おはようございます!
いよいよクラウドファンディング終了まで残り1日を切りました!
そして今回紹介するのは、『近江商人』に関する記事です。
ところで、近江国から天秤棒を下げ、他国へ行商して歩いた商人を、
人は近江商人と呼びました。
今日では百貨店である大丸や髙島屋、商社では伊藤忠商事や住友財閥など、日本の名だたる大企業を誕生させてきました。
そして何よりも、近江商人が現代に残す教えの一つとして、
『三方よし』があります。
三方よしの3とは「売り手」「買い手」そして「世間」の3つを表します。
良い商売とは売り手と買い手がともに満足した上で、さらに社会貢献もできる商売であると考えてきました。
近江商人は取引で得た利益を自分たちだけに費やしたのではなく、学校や公共物の建設のために無償で使ったそうです。
さあそこで、三方よしという精神がどのように滋賀ミニキャンプ2017に生きているのか、少しお話ししたいと思います。
滋賀ミニキャンプにおける3とは売り手である「大学生」、買い手である「高校生」、そして世間という「滋賀県」の3つとなるでしょう。
基本的には大学生がキャンプの枠組みを事前に作成し、各イベント内容ごとに達成したい目標を掲げながら、進めていきます。一度、これを「売る」行為としましょう。
その一方で、高校生は大学生が作ってきた内容を「買う」という形でこなしながら、自分の成長のために活用していきます。
そして残る「世間」としての滋賀県にどう貢献していくかと考えると、地元の高校生に改めて生まれ育ったコミュニティーを学んでもらうことなどがあげられます。
そして興味深いことは売り手は提供するだけ、買い手は受け取るだけ、世間は付随的利益を得るだけという短絡的な縮図にならないということです。
近江商人はきっと商品を売る中で、どのような地方ではどんな商品が必要とされていて、これからはどんな商品の需要が高まるのかという情報を、商品を売ると同時に情報を受け取っていたと思います。
それを滋賀ミニキャンプに置き換えると、高校生にイベントを提供して行く中で、どんな高校生にはどんなプログラムが必要で、それはどれだけの価値を生むのか、そのためには何が必要なのかという情報を同時に受け取っているのです。また、滋賀県の地元文化を学んで行く中で、「では自分の地元はどうなのだろう、ちょっと調べてみよう」と、刺激を受け取ることができるのです。
「三方」が常に変わり続けるということを意識するのと意識しないのでは大きな違いを生みます。大学生が売り手としてイベントを進めて行く中でも、常に高校生から何かを得ようと売り手の側にも回ることは互いの成長を促進します。
そんな『三方よし文化』を築いた滋賀県でイベントを開催できることを嬉しく感じます。
そして、このクラウドファンディングも残り時間が僅かとなりました。
どうぞ引き続きのご支援を宜しくお願いします!