● 高校生が近江商人の足跡を訪ねて「三方よし」を実践します。
▲昨年、静岡県で販売実習を行った様子です。
2018年近江商人再生プロジェクトの行程
▲今年は富山県・新潟県・福島県・栃木県・東京都・静岡県を回ります。
このプロジェクトは、夏休み期間中に滋賀県立八幡商業高校の生徒が、かつての近江商人の足跡を訪ねて、滋賀県や訪問地の特産物を仕入れ、東北や関東などで販売実習を行っています。このプロジェクトは2012年からスタートし、今年で6回目を迎えます。
今年は、東京に開設された滋賀県のアンテナショップ「ここ滋賀」でも販売実習をさせていただき、滋賀県の特産物のPRさせていただきます。
● 近江商人の足跡をたどり、三方よしを実践
▲昨年、長野県で地元の高校生と一緒に販売をした様子です。
かつて近江商人がたどった土地を訪れて行商による販売実習を行います。まずは、滋賀県で仕入れた特産物を訪問地で販売し、訪問地でも特産物を仕入れます。このように訪問地で販売や仕入れを次々と行い、近江商人の商法を体験します。
● 「三方よし」の精神を世間に広めて、世の中に笑顔を!
▲昨年、東京で固定販売をさせていただいた様子です。
現代は、ネット販売が普及して便利になった反面、人と人の出会いや繋がりが薄くなってきています。そんな時代だからこそ、人と直接出会って仕入れや販売をすることには大きな意義や価値があると思います。多くの方々と出会うなかで近江商人が実践した「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」を実践します。
そして近江商人が行っていた行商という昔ながらの商法を中心とした販売方法で滋賀県と滋賀県の特産物を全国の方々に知ってもらいたいと思っています。
そして「三方よし」の精神を世間に広めて、商売によって世の中に笑顔があふれることを願っています。
● 生徒自らで仕入れから販売、精算まで行います。
▲自分たちで商品の仕入れ交渉を行い、検品や値付けはもちろん価格設定なども行います。
私たちは5月から放課後の学習会で勉強をしています。学習会では、近江商人について学んだり仕入れや販売についても学び、内容は多岐に渡っています。ときには外部から講師を招いて講演をしていただいたりもしています。
6月からは県内外の業者様に対して仕入れの交渉を行い、7月には実際に商品の仕入れをさせていただいています。市内でも販売実習を行い、商売の難しさを学んでから夏休みの行商に入ります。仕入れから販売そして精算までを生徒自らが行います。夏の期間だけではなく1年間かけて活動をして、最終的には収益を震災復興等の社会福祉支援に寄付させていただきます。
● 支援金の使いみち
夏休みの期間は6泊7日で大型バスで移動し、宿舎を転々とします。また、行商以外に地元の高校生や本校の卒業生と交流したり、企業研修も受けます。夏休み以外にも地元の近江八幡市で販売実習を行っており、1年間を通して活動をしています。多くの内容を含んでいるプロジェクトなので自己資金だけでは賄えないのが現実です。支援金については、これら全体に関わる諸経費に利用させていただきたいと考えています。教育目的でもあるため高価なリターンはお返しできませんが、趣旨をご理解いただきご賛同いただけると幸いです。
● 今年は7月21日~27日に県外で行商を行います。
夏休み期間にはSBP交流フェアにも参加させていただきます。その他の時期にも地元のマルシェや各種イベントに参加させていただき販売実習を行います。
● 滋賀県立八幡商業高等学校
【団体名】近江商人再生プロジェクト 天八商店
【代表者】学校長:櫛村芳明、2018年度天八商店社長:水谷(2年生)
【ウェブサイト】http://www.hassho-ch.ed.jp(八幡商業高等学校)