀県の高校生が海外の大学生と共に対話から未来を模索するミニキャンプを実施したい!と思い、髙島崚輔(米・ハーバード大学3年、NPO法人留学フェローシップ理事長)と上田隼也(日・立命館大学4年)と共に今回のプロジェクトを立ち上げました。
ご支援のほど、どうぞ宜しくお願い致します。
NPO法人留学フェローシップ(特定非営利活動法人 グローバルな学びのコミュニティ・留学フェローシップ)は世界で活躍したいと高校生を応援するために、現役留学生と高校の教員とが一体となって2014年に結成されたNPO法人です。
私たちは「留学」という切り口で、世界に通じる学びを提供しています。それは単一の答えを求める従来の日本の教育による学びと異なり、不確実な世界を生き抜くための「主体的に生きる力」を育む学びです。
「主体的に生きる力」とは、変化の激しい現代の社会の流れに飲まれず、自分の信念を貫き生き抜く力のことです。 留フェロのメンバーは、自分自身と真剣に向き合い、海外大学進学という厳しい道をあえて選択した大学生です。私たちは、「自分らしく主体的に生きる素晴らしさを伝えたい」という想いや、一般的でない海外大学進学に際し、高校生のロールモデルや彼らへの情報提供者として支えてくださった「先輩方への感謝」と「自分がもらった恩を次の世代にも伝えたい」という想いを持って活動しています。
キャラバン
海外大学進学という新たな選択肢を「出会い」によって提供することが目標です。現役の海外大学生が、海外大学進学に関する情報や機会になかなか恵まれない地方を中心に日本全国の学校・自治体を訪問し、 中・高生や保護者と交流しています。
2014年から実施して来たキャラバンでは、滋賀県のみならず山形県、新潟県、徳島県、熊本県など北は北海道、南は沖縄まで実際に足を運び、2,000人以上の高校生と交流をしてきました。
○「留学」という新しい選択肢を踏まえた上で、自分の未来を少しづつ描き始めます
サマーキャンプ
サマーキャンプは、海外の大学へ進学を希望している高校生と海外の大学で実際に学ぶ大学生が4泊5日を共にするキャンプです。毎年8月に京都府や長野県で開催し、自分自身の魅力や強みについて見つめ直す自己分析や、そこで見つけた「自分」を表現し、高校生の海外大学への進学を後押しします。
日本全国から自らの未来を切り拓こうとする高校生50人が集まり、25人の大学生と共に自らと真摯に向き合う経験は、大学進学後も彼らの大きな糧になります。
○自分自身と徹底的に向き合い、自分らしさについて突き詰めます
今回、私たちは日本の地方をフィールドに「ミニキャンプ」を開催します。第一弾の舞台は滋賀県。テーマは「対話から始まる」。高校生が、思考や価値観が異なる人との対話によって刺激を受けるだけでなく,自分自身や将来の可能性について考え、具現化する機会を提供します。
その中で大切にしたいのは,「自分はどう生きるか」「あの人はどう生きるか」という問いです。学校と家の往復生活だけでは出会わないような人と交じり、言葉や思考を紡ぐことで,これらの問いに真正面から向き合う空間づくりを目指します。
○高校生が大学生との一対一の対話を通じ自分の未来を模索します
今回の滋賀ミニキャンプ2017の代表を務める私、森雅貴は滋賀県長浜市の出身で、小さい頃から山と田んぼに囲まれ生活をしてきました。最寄りの駅やコンビニまでは自転車で20分以上かかり、「何もない」と感じていた滋賀県がどちらかと言えば好きではありませんでした。
高校は滋賀県立米原高校に進学し、英語が好きだったことから普通科英語コースへと進みました。高校生になるまで海外はもちろん、滋賀県外へもほとんど出たことがなかったのですが、「英語」というツールを手に入れ、日本だけではなく海外について知る機会を得ました。
私も最初は日本の大学で英語を勉強することをぼんやりと考えていました。そんな私が海外の大学へ進学することを決意したきっかけは、高校2年生の時に出場した英語ディベートの全国大会でした。所属していたサッカー部の練習中の怪我で全治半年の骨折をしてしまったことがきっかけで、そこから英語ディベートを始めました。英語ディベートの全国大会では、ネイティブのように英語を流暢に話せる人や自分の考えを論理的に伝えられる同世代の高校生に出会い、滋賀県しか知らなかった私はその差に愕然としました。
○高校生の時に出場した英語ディベートの全国大会
イギリスの大学に進学し、ヨーロッパ、アジア、アフリカなど世界中のたくさんの場所に足を運びました。滋賀県には毎年夏に帰ってくるのですが、高校生の時に「何もない」と感じていた地元には、たくさんの大切なものがありました。いつでもおかえりと言って温かく迎えてくれる家族や親戚、安心して眠れる実家、季節によっていろんな顔になる豊かな自然、手作りのお米や野菜をくれる地元の人、伝統を守っていく村の集まり。高校生の頃には気づいていなかった自分を作ってくれていたたくさんのものがありました。
自分が生まれ育ち、今の自分を作ってくれた愛してやまない滋賀県へと恩返しをしていきたいとずっと思っていました。今回は留学フェローシップという団体を通じて、滋賀県の高校生へとその恩を送っていきます。今回参加してくださる高校生の皆さんに自分たちの大切な地元を見つめ直し、自分が望む道へと進むことで、将来何らかの形でまたその受け取った恩を次に送ってくれるようになればいいなと思っています。
プログラムの中心にあるのは「一対一の対話」。少人数で行うからこそ出来る一対一の対話を通じ、高校生が「自分とは何か」という問いに向き合います。自分自身を見つめ直し、自分らしさを大学生と共に言葉にすることで、少しづつ描きたい未来を具体化していきます。
滋賀県という立地を十二分に生かした「地域学習」も行います。「自分」から視点を「社会」に移し、地域でプロジェクトに取り組んでいる人との出会いを通して、机に向かう学校の勉強だけでは、出会うことのない他者、より広い世界との対話を体験することで、社会での自分らしく生きる方法を模索します。
○長野県でも地域学習を実施し、高校生はブナ林を散策し自然と共存してる地域社会への学びを深めました
プログラム(案)
・砂場:大学生メンターと高校生が対話する時間。高校生の話を深掘りし,他者からの視点を加えることで、高校生が自分について見つめ直す機会を提供します。
・自己分析ワークショップ:高校生が自分自身について分析する時間。大学生メンターと共に高校生が自分らしさについて考えまとめる時間を提供します。
・パネル:高校生から募った質問に大学生がパネルディスカッション形式で答える時間。高校生と同じような悩みを持ち、乗り越えてきた大学生が持つちょっと先輩としての人生哲学を共有し、新しい考えや価値観を提供します。
・地域学習:高校生、大学生、地域の教員が地域社会について学びを深める時間。「自分」から視点を「社会」に移し、地域でプロジェクトに取り組んでいる人との対話を通して、学校の勉強だけにはとどまらない他者、より広い世界との出会いを体験し、社会・共同体での自分らしい生き方を模索します。
・未来設計ワークショップ:高校生が自分の未来について考える時間。自己分析ワークショップや地域学習を通じて、得られた自分らしさから大学進学を含めた未来をイメージする時間を提供します。
非営利団体である留学フェローシップは、理念に共感してくださる民間企業や財団からの寄付やご支援に支えられ活動しております。様々な方からの支援や応援を頂くことで、現役大学生が受けてきた恩を次の世代の高校生へ送ることができています。
1人でも多くの高校生に機会を提供出来るよう今回、高校生から頂く参加費は5,000円に設定し、残りをクラウドファンディングによって賄うことを考えています。
このクラウドファンディングによって、2泊3日のミニキャンプにかかる高校生の食費や宿泊費を皆様に支援していただくことで、多くの高校生が参加できるような環境をつくっていきます。
滋賀県近江八幡市を舞台に行うミニキャンプには地元の民間企業様からもたくさんの支援をいただいております。
たねやグループ様
たねやグループ様には、本社のラコリーナのホールをミニキャンプ会場として提供するという形で後援していただいております。
まちづくり会社まっせ 様
まちづくり会社まっせ様には、大学生の事前研修への協力、また地域学習プログラムづくりへの協力という形で後援していただいております。
Machiya Inn 様、Little Birds Hostel 様
Machiya Inn様、Little Birds Hostel様には大学生、高校生が宿泊する施設を後援価格にて提供していただいております。
このような形で様々な地元の企業様のお力添えによりミニキャンプが成り立っております。
経済状況や家庭状況に関わらずなるべく多くの高校生に参加して欲しいと考え、参加者からは参加費として5,000円を頂き宿泊費の一部に利用いたします。
なお、今回達成目標としている40万円は主に2日目の地域学習における会場費用、交通費、体験学習費用、資料費用、運営スタッフの宿泊費などに利用させていただきます。詳しい内訳に関しては下記のようになります。
・FAAVO事務手数料:60,000円
・運営スタッフ経費(交通費、人件費など):50,000円(9人)
・ゲストスピーカー交通費:30,000円(5人)
・アクティビティー費用:50,000円
・参加者、スタッフ食費:72,000円(24人 x 1,000円/食 x 3食)
・地域学習中の交通費:12,000円(市バスを利用、24人)
・宿泊費:96,000円(4,000円/泊、24人)
・リターンにかかる経費:30,000円
合計:400,000円
森雅貴(英・サセックス大学4年)
今回の滋賀ミニキャンプでは、一人でも多くの高校生に対話を通じて自分自身の未来を描いて欲しいと思っております。情報や機会が都市圏と比べるとまだまだ不足している滋賀県だからこそ、このようなミニキャンプを行う意義があると強く感じています。一回きりで終わるのではなく、この先もずっと続くような取り組みを今年から始めていきたいと考えております。まだまだ始まったばかりで至らないところも多々あるかと思いますが、皆様の支援、どうぞ宜しくお願い致します!
上田隼也(日・立命館大学4年)
昨年度、滋賀県少子化対策学生プロジェクト事業に取り組んでいました。そこでは、普段なかなか出会うことのない人との出会い、さらに空間を共有することによって、学生の「見える世界が変わる」場面をいくつか見てきました。今まで見えていた「世界」が今回の滋賀ミニキャンプによって、少し広くなった「世界」になると信じています。海外の大学生、滋賀県で活動する大学生と高校生の「ナナメの関係」は、これからの未来を担う若者にとって貴重な機会になるはずです。これからの滋賀県、日本の未来のためにご支援よろしくお願い致します。
実施期間:2017年12月27日(水)〜29日(金)(2泊3日)
場所:滋賀県近江八幡市
対象:主に滋賀県を中心とした関西圏の高校生
募集人数:15人程度
参加費用:5,000円(参加費免除の奨学金枠も設けています。お気軽にお問い合わせください。)
参加メンター
森 雅貴(滋賀県出身、滋賀県立米原高校卒、英・サセックス大学 4年)
羽鳥 静華(茨城県出身、茨城県立竹園高等学校卒、米・ウェズリアン大学 4年)
北村 杏(兵庫県出身、湘南白百合学園中学高等学校、米・カールトンカレッジ 1年)
篠宮 芽衣(神奈川県出身、洗足学園高等学校卒、米・イェール大学 1年)
鈴木 出帆(神奈川県出身、東京学芸大学附属国際中等教育学校卒、米・ノースウェスタン大学 1年)
坂内 佑太郎(新潟県出身、新潟県立国際情報高等学校卒、米・ニューヨーク州立大学ジェネセオ校 2年)
上田 隼也(熊本県出身、熊本県立熊本高等学校卒、立命館大学 4年)
西田 朱里(滋賀県出身、滋賀県立米原高校卒、滋賀県立大学 3年)
馬場 奏(滋賀県出身、近江兄弟社高校卒、同志社大学 3年)
参加者も継続して募集しております。締め切りは11/30 23:59に設定しておりますが、延長することも可能ですので申し込みを考えている高校生、保護者の皆様は下記から申し込み、もしくはお問い合わせください。
お問い合わせ:mmori@ryu-fellow.org(担当:森)
主催:特定非営利活動法人 グローバルな学びのコミュニティ・留学フェローシップ
代表理事:髙島 崚輔(ハーバード大学 3年)
倉石 寛(立命館大学OIC総合研究機構稲盛経営哲学研究センター 副センター長)
お問い合わせ先:mmori@ryu-fellow.org(担当:森)
最新の活動報告
もっと見る滋賀ミニキャンプ2017、終了いたしました
2017/12/31 15:082017年12月27日〜29日に開催された、滋賀ミニキャンプが終了いたしました。日本全国から集まった高校生17名が、日本・海外の大学で学ぶ大学生9名と「自分のやりたいこと」を向き合いました。 最初はなかなか自分の思いや考えを言葉にできていませんでしたが、ワークショップでの対話や地域学習を通じて、徐々に自分の言葉で自分の思いを伝えられるようになってきました。 今回の滋賀ミニキャンプが成功したのも、ひとえに支援者の皆様のお力があってのことです。改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。各日の詳細や高校生の感想などは報告書で報告させていただきあmす。 報告書などのリターンに関してましては、現在準備を進めております。1月中をめどに送付予定ですので、少々お待ちください。 今回は私たちのプロジェクトに協力してくださりありがとうございました。改めて御礼申し上げます。 滋賀ミニキャンプ2017代表 森雅貴 もっと見る
残り5時間となりました!!!
2017/12/24 00:46みなさん、こんばんは!いよいよクラウドファンディング終了まで残り5時間を切りました! しかし、達成率はまだ26%と目標金額まではまだ293,000円が必要です。私たち留学フェローシップとしての初の試みとして始めたこのクラウドファンディング、何とか地方にいる高校生が金銭的・地理的制約でイベントへ参加できない、そんな壁を乗り越えたいと思い、支援を募りました。 自分たちが高校生の時、 国内に進学するのかそれとも海外の大学に挑戦してみるのか、それは人生で最も大きな分岐点でした。 海外の大学での言語の壁や文化の壁、 日本での常識が通用しない社会の中で自分がどうなるのか想像もつかず、 不安だった日々を鮮明に覚えています。。また、周りに海外大学進学者がいない環境の中で、 一から情報を集め、時には現地まで赴き、そして、ようやく今の自分たちに到達することができました。現在に至る過程で、自分が社会に対して持てる価値とは何なのか、自分とはどういう存在でどんな影響を持つことができるのか、など各々考えてきました。 今日までの自分たちを振り返った時、そこには友人の支えや教師からのご指導など、 多くの人々に支えてもらいながら歩んできたことを知りました。そして、今回は自分たちが社会に恩返し、学びを還元する番です。 高校生に伝えたいこと、高校生のうちに知っておきたかったこと、大学生になる前に見つけておきたかった能力など、滋賀ミニキャンプはきっと高校生にとってこれからの生き方に対する大きな分かれ道となることでしょう。 そのまま歩み続ける高校生、一歩立ち止まってこれからの人生を考え直す高校生、落胆する高校生、次の一歩が見つかる高校生、一人一人がわずかながらも成長できる、そんな滋賀ミニキャンプ2017を創ります。 そんな私たちではありますが、どうぞご支援を宜しくお願いします。そして、これまで支援してくださった皆さん、大変ありがとうございます。滋賀ミニキャンプ2017一同、より実りあるイベントになるよう努めさせていただきます。 もっと見る
『三方よし』から作る滋賀ミニキャンプ2017
2017/12/23 09:23おはようございます! いよいよクラウドファンディング終了まで残り1日を切りました! そして今回紹介するのは、『近江商人』に関する記事です。 ところで、近江国から天秤棒を下げ、他国へ行商して歩いた商人を、 人は近江商人と呼びました。 今日では百貨店である大丸や髙島屋、商社では伊藤忠商事や住友財閥など、日本の名だたる大企業を誕生させてきました。 そして何よりも、近江商人が現代に残す教えの一つとして、 『三方よし』があります。 三方よしの3とは「売り手」「買い手」そして「世間」の3つを表します。 良い商売とは売り手と買い手がともに満足した上で、さらに社会貢献もできる商売であると考えてきました。 近江商人は取引で得た利益を自分たちだけに費やしたのではなく、学校や公共物の建設のために無償で使ったそうです。 さあそこで、三方よしという精神がどのように滋賀ミニキャンプ2017に生きているのか、少しお話ししたいと思います。 滋賀ミニキャンプにおける3とは売り手である「大学生」、買い手である「高校生」、そして世間という「滋賀県」の3つとなるでしょう。 基本的には大学生がキャンプの枠組みを事前に作成し、各イベント内容ごとに達成したい目標を掲げながら、進めていきます。一度、これを「売る」行為としましょう。 その一方で、高校生は大学生が作ってきた内容を「買う」という形でこなしながら、自分の成長のために活用していきます。 そして残る「世間」としての滋賀県にどう貢献していくかと考えると、地元の高校生に改めて生まれ育ったコミュニティーを学んでもらうことなどがあげられます。 そして興味深いことは売り手は提供するだけ、買い手は受け取るだけ、世間は付随的利益を得るだけという短絡的な縮図にならないということです。 近江商人はきっと商品を売る中で、どのような地方ではどんな商品が必要とされていて、これからはどんな商品の需要が高まるのかという情報を、商品を売ると同時に情報を受け取っていたと思います。 それを滋賀ミニキャンプに置き換えると、高校生にイベントを提供して行く中で、どんな高校生にはどんなプログラムが必要で、それはどれだけの価値を生むのか、そのためには何が必要なのかという情報を同時に受け取っているのです。また、滋賀県の地元文化を学んで行く中で、「では自分の地元はどうなのだろう、ちょっと調べてみよう」と、刺激を受け取ることができるのです。 「三方」が常に変わり続けるということを意識するのと意識しないのでは大きな違いを生みます。大学生が売り手としてイベントを進めて行く中でも、常に高校生から何かを得ようと売り手の側にも回ることは互いの成長を促進します。 そんな『三方よし文化』を築いた滋賀県でイベントを開催できることを嬉しく感じます。 そして、このクラウドファンディングも残り時間が僅かとなりました。 どうぞ引き続きのご支援を宜しくお願いします! もっと見る