2017/01/06 14:39

こんにちは!

あかうし研、岩本です。

 

本日、牛肉の食べ比べをしました。

食べ比べた牛肉は…

  1. 土佐あかうしの種雄牛 (肉質などに関して優れた遺伝子を持ち、人工授精に使われる牛)
  2. 繁殖雌牛 (子牛を産んでくれていた牛)

の2種類です。

 

こちらは、牛肉を焼いている様子です。松川先生の奥様が調理してくださいました。

 

 

こちらは、焼きあがってお皿に盛りつけた牛肉です。

右側が“繁殖雌牛”の牛肉で、左側が“土佐あかうしの種雄牛”の牛肉です。

 

2つの牛肉の外見は、肥育牛 (おいしいお肉となるように、たくさん栄養を与え太らせた牛) と違って、牛肉中にサシ (脂肪交雑) がとても少なく、赤身の牛肉でした。

また、種雄牛の方は、赤身肉の色が少し濃いと感じました。

 

そして、焼きあがった2種類の牛肉を松川先生や大学の技術職員さん、あかうし研の学生達で試食してみました。

2つとも、脂肪の少ない赤身の牛肉だったので、“硬いお肉かな?”と思っていましたが、意外にも柔らかく、肉々しいジューシーなお肉でした。ですが、脂の融点が少し高いのか、牛肉を食べた後、口の周りに少し脂が残っていました。

 

今回、初めて種雄牛のお肉を食べました。肥育される雄牛はお肉が硬くならないように、去勢されるのですが、種雄牛は、その精液が人工授精に使われるので、去勢されません。

私は以前、“種雄牛のお肉はとても硬くて美味しくない”と聞いたことがあったので、どういうお肉なのか不安でしたが、先ほど書いたように、少し歯ごたえはありましたが、柔らかいお肉で驚きました。美味しかったです。ですが、牛肉中に筋が少し入っていると感じました。

 

たまに行う牛肉の食べ比べは、とても勉強になります。

後日、もう一度牛肉の試食をします。今度は、土佐あかうし牛肉と熊本あかうし牛肉の食べ比べです。

また、レポートしますね。