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↓【地元の木材とみんなで作る商店街ベンチ】まちに新しいコミュニティを創る！

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みなさん、こんにちは！

 

「前原（まえばる）もっと楽しもうプロジェクト」の野北です。

 

福岡県糸島市の「もり」と「まち」を、みんながデザインしたベンチが繋ぐ、今回の企画。

 

お時間あれば、どうぞご一読よろしくお願いします。

 

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前原の商店街についての講演を行ってきました！

 

9月5日に熊本の長洲町（大牟田市のすぐ下あたり）に、糸島の前原商店街の講演をしにお出かけしてきました。

貴重な機会を頂き、ありがとうございます！

 

 

これは今年の11月に開催される福岡DIYウィークの一環で行われたプレイベントです。

 

福岡DIYウィークとは、DIY（自分で大工仕事などをやって改装などを行うこと）で、個性的で素敵なお店や商店街が、小資本ながらも各地に誕生しつつあるのを、全国にPRする目的で毎年行っているイベントです。

 

全国的な注目度も高く、この日は、私も含めて、九州各地から5名の登壇者が長洲町のおしゃれなカフェ「あゆたり」さんでお話しました。

みなさん、リノベ界隈では本当に有名な方々ばかりなので、私は恐縮でした。（といいつつ、持ち時間オーバーで話してしまいましたが。笑。）

 

ちなみに長洲町は、造船と金魚で有名な街です。今でも日立系の造船を行っているので、海外から技術を学びにくる学生や商談で訪れるビジネスマンも多い、とても興味深い街でした。

 

↑本当に多くの方にご参加頂けました。

 

びっくりしたことにここに集まった半数以上の方が「糸島」に来たことがあるとのことでした。

昔はただの田舎だと思っていたのに、本当にすごいことです。

 

ベンチは人と人、前原と糸島全体を繋ぐ！

 

 

前原商店街について考える時に、糸島全体との関係をしっかりと捉える必要があります。

 

糸島全体でいえば、以下のような課題があります。

・車でアクセスが基本で、お酒が飲みにくい

・地元の人が集まれる場所が少ない

 

糸島は様々な魅力が広い範囲に点在するのが魅力ですが、逆をいえば、一箇所で集まれる場所が少ないということ。

前原商店街は、糸島全体を繋ぐ「ハブ」になれる可能性があるのです！！

 

そして、商店街でいえば、以下のような課題があります。

・商店街の店主が高齢化＆後継なし

・古い建物は更地へ！？

 

商店街は、江戸時代の宿場町に由来する歴史を引き継ぎながらも、現在の風潮（＝建物をそのまま残していても、誰も買い手がつかんから、更地にせんとね〜）を変えていく必要があります。

 

地味ですが、そのためには、多くの人に前原に足を運んでもらって、「前原面白い！」と感じる人を増やす必要があります。

そして、前原で「人」と「人」が繋がるような流れが必要です。

 

ベンチを各所に置くのは、ただ足を休めるだけではなくて、人と人を繋ぐ重要な役割を担っているからです。

やはり、みんながそれぞれ休むことなく動き回っていると、出会いや話しかけるタイミングは少なくなります。

 

↑熊本・長洲町での一コマ。駄菓子屋のベンチに子供達がいるから、私たちは話しかけるチャンスがあった！

 

上記の写真は、とある駄菓子屋の風景です。

軒先にベンチが置いてありますね。

 

軒先で子供達がお菓子を買って食べているわけですが、そこにほんの5分、10分でも滞留しているからこそ、私たちは話しかけ、交流する機会を得られたのです。

 

「こんにちは。何食べてるの？」とか、「よくここには来るの？」とか、気軽に話しかけられます。

 

 

もし、ベンチがない状態を想像してください。

 

彼らは歩きながら食べていたでしょう。

 

私たちも別に動いているわけですから、出会う確率はぐんと減って、上記のような会話はきっと生まれなかったでしょう。

 

「ベンチがない状態」とは街に会話を生まない状態なのです。

 

それに気づいたニューヨーク市は、コミュニティや治安改善を目的に、まちなかになんと2000台のベンチを置こうとしています。

デンマークのコペンハーゲンや、台湾でも同様の動きがあります。

 

日本は、管理が面倒だからと、まちかどベンチを撤去する方向で動いています。

世界の流れと逆行しています。

本当に残念です。

 

ただ、行政が管理するので、管理費など理解できる側面もあります。

 

だから、私たちの計画では、私たち民間が主導で、民間の敷地内（＝軒先）にベンチを設置する計画です。

基本的に、行政にも、道路を管理する警察にも迷惑にならないようにと思ってやっております。

 

ただ商店街にベンチを置くだけですが、試み自体は日本最先端だと思っております。

 

そして、この動きが前原商店街だけでなく、糸島中に、全国中に広がっていって欲しいと思っております。

 

↑アメリカ・セント・ピーターズバーグの約100年前のイラスト（引用元：建築家・大西正紀さんのNOTEより） 

 

上のイラストは衝撃的ですが、100年以上前の、アメリカのフロリダ州の小さな街の実際の風景です！

 

地元の不動産屋さんが思いつきで始めた、ベンチ計画がエスカレートして、なんと7000台が小さな街の繁華街を埋め尽くしたそうです。

実際、商店は大繁盛し、人々の交流の拠点として利用されたとのこと。

 

ベンチ恐るべしです！

 

前原にはこれほど多くのベンチは置けませんが、みんながデザインした個性的なベンチを地元の作家さんが作ることによって、唯一無二で高品質なベンチを置いていこうと思っています。

 

現在は、商店街のまんまる食堂さん、古材の森さん、ここのきさん、ハイホーさん、ランプーさんの軒先をお借りする予定です。

 

ぜひ、応援をよろしくお願いします！

 

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