
御前酒蔵元「辻本店」~純米菩提酛にごり酒火入れ~
今回のクラウドファンディングの返礼品は、真庭市の様々な産品をお選び頂けるようになっていますが、中でも人気があるものが、御前酒蔵元「辻本店」のお酒、「純米菩提酛(ぼだいもと)にごり酒火入れ」です。
版画寺として知られる、真庭市目木「毎来寺」の、岩垣正道住職の書かれた「岩垣正道略歴」から、ラベル版画制作当時のエピソードをご紹介します。
〈以下抜粋〉
一九八六年(昭和六一年)十二月
(十五)勝山町、辻本店の酒ラベルの制作をする(真庭市勝山)
お隣りの勝山町(城下町)にある造り酒屋の辻本店より、知人を通して酒ラベルの制作依頼があった。(中略)辻本店は「御前酒」という銘柄が特に知られている。店の名前を辻本店というよりも、「御前酒」といった方が地元では通りが良いぐらいだ。
今度「菩提酛」というにごり酒を出すので、そのビンのラベルに「版画でぜひ」というわけである。菩提酛というのは、何でも今をさかのぼる室町時代に、奈良地方において、寺院とかだったか、「菩提酛」という酒酵母を使って酒造りをしていた記録があり、その古式にのっとって再現させるというのである。
酒の味は美味に決まっていようが「私のデザイン」が悪くて、酒が売れなくては申しわけないと思いつつ、とにかく考えこむばかりであった。
一ヶ月はうなったであろうか。年の瀬はせまるし気はせいた。それでも何とか考え出したのが文殊・普賢というのか、要するに二人の菩薩が両脇にニッコリほほえみ、真中に「菩提酛にごり酒」とあしらったのである。(以下略)
発売以来今に至るまで地元で愛され続けている「菩提酛にごり酒」。穏やかな香り、キレのあるやや甘口のうすにごり酒です。青りんごのような爽快感をお楽しみいただけます。ぜひお手元で、ラベルの版画と共に味わってみて下さい。

今回のクラウドファンディングでは、他にもコースによって様々なお酒が選べるようになっていますので、ぜひご覧になってみて下さい。
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