2018/02/20 14:27

 

沖水川上流、10キロにも及ぶ渓谷“長田峡”には、様々なカッパ伝承が残っています。

 

今日はその1つ、【御崎猿とカッパどん】をご紹介させていただきます。

 

現在の御崎神社がコチラ

 

(長田字牧にあります。)

 

この御崎神社、昔は長田地区の仮屋という所にありました。

 

(コチラ。仮屋農村広場の左隣に今も残っています)

 

そのころ、ここの樹木はうっそうと茂っていました。

その林の中に人懐こい老猿が住んでいて、村人から“御崎猿(みさきざる)”と呼ばれていました。

 

一方、仮屋川や牧野川には沢山のカッパが住んでいて、人目を盗んではイタズラをしていました。

 

御崎猿とカッパたちは仲が悪く、事あるごとにケンカし、その度に半死半生の状態になっていました。

カッパが12時間川に潜ると言えば、御崎猿は24時間潜ると言って、その勝負はなかなかつかなかったといいます。

 

(御崎神社近く。ここが決戦の場だったのか!?)

 

 

村人が御崎原を通って牧野に行くと、人懐こい猿は木から下りて付いてきます。

 

 

村人は、カッパとケンカしないように、御崎猿を背中に背負い、手ぬぐいを被せて、川の上の一本橋を渡っていたそうです。

 

 イタズラ好きで 喧嘩っ早いカッパたち!

 

おや?

喧嘩っ早い?!

けんカッパやい?!

 

そうか、喧嘩っ早いの語源はカッパからきてたのかぁー(^o^)

 

ってそんなわけあるかっ!!

 

最近 一日中カッパの事を考えているもので、思考回路がカッパ中心です