2014/10/01 11:34
多くの方は何らかの社会的「役割り」があり社会生活を営んでおられると思います。
世の中には「社長」「サラリーマン」「OL」「医師」「花屋」「会計士」「公務員」「美容師」「主婦」等々とても書き切れない数の「役割り」=「仕事」があります。
この「役割り」がある日突然無くなってしまうと、多くの方は「もう、誰からも必要とされていないんだ…」という気持ちになります。これはとりわけ働き盛りである年代に認知症になってしまった方(特に男性に多い)に大きく降りかかる問題です。
幸いにも職場の理解があり、就労を継続出来ているケースもありますが、やはり多くの場合は退職せざるを得ません。会社を経営・継続することはもちろん利益を上げなければならないのである程度仕方のない事だと思います。つい先日まで「朝は満員電車に揺られながら通勤し、遅くまで仕事をし、帰宅する」というリズムは病気になった途端、また退職した途端に崩れてしまいます。社会の一般的な時間枠からはみだし、「置いてけぼりになった」と多くの方々が生きる気力を失ってしまいます。
そんな「時間」という言葉が非常に心に突き刺さったと話してくれた知人が当法人に関する動画を作製して下さったのでトップページにてご覧ください。現在の医療では認知症は進行を止められませんが、初期段階の方はまだまだ出来ることがあります!
私たちが活動をスタートする大きなきっかけを作ってくれたタッキー(プロジェクトページにも掲載)は残念ながら症状が進行し、私たちの活動準備が彼に追いつけませんでした…。「就労」という支援は彼には当てはまらなくなったけれど、それでもまだまだタッキーにも出来る事は沢山あるんです!彼の人生の時間が動いている限り私たちにできる事があればお手伝いを継続していくつもりです。
写真はタッキーと美人の奥様です。
今年の冬もお二人が大好きな神戸のルミナリエをご一緒に見ることが出来ますように…
今日までにご支援くださった方々、本当にありがとうございます!感謝感謝です!これからも引き続き応援をよろしくお願いいたします。