今年6月から本事業の核心部分である吉兆囃子の練習を始めました。
「笛」「太鼓」「大社神謡」の三つです。
大社町内で、それぞれに熟達した方々が指導をかって出て下さいました。
16名の中学生たちは各指導者の方々の熱い思いを受け止めながら、徐々にその腕前を上げています。
昨今、地域の伝統継承に黄信号が点っているなか、ここでは伝統を伝え、それを受け継ぐと言う形を見ることができます。
伝統継承はその時々を反映しながら、少しずつその形を変えていっているのでしょう。
受継ぐ側の感性が、その伝統をどのように受け止め、そしてどう生まれ変わらせるのでしょうか?
次の時代に向け、大いに期待したいものです。
一人の少女がいます。
彼女は現在大社小学校の六年生で、笛の指導者である父親と一緒に本事業へ参加してくれています。
来年、大社中学校に入学したら、本事業にも参加してくれると思われる一人で、我々にとって、これからの頼もしい存在にもなっています。
日本遺産「日が沈む聖地出雲」で新たな動きがもうすぐ…。
来年1月5日(土)の本番に向け、大詰めの練習が続いています。
当日、出雲へ足を運んでいただき、彼らの雄姿を確かめて下さるようご案内申し上げます。
クラウドファンディングも引き続いてお願いしています。
出雲にご縁のある方、ご縁のあった方、これからご縁を…とお考えの方、
是非ともご支援下さいますようお願いいたします。