はじめに
こんにちは。
NPO法人TOTOS(ととす)北九州の代表をしております土居と申します。
私たちNPO法人TOTOS北九州は文部科学省が策定する施策・総合型地域スポーツクラブとしてバドミントンの普及活動を中心に運営しております。
TOTOSでは地域の子供・大人・シニア・外国人・障がいのある方等、皆さま思い思いのバドミントンスタイルを楽しんでおります。
TOTOSのスクール受講・所属選手など合わせた参加者総数は298名(平成29年10月31日現在)で北九州市のバドミントン団体としては最大級の参加を頂いておりますが、障がいのある方の参加はまだまだ少数に留まっております。
障がいのある方もない方も気軽にスポーツ活動ができる場所を作りたい。
TOTOS北九州は、こういった思いで日々活動の幅を広げております。
車いすバドミントン
TOTOS北九州では各主催事業でこれまで様々な障がいをお持ちの方にご参加いただき、また現在も精力的にバドミントンに取り組んでいる方もいらっしゃいます。その中で未だ参加を頂いてなかった下肢障がいのある方、車いすの方にもバドミントンを楽しんでもらうことを目的に平成29年5月21日に車いすバドミントン体験教室を開催し、日本代表選手やコーチを講師に車いすバドミントンの魅力を学ばせて頂きました。
【車いすバドミントン体験教室写真】
私たちは、この体験教室を通してこれから北九州の車いすバドミントンの拠点【TOTOS北九州】にしたいと思い、積極的に車いすメンバーを受け入れて競技普及に取り組んでいきたいと考えております。しかしそのためにはまず誰もが安心して楽しめる環境づくりとして【バドミントン専用車いす】が必要だということがわかりました。
今回、クラウドファンディングにチャレンジする事を決めたのは、この専用車いすがあまりにも高額でTOTOS北九州の財源では購入ができないことがきっかけとなりました。
専用車いすが2台あれば車いすの方もバドミントンを楽しむことができます。
皆さまの暖かいご支援とご協力をよろしくお願いいたします。
なぜ障がい者にスポーツが必要か
皆さんはスポーツというとどんなフレーズを思い浮かべますか?
まず思い浮かぶのは【勝負】・【試合】・【競技】といったスポーツを競い合うフレーズがたくさん浮かんでくると思います。
【TOTOS主催のバドミントン婚活イベント写真】
しかしスポーツには様々な側面があり、その他にも【体づくり】【健康】【楽しみ】【コミュニケーション】【ストレス解消】【仲間づくり】等のフレーズが出てくるかと思います。
そしてそれらは、私たち人間が生きていくうえでとても必要なスキルと言えると思います。
ですが障がい者のスポーツ普及は健常者へのスポーツ普及に比べてまだまだ発展途上と言えます。
障がいのある方もない方もどなたでもスポーツを手軽に楽しむことができる街にしたい。
私たちTOTOS北九州はスポーツを通したバリアフリーな地域づくりを目指しております。
バドミントン専用の車いすとは
私たちは普段、様々な用途によって靴を使い分けると思います。ビジネス用・街歩き用・スポーツ用など挙げていくと本当に様々です。車いすも同様に普段の生活で使用するものとスポーツタイプのもので全く違った形状になります。そして実はスポーツの中でも競技によって車いすの形状は異なるということを普及活動を始めて初めて知りました。
一般的な車いすは床に対して車輪は平行、背もたれが高い、ひじ掛けがある、ブレーキがある、介助者が車いすを持つグリップがある等、一般的な椅子に車輪がついている形状です。
スポーツタイプの車いすとなるとスポーツに不要な部分は取り除かれ(ブレーキ・ひじ掛け・グリップ・背もたれ)軽さ・耐久性・動きやすさに主眼が置かれている形状になります。また車輪は床に対して八の字に装着されており、車いすの多様な動きに対応できるようにしております。
さらにバドミントン専用車いすは後部と前部に補助の車輪が付いております。
これはバドミントンの競技特性であるシャトルを前後に追いかけるために必要なもので、この補助車輪がないと今にも床に落ちそうなギリギリのシャトルを打つときに転倒する恐れがあります。またスポーツタイプは一般的な車いすよりも高額なものがほとんどで1台当たり、おおよそ30万円~40万円の価格帯になるようです。理由は生産台数が少ないことに加え障がいのタイプに応じてカスタマイズをすることが出てくることだと考えられております。
現在TOTOS北九州では個人所有する一般的な車いすやバスケットボール用の車いすで体験教室を開催したりメンバーの練習に取り組んでおりますが、メンバー曰く【ビーチサンダルを履いてバドミントンをやっているようなもの】ということで、これからの競技普及を考えていくとチームで専用車いすを所有することが求められます。
現在の車いすバドミントンの普及状況
車いすバドミントンは世界的にも普及が進められており世界選手権も開催されております。また、お隣の韓国は車いすバドミントン先進国のようで病院では入院患者の方にリハビリ目的で車いすバドミントンを勧める流れがあり、競技人口が日本に比べて非常に多いと聞きます。
日本では日本障がい者バドミントン連盟を中心に全国各地で普及の輪が広がっております。また福岡県では日本代表選手やコーチが居る福岡市、久留米市を中心に普及活動が行われており教室やクラブチームを開催して定期的な活動基盤があるようです。そして北九州市では日本障がい者バドミントン連盟から御協力を頂いてTOTOS北九州が平成29年度より普及活動に取り組みはじめました。
障がい者バドミントン普及活動を始めるきっかけ
TOTOS北九州は元々、代表の土居が韓国でのバドミントン留学で得たスキルを広めたいとの思いで個人的に取り組んでいたバドミントン指導や普及活動を【もっとより多くの方に知って頂きたい】という思いから2006年にNPO法人の設立をしました。27歳の頃でした。
【20代の頃の土居写真】
設立当初はバドミントンをしている方への指導を主とした活動だったのですが、バドミントンの魅力をさらに多くの方に届けたいとの思いから徐々にバドミントン未経験の方に体験をして頂く活動を広げていきました。そんな中で障がいのある方の入会を自分自身の経験の無さ、指導の自信の無さからお断りした苦い経験をしました。本当に申し訳なく思い、その頃から【絶対に障がい者バドミントン普及に取り組もう】と決意して日々活動を務めていきました。
それから、障がい者スポーツ指導員の講習を受講したり、聴覚特別支援学校バドミントン部の外部コーチに就任し手話を勉強したりして積極的に障がいのある方と関わりTOTOSでバドミントンを楽しむことができるように体制を整えております。
車いすバドミントンの拠点として
北九州市に初上陸させた車いすバドミントン。
いわばTOTOS北九州は【北九州市内の車いすバドミントン発祥の地】と言っても過言ではありません。
そんな私たちは北九州市の車いすバドミントンの拠点として活動していきたいと思っております。
【TOTOS北九州バドミントンチーム写真】
私たちはこれから定期的な体験教室開催、出前教室開催などの普及活動で市内各地に車いすバドミントンの輪を広げていきます。
さらに、普及を通して出会った車いすの方々をTOTOS北九州主催のバドミントン教室やチーム練習に参加を促していき定期的なスポーツ活動ができるようにしたいと思います。
また、競技者として取り組みたい方を対象とした車いすバドミントンチームを創設し大会出場を目指していきたいとも思っております。
車いすバドミントンの拠点として活動を沢山の方に知っていただき、障がいのある方もない方もどなたでもスポーツを手軽に楽しむことができる街を目指してきます。
そのためにも専用車いすが必要です。
皆さまのご支援ご協力のほどよろしくお願いいたします。
支援金の使いみち
専用の車いす購入代金1台40万円×2台分=80万円
FAAVO福岡手数料20万円
実行スケジュール
【行事】
・平成30年3月4日 平成29年度冬期車いすバドミントン体験教室開催
・平成30年5月中旬 平成30年度春期車いすバドミントン体験教室開催
・平成30年6月中旬 福岡障がい者オープンバドミントン大会出場予定
・平成30年9月下旬 福岡県民体育大会出場予定
・平成30年3月上旬 平成30年度冬期車いすバドミントン体験教室開催
【通年】
・TOTOS北九州主催一般バドミントン教室・チーム練習に毎週 車いすメンバーの参加を受け入れ
・出張TOTOS活動において車いすバドミントン出前教室開催
● お問い合わせ先
NPO法人TOTOS北九州
担当:土居 正依
〒802-0842 北九州市小倉南区日の出町1-2-3
TEL07065974504 FAX0939614511
http://www.totos.or.jp/sp/
info@totos.or.jp
最新の活動報告
もっと見るご支援ご協力をありがとうございました.
2018/03/28 08:09こんにちは、NPO法人TOTOS北九州の土居です。 TOTOS北九州のクラウドファンディングサイトへのご支援ご協力をありがとうございました。 結果、目標金額を大幅に下回り達成することはできませんでしたが車いすは購入します。 足りないお金はどうにかします。 皆さまから多大なご支援ご協力を頂いたにもかかわらず目標を大幅に下回った背景を考えると、そのうちの一つに土居の人柄が挙げられます。 おそらく、他の方が同じクラウドファンディングに挑戦したらまた違った結果になったと思います。 ですが、かえってこの苦い経験が励みになります。 私はこれまでの人生を振り返ると、失敗を繰り返しながら学び底辺から這い上がってきたと自負しております。 クラウドファンディングの苦い経験は今後の糧として、必ず北九州で車いすバドミントンを普及していこうと決意しました。 ちょうど昨日の事ですが 【車いすバドミントンの体験教室をしていただけませんか?】 お問合せを頂きました。 そっか、車いすを購入するとこういったお問合せを頂くようになるのか これから活動の幅は更に広がっていきますね。 TOTOS北九州では車いすバドミントンだけでなく、より沢山の方々にバドミントンを楽しんでもらおうと新しい活動を現在提案中です。 ・聴覚障がい者対象のバドミントン教室 ・市内特別支援学校での出張バドミントン教室 実現すればどちらも北九州初の取り組み。 バドミントンで、その日1日の楽しさや喜びを味わってもらえたらなによりです。 これからも頑張っていきます。 最後になりますが、TOTOS北九州のクラウドファンディングサイトにご支援ご協力をありがとうございました。 期間中は皆さまからの暖かいお言葉が励みになりました。 ご支援頂いた返礼品につきましては準備期間を併せて5月には発送できるようしていきたいと思っております。 車いす購入した際にはあらためてご報告いたしますので今後ともTOTOS北九州をどうぞよろしくお願いいたします。 もっと見るクラウドファンディングへのご支援ご協力をありがとうございました。
2018/03/26 08:41こんにちはNPO法人TOTOS北九州の土居です。 バドミントン専用車いす購入に多大なご支援ご協力を頂きクラウドファンディングを実施することができました。 皆さま本当にありがとうございました。 画像は昨日ホテルニュータガワにて開催した【TOTOSパーティ2018】参加の皆さまとの集合写真です。今年度を締めくくるビッグイベントとして企画したパーティ、楽しい時間を過ごして頂いたようでなによりでした。 TOTOS北九州はこれからもバドミントン普及を中心に様々なシーンで活動の幅を広げていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。 もっと見るバドミントン用の車いすの使い心地
2018/03/22 07:45こんにちは、NPO法人TOTOS北九州の岸川です。 昨年夏からTOTOSメンバーに加わりバドミントンを頑張っています。 いつもは私が所有するバスケット用の車いすを使って練習しているのですが先日、初めてバドミントン用の車椅子に乗る機会がありました。(左:バスケット車・右:バドミントン車) 普段のバスケ用の車いすに比べて動きやすさやプレイ中の安心感が格段に違いました。 5月6月には大会出場を控えて練習しています。バドミントン用の車いす購入のために皆さんのお力を貸してください。 よろしくお願いいたします。 こんにちは、NPO法人TOTOS北九州の土居です。 岸川さんが先日バドミントン用の車いすを初めて使ったときのテンションの上がりようには驚きました(笑) 車いすが違うとこんなにも動きが速くなるとは思いもしませんでした。 バドミントン用の車いすは瞬発力が違います。瞬時に車いすの方向転換がやり易くシャトルの対応が早くなります。 競技力向上のためにもバドミントン用の車いすが必要なのだと、改めて思い知らされました。 そして普及のためにも必要です。 今までご支援ご協力を頂きありがとうございます。 残りわずかになりましたが引き続き最後までご支援ご協力を頂けたら幸いです。 どうぞよろしくお願いいたします。 もっと見る