2014/11/26 08:07
11月22、23,24日と森のようちえん全国フォーラムin東北にスタッフ5名で参加してきました! 今回、特に印象に残ったお話をご紹介したいと思います。 まずは、日本体育大学の野井真吾先生の基調講演、睡眠について。人間は、日中光を浴びると脳内の神経伝達物質セロトニンという物質が分泌されます。(このセロトニンがきちんと分泌されていると落ち着きや心地よさ、満足感を感じることができるそうです)そしてそのセロトニンを原料に、日が落ちる夜にはメロトニンという物質に変化します。(メロトニンは体温を下げ、眠りをつかさどる役割をするそうです。)ということは・・森のようちえんのように日中外で過ごす活動は、良く寝て、よく食べ、心も体も元気いっぱいの子どもに育つということです。よく、森のようちえんの保護者さんが 「ようちえんから帰ってきて、夕方の6 時から朝の6時まで寝ていた」なんていうお話を耳にしますが、これはこういう体内のメカニズムがあったのか!と納得させられました! 自然の力で、人間の生きる力に直結するものが体内で育まれる。お日様の力は偉大ですね。 そして次に、内田幸一先生(日本で初めて森のようちえんを長野で開園させた方)中能孝則先生(ひの社会教育センター)の分科会にも参加しました。お二方のお話の中で共通して印象に残ったことは、子どもたちの"毎日を素晴らしいものにしていく""今日起きたことを心に育む今日育"という言葉です。特に森の中は、次になにが起こるかわからないドキドキ感と、出合いや発見にワクワクする気持ちが子どもたちの好奇心につながるのだと思います。その好奇心を大切に毎日が楽しい!と思う気持ちは、未来への希望に繋がると思います。 幼少期に自然の中で育むことができる、こういった経験を私たちは大切にしていかなければならないなと実感しました。 3日間、仙台市のお天気も良く、朝日を浴びて、新鮮な空気を吸い、早寝早起きでとても健康的で充実した研修でした! 私たちは、森のようちえんという活動を通し、自然と人間のつながりや、なぜ自然の中の活動が子どもたちの心や体に直結するのか、きちんと理論づけたものを伝えていくことも役割のひとつだと思いました。