はじめまして。館山リトリートです。
初めての皆さま、いつもご支援いただいている皆さま、アクセスいただきありがとうございます。私は、千葉県は房総半島の南側、館山市にある自炊式宿泊施設「館山リトリート」の運営を行っております、武田和哉と申します。被害を受けた当施設の再建とこれからの地域振興の活動について、みなさまのご支援をいただきたく、今回プロジェクトを投稿いたしました。最後までお読みいただけましたら幸いです。
千葉県館山市について
館山市は、南房総市と隣接した房総半島の一番南側、安房地域にある市、千葉県のマスコットキャラクター”チーバくん”の足元に位置します。東京近郊から約110km約120分。海岸部分は南房総の国定公園に指定されている観光都市ではありますが、観光客は年々減少傾向にあります。また、千葉県の中でも高齢化率が高く、人口も年々減少しており、現在約4万5千人。人口は減少一途をたどっています。
そんな中、今回の台風15号による甚大な被害は、わたしたちの施設だけでなく、地域の民家、他の商業施設も含めて、多くの爪痕を残していきました。
館山リトリートとは
館山リトリートは、地元館山の工務店の皆様とともに旧旅館施設のリノベーションを行い、2017年1月にオープンした、一棟まるごと貸し切りの自炊式宿泊施設です。
当施設は団体様のご宿泊が多く、そのご利用目的はさまざまです。社員旅行や研修旅行、オフサイトミーティング、サークル・クラブ活動・部活動の合宿旅行、卒業旅行、ヨガ・瞑想・断食・ダンスなど文化活動やコミュニティ活動、親戚・友人など大人数での家族旅行などなど。
広いキッチンで普段料理をしない人たちも教わりながら一緒に野菜を切ったり、大量の食材を使った調理をしたりと、非日常を体験されています。中庭では多くの方がBBQをしながら人生を語らうことができるプライベート空間があります。周りを気にすることなく、仲間や家族たちと朝から夜までくつろぎ、はじめての共同作業や共有した時間に、多くのお客様から満足の声をいただいておりました。
館山ファンを増やしたい
私は、自分の生まれ育った町でもある「館山」が大好きです。
館山の大自然、海と山に囲まれた環境を、もっと多くの人に知ってもらいたい。観て触って感じてもらいたい。そんな想いから宿泊施設をはじめました。「また館山に行きたい」と言っていただくことが、館山の魅力発見・価値の向上につながっていることと思って続けてまいりました。オープンから約2年半、幹事様の負担を軽減し、居心地のよい場所、楽しい場所、目指していました。お弁当や食材セットの手配、地元野菜の収穫体験や、果物狩りの手配をサポートすることで、お客様の負担を減らすと同時に、地元の農園・農家・飲食店との信頼関係もできました。また、宿泊以外のアクティビティのご案内も積極的に行っています。公共施設(体育館・運動場)利用のほか、観光や買い物、ダイビング、シーカヤック、SUPなどレジャーを楽しむ拠点として利用いただきたい。という思いから、オンシーズン中でも関係なく、宿泊費は一年中、同一料金で営業しています。館山でしか味わえない体験をすることで、多くのファンを作り、ファンを作ることで、館山の産業活性化に貢献したい。というのが私の願いです。
台風15号によって受けた被害
9月8日深夜、台風15号は館山リトリートを襲いました。
強風とともに、無数の飛来物が建物に衝突し、看板、サイン、外壁、窓ガラス、あらゆる箇所が、破れ、剥がれ、割れ、飛び散りました。豪雨とともに、天井にも床にも雨水が溜まり、雨漏りにとどまらず天井が抜け落ち、室内の設備も水濡れにより故障・破損となりました。
3年前に「地域の空き家に灯をともしたい」と言う理念のもと、ほとんど手作業でリノベーションした「我が子のような施設」を、明け方見た時に、このような姿に変わってしまったことに、涙が止まりませんでした。
なんとか修繕して速やかに営業再開ができないか?と尽力しましたが、とても1週間や2週間で、再開できる状態ではないことがわかり、本当に悔しいのですが、先のご予約をいただいているお客様へお詫びを申し上げるとともに、休業することにしました。
雨戸を閉めていても風で吹き飛ばされました。舞い上がった煉瓦は窓ガラスに向かって突き刺さってきました。窓が割れ開いてしまうと、そこへ強風が舞い込んでくるのです。
「がんばろう館山」プロジェクト
大変悲しい休業ではありますが、落ち込んでいても施設が生き返るわけではありません。今こそ立ち上がり、力を合わせてこの館山地域の復興に全力投球する時だ!と決意しました。
館山リトリートの被害ももちろんですが、近隣の民家も農園も含めて、本当に課題しかない。と言っていいほどの姿になってしまっています。営業再開の目標とともに、この館山地域に、もう一度花を咲かせるべく「がんばろう館山」プロジェクトを立ち上げたいと思います!
プロジェクト宣言
・災害からの復興に向けて館山リトリートだけではなく近隣住宅の修繕を補助します。
・最速で館山リトリートを建て直し多くの館山ファンを作り地域振興に貢献します。
・台風被害により閉店・退店となった店舗・従業員の方を雇用し職の安定に貢献します。
・閉店を余儀なくされた商店の再利用・再構築に協力し事業の回復をサポートします。
(空き物件を利用した事業構築など)
災害から1週間が経過してもなお、電気が来ていない、断水が続いている地域もありました。
この復旧作業は想定以上に時間がかかるかもしれないと思っていた矢先、あれから1ヶ月後
台風19号による被害も受けてしまいました。
それでも今、私達が出来ることを1つずつ迅速丁寧に進めていくことが、近道だと思っております。
ぜひとも、館山の未来のために、皆様からのご支援を賜りたく、お願い申し上げます。
今後の館山リトリートの役割
館山リトリートは自炊式宿泊施設として、館山への訪問、旅行を選択いただいたお客様のために最高のおもてなしで、お迎えする施設です。まずは拠点となる館山リトリートの再建を行ってまいりますが、営業の再開とともに、宿泊施設にとどまること無く、地域の活性化にも尽力してまいりたいと思っています。
具体的には、少子高齢化が進む中、後継者不足の問題や、災害の影響による職の不安など、普通に生活を送ることが難しい人たちが出てくると思います。施設内スタッフとしての雇用を行うだけでなく、宿泊の付加サービスを充実させ、弁当やケータリングの準備・配送作業、お客様の運搬、観光施設との業務連携など、新たな仕事を作り働く仲間を雇用します。当社の社名でもあるダイバーシティの名の通り地元地域の企業と人をつなぐコミュニケーションハブとして、活躍していきたいと考えています。
リトリートの再建にご支援ください
現在、吹き飛んだ瓦礫や廃材、家屋内のガラスの片付けを行っておりますが、地元の工務店さん、大工さんと復旧に向けた相談をする中で、復旧作業にはどうしてもお金が必要となってくることが分かりました。
以下が再建のために必要となる概算費用です。
今まで少しずつ蓄えていた資金を使いながら復旧させていこうと思っておりますが、大工さんに見積もっていただいただけでも、やはり想像以上に費用がかさんでしまいました。
近隣住宅への復興支援:100万
屋根の修理費用 :260万
天井の張替え費用 :180万
床、壁の張替え費用 :120万
椅子・机等什器の修繕:130万
エアコン取替費用 :100万
畳の張替え費用 :75万
布団シーツタオル費用:50万
その他費用 :55万
ーーーーーーーーーーーーーーーー
合計 1,070万円
この中から、地域復興への貢献に100万、当施設への修繕費に350万、合わせて450万円を目標金額として設定させていただきました。目標額に到達しない場合でも、プロジェクトを遂行し、みなさまへのご報告とお返しを行ってまいります。
台風被害から2週間が経過し、このたびプロジェクトを立ち上げ、今まで以上に館山を盛り上げたい。多くの人を笑顔にしたい。スタッフ一同、前を向いてやる気で溢れています。どうか、そんな館山リトリートをはじめ、この町の復旧のために、お力を貸してください。そして、復活した館山へ、館山リトリートへ遊びに来てください。
よろしくお願いいたします。
支援金の使いみち
主に当施設、隣接した家の修繕費用として活用させていただきます。
雨風にも負けない強い柱や壁、瓦屋根、施設内のテーブルや椅子、キッチン作業台などを地元館山の木材店、職人さんへお願いして再建をしていきたいです。ご支援いただいた費用を使って地元の大工さんへ還元することで、他の住宅や設備の修繕のために活用してもらいたいと思います。 また、このクラウドファウンディング手数料にも利用させていただきます。
また、いつの日かご支援いただいたみなさまが、この館山リトリートをご利用された時に、見える形で残し、大切に使っていきたいと考えています。 温かいご支援とご協力をお待ち申し上げます。
なにとぞ、よろしくお願いいたします。
お返しの商品
返礼品には、オリジナルグッズの他に、地元館山のお野菜や
復活した新館山リトリートのご宿泊チケットを用意しました。
お野菜は、地元の野菜ソムリエプロが見立てた旬の野菜のセット
を返礼いたします!
ご家族・グループ・社員旅行や社員研修など、いろいろな用途で
プライベート空間が満喫できる施設として、
必ず戻ってまいります。
よろしくお願いいたします。
お問い合わせ先
〒294-0308 館山市坂田489-1
自炊式宿泊施設「館山リトリート」(代表: 武田和哉)
TEL: 050-5213-3419