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棚田を再生し、未来へつなぐ鹿革ブランド Tsunag.を立ち上げます!

私が岡山県美作市上山棚田で暮らし始めて10年め、鹿革製品ブランド「Tsunag.」を立ち上げます。野生の鹿を活用した革なので傷を負っていることもありますがそれは彼らが岡山県の深い山で生きた証です。命を感じる岡山県の名産品へと育てていきます。

現在の支援総額

2,371,245

118%

目標金額は2,000,000円

支援者数

191

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2020/02/21に募集を開始し、 191人の支援により 2,371,245円の資金を集め、 2020/03/24に募集を終了しました

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棚田を再生し、未来へつなぐ鹿革ブランド Tsunag.を立ち上げます!

現在の支援総額

2,371,245

118%達成

終了

目標金額2,000,000

支援者数191

このプロジェクトは、2020/02/21に募集を開始し、 191人の支援により 2,371,245円の資金を集め、 2020/03/24に募集を終了しました

私が岡山県美作市上山棚田で暮らし始めて10年め、鹿革製品ブランド「Tsunag.」を立ち上げます。野生の鹿を活用した革なので傷を負っていることもありますがそれは彼らが岡山県の深い山で生きた証です。命を感じる岡山県の名産品へと育てていきます。

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クラウドファンディング始めました!

開始して3日目です。おかげさまでさっそく12名の方々にご支援、お買い上げいただきました。有難うございます。

 

大学を出て10年目、鹿革のことを試行錯誤し始めてから6-7年ほど経ちます。ようやく形にすることができました。
まずは家族と周囲の皆さんのご協力に感謝いたします。
手に取っていただいても納得してもらえる仕上がりにもなったのでこのような形でスタートさせました。

 

クラウドファンディングはスタートが肝心ということで、まずはご覧いただき、気に入るものがあればぜひお買い上げいただけると有り難いです。

鹿革商品のリターンについては基本的に定価+消費税+送料+おまけ商品サンプル価格の総合計を下回るように設定しています。ご理解ください。

今回はALL or Nothing という形で「0か達成」かです。ドキドキしますね。

 

サイトを見ていただきシェアだけでも歓迎です。

以下、取り留めのない形で今に至ることを書いております。お時間ある方はお付き合いください。

大学を出て10年目、鹿革のことを試行錯誤し始めてから6-7年ほど経ちます。ようやく形にすることができました。
まずは奈々さんと周囲の皆さんのご協力に感謝いたします。
手に取っていただいても納得してもらえる仕上がりにもなったのでこのような形でスタートさせました。

もともとは環境問題などに興味があり高校卒業後、進学で岡山に来ました。
そんなところからなぜ今これをやるかというと、身近な自然や里山環境を改善していくことが僕にとって一番わかりやすい結果に繋がることだと感じているからです。
その流れを書いていきます。

 

大学時代、ゴミ拾い
大学で学ぶ環境問題のことは世界や日本で起きていることをひらたく、なんとなく学びました。これではいけないと思いますが問題が大きいのでどこから手をつけたらよいかも学生の僕にはわかっていなかったのです。

大学ではたまたま一緒に「ゴミ拾いやろう」ってことで藤井くんともう一人とゴミ拾いサークルを3人で作って朝のゴミ拾いとかもしていました。(もともとはケイビング部で一緒だったが3ヶ月で辞めた仲だったか、もう忘れました)
ゴミ拾い、主に缶拾いを大学構内で朝やってから授業に出る、その繰り返しの日々で「この調子でアルミ空き缶拾ってプルタブを集め続けたらたくさんの車椅子づくりに貢献できるはずだ」みたいな妄想を抱えながら過ごしていました。ある時、何キロ集めたら車椅子になるのか冷静に調べて計算してみると、必要量に到達するときには10年後とかでとっくに卒業しているのではないかと気づき辞めました。

 

大学時代、国際協力へ
次は顧問の先生に勧められ、ゴミ拾いから国際協力をしようとなりました。ネパールに草の根の活動をしている「OKバジ」というすごい方が居るから行ってみなさいということでした。3人が中心となりスタディーツアーを企画して
1年目は5人、2年目は15人ほど、3年目は10人、4年目は8人ぐらいと1年に1回のツアーを行います。電気・ガス・水道などのまともなインフラも整っていない途上国の田舎へと行ったのです。現地へつくと問題は山積みで
・仕事が農業しかない
・若者は都会へ行く
・木を伐りすぎて、はげ山が多い
・衣食住、医療、教育が行き届いていない
・エネルギーは薪のみ、時々太陽光と小水力、都市部でも停電は一日当たり14時間
などなど日本で当たり前のことが当たり前ではないことも多かった。でも現地の方々は生きる活力があり元気をたくさんもらうことが出来た。何より一番参考になったのはOKバジがネパールの農村部で衣食住・医療・教育・エネルギーと多岐にわたり村人の支援を行っていることでした。全て繋がっており、暮らしを見守っている視点があるからこそ偏りのない自立を促す協力をしていることがわかりました。
日本へ帰り、改めて視野を広げて大学での研究(これは落ちこぼれ級にダメ院生でした)、就職活動、環境コンサルへのインターン、農家のお手伝いなど頑張れるだけ頑張りました。その時、たまたまインターン先でお世話になった耕平さんに連れられて上山へ初めて訪れます。

 

現場が大事という視点
大学では耕作放棄地や農家が少ない、里山が荒れていると習います。わかっているつもりでしたがなにもわかっていない状態です。座学で棚田の機能も、水路の作り方とか、圃場整備の考え方とか学んでいた気はしますが、いざお米づくりに関わる活動に入ればなにがなんだかわかりません。
月に1-2回、学生気分で上山へ足を運び、草刈をして、水路を掃除する、これがとてもしんどいけどやればやるほど身につきます。しんどいけれどもそこには一緒に汗を流す棚田団メンバーがいました。何で大阪から休みの日を返上して上山棚田まで来るのか、それを知りたくてしゃべりに参加していた気もします。
徐々に里山の環境問題にも近づいてきます。一番身近にある環境問題、里山の問題に取り組む、それは当たり前に百姓をする、加えて楽しそうという場所にする、こうやって自分の納得する関わり方を模索していきました。

 

 

なぜ鹿革にいきつくか
漠然と環境問題に興味があったわけですが、棚田の作業体験しながら関わる大人に影響されて、耕作放棄地再生し水田や畑に戻し綺麗になれば良いこと尽くしではないかと思うようになりました。
荒れ果てた農地が綺麗になると
・耕作放棄地として何も生産しなかった土地にお米ができる
・地元の人が喜ぶ
・景色が綺麗になる
・汗をかいた後の温泉、ビールが良い
・獣が遠のく
・土砂崩れしにくくなる
などなど色々あります。

そんな暮らしをしながら鹿や猪が里山にはたくさんいることも知りました。食べることが出来るなら食べてみたいと思い狩猟免許を取って近所の猟師さんに教えてもらい捕獲します。自分でお肉を得る手段があることにロマンがありました。狩猟を始めるきっかけはそんな食欲からです。

しかし、そこには野生動物の被害も大きくあることを関わる年数が長くなればなるほどわかります。棚田再生すると一度は遠のく野生動物も、農作物が生産され始めるとまた狙ってきます。イタチごっこなのです。
里山で暮らし続けるためには付き合い続けなければなりません。そのようなことがわかっていた移住2年目などに実家で父親などと話をするうちに、親戚関係も革のことを仕事にしている方々がいることを再認識しました。そうだ、動物の皮は革になるのだと当たり前のことを思いつきます。
皮革工場へお邪魔してご迷惑をおかけしながらも試しに鹿革が仕上がると感動しました。おぉ、なんか良いものが出来そうだ!と。

 

鹿革の魅力
鹿革は日本人が昔から利用してきた革でもあります。剣道や弓道の武具などもそうです。
歴史の中で鹿との戦いも今に始まったことではなく幾度と無く日本人はやりあってきているそうです。その歴史さえも面白いなと感じ、深堀りしてお伝えしていきます。
鹿革のポイントは肌触りが良い、軽い、しなやか、耐久性があるということで身の回りのものにも使いやすいです。デメリットは傷がつきやすいこと。

なめし革、毛皮、セーム革、白なめし革として商品を展開えきることも他の革とは違います。

 

鹿革商品にこだわる理由
上記の鹿革の魅力もありますが、現在里山が直面する最大のハードルが「野生動物の被害」だという気がします。
でも鹿が悪いわけでもないとも思うのです。たまたま里山に人が減って、鹿が増えたということです。(増えた原因は天敵がいなくなったとかもありますがそこを掘るとまた長くなるので)
捕獲する鹿はお肉は美味しいし、皮も魅力的なものになる。
この皮を革にして商品として持ってもらうことが出来るクオリティにもなった、被害を与えているものというネガティブな印象ではなく、こんな良いものが出来る素材なのだというポジティブな印象にして鹿を最大限活用していきたいのです。関わる人が増えることで鹿も活用し、棚田が綺麗になっていく、そんな商品にしていきます。

ちなみに鹿セーム革は一昔前に新車には必ず付いてきたようです。フロンとガラスなどを拭くととても綺麗になるのです。白なめし革はスキンケアになりお肌を整えてくれます。

以上、思いつくままに、でも余談はなるべく省いて書きました。読んでくださった方、本当に有難うございます。

最後に、とあるサイトで「共感でお金を集める時代は終わった?」とありました。安易に共感を謳うことは虚しいぞと、ある種の強要にもなっているのだよと。(この一文は僕の中でも腑に落ちました。)
でもクラウドファンでディングの良いところはたまたま見つけて気まぐれで「なんか必要そうかも」という感覚で購入なり支援できることです。

上記の文章やサイトに書いていること全部を受け止めていただく必要も無いので、「なんか良いな」、「試しに手に持ってみたい」、「写真かっこよいな」、「商品よさそうだな」とかいった感じで本文とリターン品を見てやってください。

 

書きたいことを書いたような書けなかったような、ここ知りたいと思う部分あればコメントやメッセージいただけると嬉しいです。

 

https://faavo.jp/okayama/project/4268

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