2018/07/03 18:22

2018年6月30日、「finale:」の記載団体である「チャイルド・ケモ・ハウス」さんの、重い病気を抱える子どもたちの遊ぶ機会・学ぶ機会を届けるボランティアスタッフ育成事業に参加してきました!

 

明るくて、清潔な建物の壁には、かわいい動物のアートが…

 

 

このアートは定期的に変更になるそうで、長い闘病生活の中で心を支えてくれる癒しなのではないかと感じました。

 

ナースステーションも開放的で、こわい雰囲気は一切ありません。

 

 

他にも、天窓の装飾や、壁のすごろくなど、愛情をたくさん感じます。

 

 

 

 

 

 

まず第1部では、今回のクラウドファンディングに応援メッセージをくださった楠木先生がお話くださいました。気管切開は、何らかの病気で口から息を吸って肺に送るのが苦手な子が、喉に穴を開けることで肺に送れるようにするだけ。胃ろうは、食べ物を食べたり飲みこんだりすることが苦手な子が、胃以下の臓器は正常に活動するので、胃に直接穴を開けて消化吸収しやすい食物を入れるだけ。「病気の子」ではなくて「普通の子」が「たまたま病気になってしまっただけ」という言葉に感銘を受けました。普段見かけることがない医療用デバイスを使用している子がいると、どう接したらいいか戸惑ってしまいがちです。

楠木先生はとっても穏やかにお話しくださって、緊張していた参加者さんの雰囲気が「ふわ~」っと温かくなりました。

 

 

続いて第2部では、看護師長の上土居さんが大人の看護と子どもの看護の相違点をメインにお話しくださいました。大人の看護は基本的に病状に注目し経過を観察するが、子どもの看護の場合は発達や成長の過程も合わせて注目する必要がある。また、年齢も乳幼児から高校生まで幅があるので、精神的なケアも必要となる。看護、療育、保育の全てを考えて日々子どもたちと過ごされていることを感じて、病院ではなく「お家」に看護婦さんがいてくれる環境なのかと思いました。

 

そして第3部では、クリニクラウンの熊谷さんが病院で治療中の子どもに子ども時間を届ける活動についてお話しくださいました。「笑顔を届けたい」じゃなくて「子ども時間を届けたい」、少しでも子どもらしくいてほしい、というのは子どもの心の深い部分にそっと触れるようなアクションだと感じました。そして、もしお話しできなくて楽しいと言葉では言えなくても、実はちょっとだけ足先が動いていて、それに気付けるかどうかはこちら次第、もっとコミュニケーションをうまくとれるよう頑張りましょう、という言葉もボランティア活動だけに関わらず、日々の業務の中でも大切にしたい考え方だと思いました。

なにより、ワークショップで参加者さんたちと一緒にミニゲーム出来たことがとっても楽しかったです。

 

 

最後の第4部では、清田さんよりきょうだいの気持ちついて、お話を聞かせていただきました。

きょうだいがいる方は、きょうだいが病気やけがをした時、寂しいなと感じたことがある方は多いと思います。それが入院や命の危険を伴う大病となれば、本人や両親だけでなくきょうだいも大きな不安を抱えることでしょう。もしかして、「きょうだいケンカしたときに「大嫌い!」「どっか行っちゃえ、消えちゃえ!」って思ったから、きょうだいは病気になったのかな?」そう考えてしまう気持ちを思うだけで、涙がこみ上げてきました。きょうだいが大病を患っている場合、もし大切なきょうだいを亡くしている場合、まったく同じ気持ちにはなれなくでも、少しでもその子の心に寄り添えるように、しっかり受け止める準備をしたいと考えました。

 

 

チャイルド・ケモ・ハウスさんからも応援していただいてる「finale:」のクラウドファンディング!!

みなさまのご支援、応援コメント、SNSでの拡散よろしくお願い申し上げます!!!!!