2013/06/01 16:55
 福島の子どもたち応援する保養キャンプの目的は、放射能から離れ自然の中で思いっきり遊んでもらうことです。でも一年間続けてきて少し欲が出てきました(笑)。子どもたちに福島の現状をはじめこれからの厳しい時代を生き抜く力を養ってもらいたいとの願いを持つようになりました。  そこでこの夏の「青空キャンプ」では、"できるおとな" に接してもらうつもりです。この場合の "できるおとな" とは、なんらかの専門性を発揮できる人をさしています。プロフェッショナルを目の当たりにする体験です。たとえば去年のツリークライミングだってそうでした。遊び重視の雰囲気を変えるだけで、もっと深い体験になるような気がします。ひと言で言えば、「おとなってすごいなあ」と感じられる出会いをプレゼントしたいんです。キャンプではいつも大自然が先生ですが、その自然に分け入り親しむ術を持っているおとなに出会ってもらいたい、ということです。いきいきと生きてるおとなに、今のこどもたちはどれだけ出会っているでしょうか。眩しいばかりのおとなの背中を知ってこそ、後を追いかけ追い越す未来が開けるのではないでしょうか。