ウガンダ帰りの役場職員が三股(みまた)町で中高生が宮崎県内を拠点に活躍するかっこいい大人に触れ、話を聞き、何かを感じることのできる全10回の講座【みまたんみらいナビ】を開催します!
ウガンダ帰りの役場職員が帰国後、新たな出会いを求めて県内を奔走。その中で出会ったのは、かっこいい生き方や働き方を実現している宮崎のトップランナーたちでした。私が今回立ち上げる「みまたんみらいナビ」は、そんな私が惚れ込んだ大人たちを人生の“先生”として迎え、未来ある中高生たちに彼らの熱い想いと触れ合ってもらう場(講座)です!
私がこの講座を実施する上で一番強い想いとして抱いているのは、「中高生が自分たちの未来のことを自ら選択することができる『今』、宮崎県を拠点に活躍する私の惚れ込んだその大人たちに出会ってほしい!つながってほしい!」ということです。
そして、「この講座を通して中高生に彼ら自身の視野や選択肢を大きく広げ、未来に繋げてほしい!」とも思っています。
彼らの未来を応援したい!!
皆様はじめまして!
佐々木 義和(ささき よしかず)と申します。宮崎県三股(みまた)町役場で働いています。
今回は役場職員としてではなく、三股町を愛し、盛り上げていきたいと強く思う一個人としてチャレンジします!
私の働く宮崎県北諸県郡三股(みまた)町はハートの形をした人口約2万5千人のぬくもり溢れる町です。
「みまたん人々300人以上」が参加した町紹介動画をぜひご覧ください↓
ウガンダ帰りの役場職員?
まず、なぜこんなプロジェクトを立ち上げるのか?
その理由にもつながる私の経験を少しだけお話しさせてください。
私はここ宮崎県で生まれ育ち、県内の大学で教職を学んだのち、三股町役場に入庁しました。
生まれて26年間、5日間以上宮崎県から離れたことがありませんでした。
そんな私が中学生のころから抱いていた「アフリカの学校に通えない子どもたちのために役に立ちたい!」という想いと「自分自身もっと成長したい!」という想いから、町役場を休職。JICA(独立行政法人国際協力機構)の実施する「青年海外協力隊」事業に応募し、2年間アフリカ東部のウガンダ共和国の村落部で暮らし、ボランティア活動を行ってきました。現在、ウガンダから帰国して5カ月になります。
▲村の小学校で実施していた衛生啓発授業にて音楽を使いながら正しい手洗い方法を楽しく学んでいる様子
飛び出す勇気と経験が自分を変えた
このウガンダに行きたいという想い、行くという決断、現地でできた多くの出会い、そして経験が自分自身の価値観を大きく変え、成長させてくれたと思っています。
本当に多くの事を学ぶことができました。その中でも2年間ウガンダの人たちと過ごす中で感じたこと。それは「貧しさ=不幸」ではないということです。現地へ行く前は、メディアなどから得られた情報から「ウガンダの村の人々は貧しい生活を送り、苦しんでいるんだ」と思っていました。
しかし、生活環境は貧しいながらも、代り映えのない日常の中で小さなことに喜びを見い出し、家族や友達と一喜一憂する姿、そして本当に素敵な笑顔を浮かべる子どもたちの姿を見て、「日本人よりも幸せなのではないか?」とすら感じることがありました。この考えに至る事ができただけでも、ウガンダに行って本当に良かったなと思います。
この気づきは私がもしウガンダに行くという決断をし、チャレンジしてみようと思わなければ、絶対に得ることができなかったと思います。
▲私のウガンダの家族
飛び出して生まれた出会い、そしてつながり。
さらに、様々な価値観を持った人々との「出会い」そして「人とのつながり」が非常に貴重なものでこれから最も大切にしていきたいと思うようにもなりました。行くことを応援してくれた人々。派遣前に実施された70日間の訓練で出会い、ともに乗り越え、世界中に派遣されたたくさんの仲間。ウガンダでの2年間で出会い、ともに励まし合いながらウガンダのために活動してきた青年海外協力隊員。ウガンダの村の人々。そんな素敵で尊敬できる彼らとの出会い、支えがあって今の自分があるのだと本当に心から感謝しています。
だからこそ、帰国後も積極的に様々な場所に出かけ、新たな出会いやつながりを求めていました。その中で、冒頭にあったように惚れ込むほどかっこいい大人たちに出会うことができました。
私は26歳で初めて宮崎県を飛び出し、たった2年間ですが貴重な経験をしてきました。心から良かったなと思うと同時に、今でこそ意識する「もっと視野を広く持っていこう」という考え方を私自身が中高生の時に持ち、こんなかっこいい大人に出会えていれば、もっと違った世界が見えていたのかなとも思います。この想いがこの講座を企画するきっかけとなりました。
「かっこいい大人」×「中高生の感受性」=「無限の可能性」
▲講演後、女子中学生が綴ってくれた感想文
帰国後、数回小中学生に対してウガンダでの経験、そこで学んだことなどをお話しする機会をいただきました。なかなか満足いく講演はできなかったのですが、それでも学生たちはそれぞれに感じるところがあったようでした。感想文を読んでジーンとくるほど嬉しいことを書いてくれている生徒もいました。「こんな私にでも彼らに伝えられることがある」「何か感じ取ってもらい、未来に繋げてもらうことができる」——そう実感しました。つまり、テレビといった画面の向こう側ではない、より身近な場所にいる人から、直接そうした経験談を聞くことに大きな意味があると思うのです。
学生たちが「今」だからこそ持っている感受性をもって、素敵な経験をしてきている大人たちに出会い、触れ合ってもらいたい。それが実現できる「みまたんみらいナビ」は、中高生にとって刺激的で、大きな可能性につながると確信しています。
日常の+αとしての「みまたんみらいナビ」
教員をしている友人たちや中高生を子にもつ大人、そして中高生と話をしていると「今の中高生は忙しい」とよく聞きます。基本的には、家・学校・部活・友達との時間・塾という日常のルーティーンがあるのだと言います。
この「みまたんみらいナビ」は、そんな中高生の日常の+αとして、楽しみやくつろぎを得られる場になればと思っています。講座ではかっこいい大人たちの話を聞くことができるのはもちろん、講座前や休憩中、講座後には三股町の美味しいものなどを楽しみながら参加者同士が交流できる場にもしたいです。
肝心の宮崎県内からお呼びする講師陣は本当に豪華で素敵な方々がこの事業に共感、賛同し三股町に来てくれます。
今回は、お二人だけ先出しでご紹介いたします。
▲土屋有氏(左)、村岡浩司氏(右)
村岡 浩司(むらおか こうじ)氏 1970年 宮崎市生まれ
有限会社一平(九州パンケーキ)代表取締役
MUKASA-HUB代表
「食」ビジネス全般を手がける事業家として多数の飲食店舗を経営する一方、九州各地のまちづくり支援や、食を通じたコミュニティ活動にも取り組んでいる。2012年に発売した「九州パンケーキ」は『第1回地場もん国民大賞』金賞など、数々のコンテストで受賞歴があり、注目を浴びている。村岡氏自身も第1回『九州未来アワード』海外事業部門大賞を受賞し、「カンブリア宮殿」「日経スペシャル 夢織人〜小さなトップ企業〜」「日経プラス10」といったテレビ番組など、メディアにも多数出演する。
九州パンケーキ http://www.kyushu-pancake.jp
MUKASA-HUB http://mukasahub.com
土屋 有(つちや ゆう)氏、1980年生まれ。宮崎県都城市出身
宮崎大学地域資源創成学部企業マネジメントコース 講師
大学在学中にITベンチャー取締役となり、26歳で上場企業取締役に。その後複数の企業の役員を歴任し、マーケティング戦略、経営戦略コンサルティングによる企業・事業再生の実績を持つ。
現在は宮崎大学にてソーシャルビジネス開発、マーケティング論を担当し、宮崎を拠点に宮崎全域・社会全体への貢献に挑戦中。多摩大学大学院経営情報学研究科(MBA)客員教授(WEBマーケティング戦略)や東京、福岡、宮崎のスタートアップ複数社の顧問なども担う。
中高生の背中を押したい!!
私はこの「みまたんみらいナビ」を通し、参加した中高生が必ず「何か」を感じて未来に向かって進んでもらえると信じています。
その「何か」は、「こんな大人になりたい」「こんなビジネスマンになりたい」「三股町から飛び出していろんな経験をしてみたい」「これからもっと視野を広げていこう」など、様々な想いになるだろうと思っています。私は、一人ひとりが考えたその「何か」を肯定し、全力で応援し続ける大人でいたいと思っています。
この「みまたんみらいナビ」が未来を担う若者たちの一助になるよう、ご支援をどうかよろしくお願いいたします。皆さんのお気持ちが、私や仲間たちの力になります!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
【お返しの品】
●宮崎県三股町の物産品
宮崎県三股町の事業所・農家さんたちが一つひとつ丁寧に想いを込めて作った品々を、私からのお礼の気持ちとともにお届けします。三股町を愛する者として、お礼の品を通して町の魅力もお伝えしたいと思います。
▲三股町の観光名所「長田峡」
●ウガンダ共和国の村から届いたクラフト
▲色鮮やかで無数の模様・柄があるアフリカの伝統的な布「チテンジ」で作られたクラフト
ウガンダの村の女性たちは、私のような海外青年協力隊といっしょに色鮮やかなアフリカ伝統布「チテンジ」を使ったクラフトを製作、販売しています。村の女性たちが子どもたちの学費を稼ぐために一つひとつ大切に作ったクラフトです。このクラフトが皆さんの元に届くことで、村の女性たちやその子どもたちの笑顔につながります。
※ウガンダ派遣の青年海外協力隊は有志で「ウガンダの学校に通えない子供たち」のために『ウガンダ奨学金委員会』も立ち上げています。
https://www.facebook.com/JOCVUGANDA/
▲手縫いとミシンを組み合わせて仕上げていくウガンダの村の女性たち
●その他、お礼品には含めていませんが、小中高生に対して「私がウガンダでみてきたもの」と題した講演活動も積極的に行っています。話は上手ではありませんが、撮り溜めたたくさんの写真を使いながらお話しさせていただきます。講演を希望される方はご一報ください。支援いただいた方からの依頼には全力の笑顔といっしょに、メールや電話にて「喜んで!」とお返事をさせていただきます。
● 支援金の使いみち
・「みまたんみらいナビ」運営費用 45%
・クラウドファンディングのお礼 35%
・FAAVO手数料 20%
● 実行スケジュール
5月 中高生の募集開始
6月 開講(2回/月)
10月 閉講
● お問い合わせ先
ウガンダ帰りの三股町役場職員
みまたんみらいナビ実行委員会(仮称) 代表
佐々木 義和
☎ 080-3507-4869
✉ fireboysrkyteykkt9@gmail.com
最新の活動報告
もっと見るリターン品の発送遅れについて【お詫び】
2018/08/01 21:13こんばんは。 本日は皆様にお詫びを申し上げます。 4月末までチャレンジしていたこのプロジェクトにおいて、リターン品の発送を7月中としておりましたが、 計画性のなさ、効率の悪さにより発送の準備が思うようにできず、発送が本日8月1日となってしまいました。 本当に申し訳ありません。 数日中にはお手元に届くかと思います。もう少しお待ちいただきますよう何卒宜しくお願い致します。 現在、プロジェクトは第4回目まで終了しました。 素晴らしい講師陣、運営に携わってくれているスタッフのおかげで、参加してくれている中高生には彼らにとって間違いなくプラスになる何かを持ち帰ってもらえています。 これからも参加してくれている中高生を第一に考えながら、私たちにできることをやっていきたいと思います。 各回のレポートなど公式ホームページにて公開しています。 ぜひご覧ください。 https://mimatamirai.wixsite.com/index この度は本当に申し訳ありませんでした。 もっと見る
みまたんみらいナビ第1回開催しました!
2018/06/21 06:52「みまたんみらいナビ」記念すべき第1回を6月16日(土)に開催しました!! このクラウドファンディングの達成後、仲間たちと準備を進めてきた全10回のこのプロジェクトの第1回を無事開催することができました。 クラウドファンディングでご支援いただいた皆さん、シェア・拡散にご協力いただいた皆さん、第1回講師の土屋有氏、ここまで一緒に考え準備を進めてきた仲間たち、そしてこの第1回に参加すると決断し会場に足を運んでくれた中高生、このプロジェクトに関わってくれたすべての方々に心からお礼申し上げます。 本当にありがとうございました!! まず、この事業の概要など決まっていたにもかかわらず、報告がこのタイミングとなってしまい、申し訳ありません。今回公式HP・Facebook・Twitter・LINEなどを活用し情報発信、参加者募集を進めてきました。 概要の詳細は公式HPをご覧ください。 公式HP: https://mimatamirai.wixsite.com/index 今回は30名の中高生と保護者が参加をしてくれました。 私の拙い主催者挨拶の後、早速講師の土屋氏が登壇。 みまたんみらいナビのめちゃくちゃかっこいいオープニングムービーを作成、流していただき、講演が始まりました。 ↑宮崎大学地域資源創成学部講師の土屋有氏 ↑町内のお菓子屋「十字屋」さんにこの日のために作っていただいたみまたんごまを使った「ごまシュークリーム」 ↑土屋氏の提案により、とても美味しいシュークリームを食べながら、バイオ茶を飲みながら講演を聞く流れに。 土屋氏は自身の成功体験、失敗体験を赤裸々に話し、その中でどのように夢を見つけたのか、夢を見つけるには何をすればよいか、専門であるマーケティング、将来の職業などについて、たくさんの笑いを引き出しながらもまっすぐに中高生へ向けて話をしてくださいました。 ↑目を輝かせながら前のめりになって土屋氏の話を聞く参加者の姿 第2回講師の田代氏も最後に登壇し、次回案内をしていただきました。 第1回を開催して率直に「この企画を立ち上げ、開催して本当に良かった。」と思いました。 中高生が本当に熱心に講師の話に聞き入る姿を見て、講演後何人もの参加者が講師に質問をする姿を見て、アンケートに「楽しかった。」「進路に悩む中できっかけとなり、救われた気持ちになった。」などとても前向きな回答が多かったのを見て、今回は30名でしたが、本当に聞きたい、感じたい、何かきっかけを見つけたいと思って参加してくれている中高生にとって意味のあるものなのだと実感し、とても感動しました。 これからの残り9回の講演でも、1人でも多くの中高生に学びや刺激を届けられるように仲間たちと協力してこの「みまたんみらいナビ」を作っていきます! 今後も引き続きよろしくお願いします。 みまたんみらいナビ実行委員会 実行委員長 佐々木義和 ※第2回6月30日(土)の参加申し込みも受け付けています。 公式HP:https://mimatamirai.wixsite.com/index もっと見る
【講師(人生の先輩)紹介 Vol.10】 日高 葵氏
2018/05/07 21:27クラウドファンディングのプロジェクトは終了しましたが、これからが「みまたんみらいナビ」の実施に向けて本番となりますので、引き続き進捗状況など情報発信をさせていただきます。 プロジェクト終了までにお伝えできませんでしたが、10人目の講師(人生の先輩)を紹介します! 日髙 葵氏 株式会社訪う 代表取締役 宮崎市出身。東京での法人営業を経て、ラオス人民民主共和国の現地コンサルタント企業にて、アシスタントとして勤務。宮崎へ8年ぶりにUターン、「宮崎は可能性にあふれているのに、あまりに知られていなくてもったいない。もっと世界中の旅人に来てもらいたい」という想いから、フリーランスの多言語化コーディネーターとしてキャリアを開始。 2017年8月、インバウンド受け入れ支援事業を軸とした「株式会社訪う」を設立。多言語翻訳・ウェブマーケティング、コンサルティングを軸とした事業を展開中。 動態調査のデータが宮崎に無いことから、有志団体宮崎インバウンド隊を結成。外国人観光客へ個別インタビューを実施、「外国人から見た宮崎」を発信する必要性を感じ、外国人ライターによる英語旅情報ウェブサイト「縁 En Miyazaki」をローンチ。2018年4月現在まで、アメリカ・香港をはじめとし42ヶ国からのアクセスを集めている。 https://www.otonau.com/ これで全10回10名の講師陣が出揃いました。本当に豪華なメンバーがこの事業に賛同して引き受けてくださいました。 あとは、中高生にこの「みまたんみらいナビ」についてどれだけ関心を持ってもらい、足を運んでもらえるか。 実行委員のメンバーや講師陣とともに考え抜いて、1人でも多くの中高生に想いが届くように準備していきます! もっと見る