2017/04/12 09:00

 

こんにちは、森田です。 

瀬戸内海には年間、約3,000トンのごみが流入して海洋ごみになっています。これを瀬戸内海11府県の人口、3,176万人で割ると、一人あたり94gとなります。空の500mlのペットボトル3本分ぐらいです。

わずか、一人あたり94gのごみが瀬戸内海の膨大な海ごみに繋がっています。これって、
「ごみを捨てないようにしましょう」で防げる数字でしょうか?僕にはほんの一部の悪意のある人の行為と、普通の一般人の不注意の積み重ねで簡単に達成してしまう数字だと思うんです。

一方、一般廃棄物の中の人口系の廃棄物は、一人あたり年間255.5kg排出しています。
255.5kgと94g。率にして0.04%。値があまりに小さすぎて、個人が頑張っても限界がある数字です。本当は、使い捨てプラスティック製品を法律なり条例なりで規制をかけていく必要があるのでしょうが、それもすぐには難しい。

 

今はそれに繋がるように、減らしてもライフスタイル低下にならない範囲の使い捨てプラスティック製品から使わないようにしていくことが、できることの第一歩なのかなと思います。

 

ちなみに、瀬戸内海11府県の海岸清掃参加者は11万人。これは0.35%。つまり、200人に一人も海岸清掃に参加していないことになります。こっちもまだまだ増やす余地ありますね。