1.移住ドラフト会議、言い出しっぺの永山です。
みなさまこんばんわ。
お盆も終え、そろそろ日常が戻ってきているところでしょうか。
移住ドラフト会議の鹿児島コミッショナー、永山です。
(↑第1回移住ドラフト会議<2016>でのひとこま)
普段は、鹿児島を中心にコミュニティデザインや、企業経営、自治体向けのアドバイザリー業務などを行っています。
2009年までは政府系の金融機関で投融資を担当していました。
リーマンショックがきっかけになって銀行を辞し、2011年からはTen-Labというチームを率いています。
鹿児島県内各地で地域のみなさんと街の未来を語るうちに、移住というテーマのあいまいさ、ターゲットの絞りづらさを感じるようになりました。 そこで、いまはまだ顕在化していない「移住予備軍」の皆さんとの接点を作る必要性を感じ、2016年に第1回の会議を企画しました。
2.私が「ドラフト会議」という関わり方をお勧めする理由
私の周りには、20代30代で鹿児島に移住してきている人がたくさんいます。
その中には、2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災、この2つの事件・災害がきっかけになって 人生を考え直した方が多いように感じます。
私自身もその一人です。
ただ、10年前に私が危機感と焦りを感じてUターンした当時、私は本当に準備不足でした。
ローカルにおける求人情報はハローワーク以外に情報が取り辛く、転職先も決まらぬまま、 最初は鹿児島市を拠点い活動するNPO法人の見習いとしてのスタートでした。(最初の1年間、朝の最初の仕事は事務所のトイレ掃除でした。)
これはこれで楽しいものでしたが、30歳を超えたいま、同じように全く先の見えないなかで地方暮らしをスタートできるかと問われたら、 ちょっと考えてしまうかもしれません。
焦りと危機感から始まる始まる移住は、当人にも、家族にも、かなりの負荷が重なります。
私の場合、高校を卒業してから、地元鹿児島の友人も多くが鹿児島を離れ、地元にあまり接点が残っていなかったのも不幸なことでした。
同じようなプロセスは、決してお勧めできないなと思っております。
だからこそ、いま、移住ドラフト会議をお勧めします。
そしてそして、これを言ってしまうと本も子もないのですが。。。
移住ドラフト会議は、移住を前提にしているものではありません。
というかむしろ、移住しないほうが楽しめるかもしれません。
というのも、地方はバライロ!地方はパラダイス!なんてわけがないからです。
では、なぜ、私は移住ドラフト会議にこれだけのエネルギーを注ぐのか。 田舎と街中を繋ぐ動きをつくろうとしているのか。 それは、一言で言うと、「いま、地方には黒船が求められているから」なのです。
…ということで、この続きは、また明日。 「地方に黒船が求められる理由」編 お楽しみに!!