2018/08/17 00:30

 1.移住ドラフト会議、言い出しっぺの永山です。 

みなさまこんばんわ。

お盆も終え、そろそろ日常が戻ってきているところでしょうか。

移住ドラフト会議の鹿児島コミッショナー、永山です。

 

(↑第1回移住ドラフト会議<2016>でのひとこま) 

 

普段は、鹿児島を中心にコミュニティデザインや、企業経営、自治体向けのアドバイザリー業務などを行っています。

2009年までは政府系の金融機関で投融資を担当していました。

リーマンショックがきっかけになって銀行を辞し、2011年からはTen-Labというチームを率いています。

鹿児島県内各地で地域のみなさんと街の未来を語るうちに、移住というテーマのあいまいさ、ターゲットの絞りづらさを感じるようになりました。 そこで、いまはまだ顕在化していない「移住予備軍」の皆さんとの接点を作る必要性を感じ、2016年に第1回の会議を企画しました。

 

2.私が「ドラフト会議」という関わり方をお勧めする理由

私の周りには、20代30代で鹿児島に移住してきている人がたくさんいます。

その中には、2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災、この2つの事件・災害がきっかけになって 人生を考え直した方が多いように感じます。

 

私自身もその一人です。

ただ、10年前に私が危機感と焦りを感じてUターンした当時、私は本当に準備不足でした。

ローカルにおける求人情報はハローワーク以外に情報が取り辛く、転職先も決まらぬまま、 最初は鹿児島市を拠点い活動するNPO法人の見習いとしてのスタートでした。(最初の1年間、朝の最初の仕事は事務所のトイレ掃除でした。)

 

これはこれで楽しいものでしたが、30歳を超えたいま、同じように全く先の見えないなかで地方暮らしをスタートできるかと問われたら、 ちょっと考えてしまうかもしれません。

焦りと危機感から始まる始まる移住は、当人にも、家族にも、かなりの負荷が重なります。

私の場合、高校を卒業してから、地元鹿児島の友人も多くが鹿児島を離れ、地元にあまり接点が残っていなかったのも不幸なことでした。


同じようなプロセスは、決してお勧めできないなと思っております。

だからこそ、いま、移住ドラフト会議をお勧めします。

 

そしてそして、これを言ってしまうと本も子もないのですが。。。

 

移住ドラフト会議は、移住を前提にしているものではありません。

というかむしろ、移住しないほうが楽しめるかもしれません。

 

というのも、地方はバライロ!地方はパラダイス!なんてわけがないからです。

では、なぜ、私は移住ドラフト会議にこれだけのエネルギーを注ぐのか。 田舎と街中を繋ぐ動きをつくろうとしているのか。 それは、一言で言うと、「いま、地方には黒船が求められているから」なのです。

 

…ということで、この続きは、また明日。 「地方に黒船が求められる理由」編 お楽しみに!!