※海外へも広く本プロジェクトを知って頂くことを目的に、以下、日本語と合わせて英語表記をしております。ご了承下さいませ。
Project for sustaining a café where 3.11 evacuees in Hokuriku gather
After the major earthquake hit the Tohoku region in 2011, I evacuated to Ishikawa Prefecture, about 600km away from my hometown, with my family where I opened a coffee shop. Four years since the earthquake, I have launched a project to let more people know about my coffee shop to keep this place going as a space where other evacuees living in this area can get together and share their feelings and concerns.
避難先の石川県で開いたカフェを、被災者の人たちが繋がる場にしたい!

森島幹博(49)です。福島県いわき市で、伯父の仕事のいわきだるま販売の手伝いをしていました。震災後に、石川県に避難してきました。子ども2人(長男・中1、長女・小2)と3人で生活中です。子ども達は、避難先の小松市の学校に籍を置いています。金沢市への引っ越しも検討しましたが、転校してから不登校の続く長男への影響を考え、現在も小松市から金沢市への通勤を続けています。
2014年3月11日金沢市大手町で“Los Angeles in 金澤”というカフェをオープンしました。被災後に支えてくれた双子の弟が住む、アメリカ西海岸ロサンゼルス。震災前、その地で飲んだおいしいコーヒーにあやかり、お店の名前に「ロサンゼルス」を取り入れました。避難からぎりぎりの生活を続けてきましたが、昨年3月、周囲の支えで自分の城を手に入れ、ようやくスタートラインに立てました。
震災から4年がたつ今、Los Angeles in 金澤と共に第2の人生を歩き始めています。
石川の無農薬農家さんの安心安全な野菜を使い続けたい。また、ここを、ほかの避難者さんたちの心の拠り所となる店として存続したい。そのためにもっとたくさんの方にLos Angeles in 金澤の存在を知って頂きたく、今回のプロジェクトを立ち上げました。
My name is Mikihiro Morishima, a father of two children. Before the earthquake, I was helping my uncle’s business to sell iwaki-daruma dolls. We are now living in Komatsu, a city about 30 km from Kanazawa, where I run my coffee shop Los Angeles Kanazawa. My son and daughter go to schools in Komatsu but my son is struggling to adjust to his new environment, often unable to go to school.
Los Angeles Kanazawa was opened in Kanazawa on March 11, 2014, named after Los Angeles where my twin brother lives and where I had the most delicious coffee when I visited him before the earthquake.
Four years have passed since the tragic accident and I am finally starting to live a renewed life here running Los Angeles Kanazawa that serves great coffee and organic foods made using locally-produced organic vegetables. This project has been launched to let more and more people know about my coffee shop and sustain this place as a space for other evacuees living in this area.
農薬不使用で作られた野菜で食の安全を広める
震災後の原発事故をきっかけに、毎日、新聞やネットで放射能のことを調べました。そうして放射能の恐ろしさを知り、危機感が増していきました。避難生活を続ける中で、安心・安全な食の重要性に気づかされたのです。特に体への影響が大きい子供たちを内部被ばくから守りたいと思うようになりました。そんな時に石川県で、避難者の一人でもある浅田さんという自然農法で野菜を作るご夫妻との出会いがあり、彼の野菜を使って店を出したいと強く思うようになりました。

▲メインメニューであるプレミアムサラダランチ
地元の無農薬栽培の農家さんとのご縁もでき、その方々の活動を広めることが、未来の子供たちへの食の安全を守ることに繋がると考えて、自分の足で畑をまわり、店で使う無農薬野菜を集めています。

▲地元の無農薬栽培農家 トモファームあゆみ野菜のご夫婦

ここでの食事はサラダランチがメインです。お客様の中には、野菜だけ買いに見える方もいます。オープンの時に店先に出した野菜を購入されたのをきっかけに、「ここの野菜は美味しいねえ」と、野菜をお目当てにご来店くださる常連さんが多くいます。ここの食事を通して、食への意識を高めてもらうことが、脱・被ばくへも繋がると信じています。
〜Safe food made with organic vegetables〜
After the nuclear accident occurred caused by the earthquake, I started studying about the danger of radiation and realized how important it is to protect children, in particular, from the radioactive influences. That’s when I met Mr. and Mrs. Asada, a couple who had also evacuated from the earthquake-hit region and grow organic vegetables and this encounter made me want to open a coffee shop that would serve foods made using his vegetables.
I was also led to other organic farmers and their vegetables are now available to purchase at Los Angeles Kanazawa.
避難生活者からの情報発信の場となることを目指します!

▲Los Angeles in 金澤
今なお東日本大震災で北陸に避難している方が多くいます。その方々が見知らぬ土地で知り合い、繋がる場が必要だと感じたことをきっかけに、福島県田村市より避難している浅田正文さん(73)と共に世話人を務め、避難者が支援者と「11の会」を設立しました。毎月11日11時から、ここLos Angeles in 金澤に集い、30分ほど近隣の清掃活動を行なった後、ランチやコーヒーを飲みながら故郷の復興への想い、日々の悩みや苦しみを語り合っています。
避難者である私が、このLos Angeles in 金澤にいつも居ることで、避難者の方がいつでも立ち寄ることができる。これまで、母子避難されているお母さん方が時折訪れ、心に抱えている苦しみや不安などを初対面の私に涙ながらに話して下さったこともありました。

店内には、定期的に届く福島県内の地元紙や、避難者向けのいわき市の広報紙、被災地への募金箱を置いています。今年の7月11日には「空の村号」という飯館村の全村避難を強いられた様子をモデルに創作された著書の朗読劇の第一回が、ここLos Angeles in 金澤で行われました。震災を風化させないための運動として講演活動もしています。昨年3月に各種女性団体連絡協議会、7月には金沢主婦の友、8月には金沢日本赤十字社西金沢支部の講演をさせていただきました。

今年の1月には、県内の公立中学校から震災の話をしてほしいと依頼が来ていて、「11の会」のメンバーと私が行く予定です。2月には、金沢大学のボランティアサークルOBのメンバーと「被災地と金沢を繋げたい!」~人と人との懸け橋~というイベントを行います。
募金活動も行い、学生さん達の震災ボランティア派遣に生かしてもらいたいと思っています。今もまだ避難生活を続ける被災者のための、心の拠り所として存在し続けること。そして、
同じ過ちを繰り返さないためにも、震災(・原発事故)を風化させないよう、情報発信の場となることを目指します。
〜As a space for evacuees〜
There are still many evacuees living in the Hokuriku region. Together with Mr. Asada and supporters, I have launched a support group ’11 no kai’ to provide a space where evacuees meet and connect with each other on the 11th every month. Every evacuee has his/her own stories to tell and it is my sincere hope to sustain this place as a valuable space for these people as well as other customers who come here to enjoy great coffee and foods.
支援金用途
オーブン 15万円
コーヒーミル 5万円
什器購入 5万円
〜How the fund will be used〜
Purchase of oven 150,000 yen
Purchase of coffee mill 50,000 yen
Purchase of fixture 50,000 yen
オープン以来、新聞やテレビに大きく取り上げていただきましたが、まだまだ知らない方も多くいらっしゃいます。今回のクラウドファンディングをきっかけに、もっとたくさんの方にLos Angeles in 金澤のことを知って頂きたいと考えております。
スケジュール
3月20日 ファンディング終了
4月上旬 発注
4月中旬 設置
〜Project schedule〜
Funding period ends March 11
Early April Order
Mid-April Installing
最後に
震災後石川県小松市に避難し現在も避難生活を続けています。2015年元日は小松市より550km離れたいわき市に戻り久々に家族での時間を過ごしました。いつか、この避難生活から解放され自分の人生を取り戻す為にも2014.3.11に始めたカフェ・ロサンゼルスの存続は僕自身の再生の第一歩であり、ここでの避難者との震災を風化させない活動や地域のボランティア活動は生きていく為の『意義』であると考えています。福島から遠く離れたこの地で、多くの出会いがありました。この地が運命の地であると信じ行動していきたいと思います。
起案者情報
〜About the project organizer〜
【団体名】ロサンゼルス Los Angeles
【住所】
〒920-0912
石川県金沢市大手町2-25 レジデンス大手門101
【代表者】森島 幹博 Mikihiro Morishima
【facebook】
https://www.facebook.com/losangeleskanazawa
※直接支援をご希望の方へ
銀行振込、或いは直接手渡しでのご支援方法をご希望される方は、起案者にて個別対応致します。
①銀行振込をご希望の方へ
下記アドレスまでメールにてご連絡ください。折り返し手順についてご案内させていただきます。
★mail【info.lakanazawa@gmail.com】
※1 ご連絡頂く際は、件名に
“【FAAVO石川】銀行振込について”と入れて下さいますようお願い致します。
※2 振り込み手数料につきましてはご負担頂きます。ご注意下さいませ。
※3 頂いた支援金に関しては、期間内に目標金額に達しなかった場合、責任を持ってお返しいたします。
②直接手渡しでのご支援をご希望の方へ
直接手渡しでのご支援を希望の方は、恐れ入りますが店舗まで足をお運び頂きますようお願い致します。起案者より個別に対応させて頂きます。
【住所】
〒920-0912
石川県金沢市大手町2-25 レジデンス大手門101
その他、会員登録、クレジットカードでのご支援方法につきましてご不明点ございましたら、お手数ですがFAAVO運営事務局までご連絡下さいませ。どうぞ宜しく御願い致します。