ご支援下さった皆様、情報を広めて下さった皆様、おかげさまで
早期に目標金額を達成することができました。本当にありがとうございました!
非常に嬉しく、私含め、仲間一同、皆様への感謝の気持ちでいっぱいです!
しかしまだまだ40日の募集期間が残っています。そこで、さらに私たちの
「自然栽培の魅力を広げたい」という夢を実現させる為に、サポーター様100名
を目指したいと思います!
ご支援頂いた金額は、耕作放棄地の開墾、自然栽培の野菜・米作りの
資金に充てさせて頂ければと思います!
引き続き、沢山の方々に、自然栽培の魅力や意義を感じ頂けるように精進してい
く所存です。
ご支援・応援の程よろしくお願いします。
ルーキー農家3人が自然栽培で農業の未来を作る!
FAAVOをご覧のみなさま、はじめまして。私たちは石川県と富山県で農薬・肥料・除草剤を使わない「自然栽培」という栽培方法で野菜やお米をつくっているルーキー農家の枡田一洋、廣和仁、松本たけしと申します。
日本で初めて世界農業遺産に指定された能登の羽咋市とJAはくいが、奇跡のリンゴの木村秋則さんを講師に招き開催した「自然栽培実践塾」で無農薬・無肥料で野菜やお米を栽培する技術を学びました。
3人とも自然栽培という永続的な農業に可能性を感じ、脱サラや移住などを経て今までと全く違う環境で世界一安心でおいしい野菜やお米づくりに挑戦中です!!
※世界農業遺産…国際連合教育科学文化機関(UNESCO(ユネスコ))が推進する世界遺産が、遺跡や歴史的建造物、自然など「不動産」を登録し保護することを目的としているのに対して、世界農業遺産は、地域のシステムを認定することで保全につなげていくことを目指しています。
▲無肥料でも立派に育つ野菜達
自然栽培で2ヘクタールの宝の土地が誕生!
「自然栽培」とは単純に農薬・肥料・除草剤を使わないだけということではありません。草の管理、起耕方法、定植方法、作物の管理方法、自家採種など今までとはまた違った工夫で土の中の微生物が働きやすい環境をつくる、作物の生命力を最大限に引き出すといったことが重要になってきます。
▲氷見市の廣さんの畑で夏野菜を栽培している風景
▲羽咋市の枡田さんの畑でズッキーニとキュウリを栽培している風景
▲自然栽培の稲
そして農業をやめてしまった耕作放棄地は昨日まで農薬・肥料・除草剤を投入していた土と違い、草や微生物たちが長い時間をかけて土を自然な状態にリセットしてくれています。
つまり耕作放棄地は見方を変えると生物多様性が戻り自然栽培がしやすい環境になっている「宝の土地」なのです!
現在、私たちは約2ヘクタールの耕作放棄地を開墾し無農薬・無肥料の野菜やお米がつくれるようになりました。
※耕作放棄地…農作物が1年以上作付けされず、農家が数年の内に作付けする予定が無いと回答した田畑、果樹園の事を指します。
ハンマーナイフモアが支える世界農業遺産!
ただ、「宝の土地」である耕作放棄地は農地としては荒れてしまっているため、再生までには相当の時間と労力を必要とします。草がまだ枯れていない状態で土の中に入ってしまうと野菜やお米に障害が出てしまいます。自然界で草が青いまま土の中に入るということはありません。今までの草刈りでは刈った草が積み重なり枯れるのに時間がかかるため、刈った草を畑の外に出していました。
しかしハンマーナイフモアがあれば草を粉々に粉砕してくれるのであっという間に枯れてくれます。より自然界の状態を再現しやすくなるのです。今回、耕作放棄地に覆い茂った草やツルなどの刈り込み作業や野菜の栽培で大切な草の管理に是非、ハンマーナイフモアの購入費を皆様に応援していただけないかと思っています。
▲宝の土地の力を引き出すハンマーナイフモア
▲耕作放棄地
▲ハンマーナイフモアで粉砕された草
いのちを繋ぐタネで未来を作る
自然栽培で育てた野菜やお米は生命力に溢れ世界一おいしいと僕たちは思っています。
そして私たちは何世代もの長い年月をかけて採種を繰り返しながら命を繋いできた「固定種」と言われる野菜を育てています。それは普通のことだと思うかもしれませんが、現在ほとんどの野菜がF1種という子孫を残せない1代限りの品種が使われています。固定種は自家採種を続けると、その土地や風土に適応していく力を持っています。私たちは固定種の野菜たちのタネを採り次世代に繋いでいきたいと思い、年間約40種類ほどのタネを自家採種しています。
※固定種とは…固定種とは、人為的な交配が行われていない種のこと。交配種にくらべ、見栄えや大きさ、貯蔵性には劣るものの、独特のうまみや希少性から注目を浴びています。
▲固定種の真黒ナスのタネ採り
「安心・安全」を提供する自然栽培を広げたい!
▲地元の主婦たちを招き無農薬無肥料で育てる野菜の安全性を紹介しています
様々なアレルギー問題や遺伝子組み換え食品を取り巻く環境は複雑化し、安全安心な「食」に対する関心は高まってきています。私たちの周りでも、子供に安心なものを食べさせたいお母さんたちや主婦の方々から「自然栽培」が注目を集めています。私たちが「食の安全」の一役を担い、自然栽培という手法を広く知っていただきたいと考えています。
また現在、農業人口は260万人に減少し耕作放棄地は40万ヘクタールに増加していますが、環境に負担をかけず永続的で魅力ある農業方法「自然栽培」は、耕作放棄地の解消の手段として、能登のような過疎に悩む地方の活性化に繋がると思っています。現に、自然栽培は新しく農業に関心を持つ若い人たちからも注目を集めています。
そして、野菜本来の味わいを楽しみ、野菜を育て、種を採り、命を繋げてゆく、このあたりまえのことを子供たちや皆様に感じて頂きたいと思っています。
▲農業体験を通じて、子供たちに自然栽培の楽しさや、育った野菜の美味しさを伝えています。
世界農業遺産の能登から発信する永続的な農業へのチャレンジ、みなさまの温かいご支援を何卒よろしくお願い致します。
集まった支援の用途
ハンマーナイフモア(小型農業機械)購入費 300,000円
最後に
自然栽培農家は農業を楽しんでいる人が非常に多いと感じます。自然栽培は楽しく魅力があるんだということを今回のプロジェクトを通して伝え、みなさまが自然栽培に関心を持ってもらうきっかけになればと考えています。
野菜本来の美味しさを楽しむことができ、さらに食の安全面でも信頼出来る自然栽培という手法をこのプロジェクトを通して伝え、農業放棄地の有効利用のきっかけとなればと考えています。
ただ、耕作放棄地を開墾するには非常に手間ひまがかかるため、実際に作物を育てようとしても、まずは雑草などを除去する必要があります。
その作業をスムーズに進めて行くために、作業効率が高いハンマーナイフモアをぜひとも導入したいと考えています。
自然栽培を今後拡げていくためにも、みなさまの温かいご支援を何卒よろしくお願い致します。
起案者情報
(写真右)枡田一洋:「奇跡のリンゴ」に衝撃を受け、10年以上のサラリーマン生活から一念発起。羽咋の限界集落に移住し自然栽培農家をやっています。サラリーマン時代から始めたサーフィンが「自然」を意識するきっかけになり、農薬や肥料を使わない農業で山から海をきれいにしたいという初心を忘れないように肩書きを「サーファーマー」にしています。
(写真中)廣和仁:建設業のサラリーマンをしていましたが同じく「奇跡のリンゴ」に衝撃を受け脱サラし自然栽培農家になりました。富山県氷見市で野菜やお米を作っています。子供や主婦を対象に家庭菜園から自然栽培を広めていきたいという思いで農業体験教室などの活動もしています。
(写真左)松本たけし:無添加のラーメン屋「塩元帥」で食材を自分達でつくりたいということで農業をスタート。どうせやるなら農薬も肥料も使いたくないということで大阪から石川県に移住しかほく市で「自然栽培農家」になりました。きっかけはやっぱり「奇跡のリンゴ」です。
【代表者】枡田一洋
【HP】
http://originalvillage.net/
【Blog】
http://ameblo.jp/surfarmer/