2017/07/26 13:23

こんにちは

 

中村商工会議所の溝渕聡です。

毎日暑い日が続きますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

 

いよいよ夏休みが始まりました。

四万十市でも、多くの方が観光に訪れています。

 

四万十市は、カヌーにサーフィン、グランピングと夏の遊びを満喫するにはとてもいい場所です。ただこのような遊びだけでなく、せっかく観光に来たのなら、ぜひ訪れてほしい場所があるのです。

 

それが、今回プロジェクトの舞台となった「不破八幡宮」。

 

前回のレポートで、どうして神様の結婚式ができたのかを紹介しました。

今回は、神様の結婚式の舞台、そして地元ではパワースポットとしてしられる「不破八幡宮」について深く掘り下げてみたいと思います。

 

不破八幡宮は、市街地から少し離れた、四万十川に臨む小丘陵に位置しています。

室町時代中期一条教房により幡多郡(高知県西部)の総鎮守として山城の石清水八幡宮を勧請し、八幡宮を建立したのがこの神社です。

 

まず、入り口に立つ台輪鳥居を潜ると、石段の参道が境内まで続きます。

両脇の石垣の上に横になって休んでしまった狛犬がいます。

 

境内を入ってすぐ左を見ると、樹齢300年、高さ20メートルを超える大きなクスノキがしめ縄をつけてご神木として祀られています。

 

以前、友達とこのご神木の幹を囲んでみたのですが、大人4人が両手を広げようやく囲む事ができました。

 

本殿を背にしてみると、雄大な四万十川を背景にご神木を眺める事ができ、日々の疲れを忘れてしまいます。

一般の方が参拝を行う拝殿を見てみると、流造の屋根で千鳥破風(ちどりはふ)、その下に唐破風(からはふ)を重ねる壮麗な造りをしており、社殿内部には36歌仙の額が掛かり雅な雰囲気を醸し出しています。

 

 

不破八幡宮の見どころは何と言っても重要文化財として国の指定を受けている本殿です。

 

三間社流造、こけら葺の本殿は、室町時代の永禄2年(1559年)に建立されており、蛙股などに室町時代後期の様式が見られます。昭和38年(1963年)7月1日国の重要文化財として指定を受けました。

 

重要文化財は、その歴史的な遺産を保護するため20年に1度保存修繕工事を行う事になっています。

 

実は今年、不破八幡宮の20年に1度の改修工事の年にあたります。

 

現在、工事の真っ最中!! 屋根のふき替えや彩色の塗り替えなどを行っていて、もう間もなく工事は完了する予定です。

 

機会があれば四万十市へ、そして生まれ変わる不破八幡宮へ遊びにいらして、身も心もリフレッシュして頂ければと思います。