2018/11/07 21:11

寒さが増してきましたね。イベント後腑抜け状態になってしまい、報告が遅れてしまいましたが・・

10月25日に踊る銭湯ダークナイト開催いたいました!
ファンタジーナイトとは一変した世界観。

【般若心経】をテーマにした作品で、お坊さんのお経と生の太鼓演奏、そして写真とのセッションがありました。
では写真で少し振り返ります
出演前、ダンサーは10名。


開場前にみんなで気合い入れです!

19時からのお坊さんによる座禅ワークショップ

女湯の展示コーナーは今回このような感じになりました!

KIIMANさん

アートワークショップのチャコスさん

それぞれの踊る人を切り絵にしました

18日は来れなかった石井美帆さんが福岡から来てくれました〜!作品も素敵ですがやはり本人がとっても素敵でした・・!!

ダンスワークショップはじまります。今回もお客さんでぎゅうぎゅう!ありがたい!!


お坊さんのお経とともにはじまります。

ここでダークナイトの解説を一部紹介

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【踊る銭湯】
ダークナイト
『 nigh/ナイ 』

このダークナイトを催すにあたり、実は先に〝お坊さんと共演する〟ということが決定していました。
半分焦ったわたしは(笑)、取り敢えずぱっと浮かんだ「般若心経」を手に取りました。
そこには「苦しみもこだわり(執着)も実体は無く、全ては虚構であるのだから捨てよ」とありました。でもこれ、アーティストやダンサーにとってはちょっと怖い言葉だなぁとぞっとしました。これはいける。対峙してみたらおもしろそうだと。

〝実体がない〟〝こだわりを無くせ〟という言葉から、わたしはダンサーたちにとある負荷をかけました。
それはダンサーの入場と共にお分かりになることと思いますのでここでは伏せておきたいと思います。が、我ながらかなり馬鹿げた発想だと自負しております

わたしの創るうえでの唯一のこだわり。
それは、〝そのひとにしか踊れないものを創ること〟です。
はじめはそのこだわりを見せないようにしようと思って仕掛けた負荷は、今ではそこから割出てもらうためのものと化して堂々と作品の一部としてそびえ立っています。

つまり結局のところ
こだわり、捨てられてません。
ただ。それを笑ってしまえるくらいにいこうと思えたことは、この作品をやる上でとても重要なことだったように思います。

無くすことはまだ出来ないけれど、
執着も苦しみも全て笑って、少しずつ受け入れていく。(ファンタジーナイト『yes』でも掲げていました)〝全肯定〟と全く同じことでした。

この〝全肯定〟という言葉を自分でも気づかないうちに共通のテーマとして持ってきてしまっていたのは、銭湯が、そういう場所だったたからだと思います。銭湯に入るって、なんだか全てを許された気になるというか。なんでも良いかという気になる。ほっとする。なんかそんなようなことが、ダンスでも起こせないだろうか。と主催バスタブNYからこの企画に誘ってもらえたとき、ただただ漠然と思い描いたのでした。

最後になりましたが、
「般若心経」は世間全般に向けられたものではなく、直近の弟子を悟すために説かれたお話だということを調べていくうちに知りました。
そうやって、隣にいるひとのために創られたものが、時間を超えて今もなお語り継がれている。このことが、何に変えてもお話したかったことです。
『 nigh(近くに)/ ナイ(無)』
(これだけは、しめしめです)

隣のひとと手を繋ぎ、踊り沸かす。
これを【踊る銭湯】と呼び、
自分でも驚きのこの長文を終えたいと思います。

その【踊る銭湯】をこれから今、創ってくださるアーティストのお客さま。今この小杉湯にいる全ての皆さまへ。アートのお湯は大変熱くなっております。誠にありがとうございます。

演出 宇山あゆみ
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今回も最後は【いい湯だな】でみんなでダンス!

 

ダークナイト、怪我なく無事に終えました。
ダンサーと開場のみなさんとパシャり



以上です^^

 

この度は本当に多くの方にお越しいただきました。
心より感謝申し上げます。
日程の都合で見にこれなかった、遠方で見にこれなかった・・という声を多々いただきました。ということで・・

来年もやります!

 

踊る銭湯!第2回目に向けてまた動き始めたいと思います!
来年は同じく小杉湯でやらせていただく予定です。遠方の方でもみていただけるように、ゆくゆくは東京以外の銭湯でも踊れるようになりたい><とも思っています。
初めて銭湯で踊りようやく見えてきたこともたくさんありました。
次回はブラッシュアップした踊る銭湯でみなさんに楽しんでいただけるようにまた来年帰ってきます。

 

今後もこのブログを通して近況など報告していきますのでぜひご覧いただけますと幸いです

 

第一回目、踊る銭湯、無事に湯あがりました!
また来年お会いしましょう