弁天島に2尺の花を打ち上げたい!
~ぼくたちは弁天島海開き花火大会を
決して終わらせない!~
明治40年代に弁天神社祭礼の奉納花火として始まり、約100年の歴史を持つ「弁天島海開き花火大会」は、惜しまれつつ2013年(平成25年)を最後に幕を閉じました。
地元舞阪でのシラス大不漁や、2013年の浜名湖・潮干狩り中止などがその一因かもしれませんが、この時に私は「この花火大会の中止は、さらなる舞阪町の経済疲弊を引き起こすのではないのか」という危機感を抱いたのです。
▲「浜名湖弁天島花火フェス」実行委員長の廣畑秀明です
私こと・廣畑秀明は舞阪生まれ・舞阪育ち。「弁天島花火大会」には深い思い入れがあります。
それは僕が中高生の頃の「弁天島花火大会」は、自分を含め多くの若者が楽しみにしていたビッグイベントであり、老若男女が待ち望んでいたイベントだったということ。
さらに個人的ですが、僕自身のファーストキスも「弁天島花火大会」だったという、青春時代の1ページとして今も深く思い出に刻み込まれているのです。
でも、僕だけが特別ではなく舞阪の人間にとってはこういったそれぞれの思い出がある大切な花火大会だったのです。
僕が中高生の頃、大人に対して『何もできないだらしない奴ら』と反抗心を持っていました。
そんな風に思っていた僕がだらしない大人になるわけにはいかない! 自分がそうだったように今の中高生が思い出を作れる、そんなイベントを無くしてしまったら将来大人になって地元に戻ってきてくれない! そのためには地元舞阪のために何かをしなくては!
この僕の思いに共感してくれたメンバーが集い、実行委員会を結成して、昨年1000人規模と小さいながらも新たなイベント「舞阪フェス」をスタートさせました。
▲昨年の「舞阪フェス」での花火
「舞阪フェス」では花火の打ち上げも行い、「弁天島花火大会」の魂と歴史を繋いだのです。
こう言ってはなんですが、有言実行!! したことになりませんか?
花火大会を市民主導で運営したい!
新たな花火大会実現のモデルケースへ
「弁天島花火大会」が幕を閉じたのは、前述の理由の他に補助金主導の運営だったことも要因です。
花火大会は市民にとって夏の楽しみ。だとしたら市民主導で立ち上げれば国や市町の予算で取りやめになることもなくなるのではないでしょうか?
自分たちの楽しみのために、舞阪の喜びのためには、将来的に観覧者が入場料を支払うことで運営が成り立つ花火大会になっていくのが理想です。そうなったらこんなに嬉しいことはないと思うのです。
昨年は、僕を含め実行委員メンバーが協賛回りを行い資金調達を行いました。しかし、今年はより多くの一般の方たちに周知しつつ支援の輪を広げようと新たな試みであるクラウドファンディングを活用しようと思い立ちました。そして、それをきっかけの1つとして、将来的な市民主導の花火大会の実現を目指します!!
今年は1万人規模で「花火大会」と銘打った
イベントの開催を決定!
イベントのノウハウがなかった昨年は「花火大会」と銘打つことができませんでした。しかし、昨年の実績により今年は「花火大会」としてイベントを行う許可を得ることに成功! 地元舞阪だけではなく、浜松市全体に向けて「浜名湖弁天島花火フェス」という名前に一新しました。
▲実行委員会の様子
昨年の実績を基に、徐々に説得・説明を重ねて協力してくれる人々を増やしていき、今回は地元の経済団体「浜松経済クラブ」と浜名湖弁天島花火フェス実行員会がタッグを組み、食・音楽・アート・花火が楽しめる花火大会を作り上げます!
浜名湖は2尺玉を上げることのできる数少ない場所
弁天島海開き花火大会の
2尺玉打ち上げ最大数を超えたい
かつて「弁天島花火大会」が開催されていた時、その目玉として2尺玉を打ち上げていました。2尺玉花火は花火の中でも特別です。それはなぜか?
「弁天島花火大会」から引き続き花火制作・打ち上げをお願いする、三遠煙火株式会社の代表取締役社長・小口友義さんは2尺玉花火についてこう話しています。
▲三遠煙火株式会社の代表取締役社長・小口友義さん
「2尺玉が上がる花火大会は全国でも非常に少ない。打ち上げる場所には条件も必要ですし、どこでも打ち上げられるものではないのです。それに尺玉は花火大会でも主役格。特に2尺玉は、上空約500メートルまで打ち上がり、直径約250メートルに広がって、見た目の美しさ、派手さ、割れ音のインパクトすべてが最高峰」と。

また、2尺玉は制作期間に約2ヵ月を有します。それは昭和27年創業・受賞多数の地元を代表する花火制作会社である三遠煙火さんですらそうなのです。
その最高峰である2尺玉を今年の花火大会で打ち上げたい!
打ち上げ総数は、当時の花火大会には遠く及ばないけれど、2尺玉の打ち上げ数を超えたい!!
そして、その光で地元舞阪を、そして浜松市全体を照らしたい。明るい未来が見えるように。
そんな思いから、我々はこのプロジェクトを立ち上げたのです。
今回の目標は2尺玉2発
150万円が目標金額です!
ただし、もし皆さんからの支援が目標額も超えるなら、75万円毎増えるたびに1発ずつ追加していきたいと思っています。さらに600万円集まったら8発打ち上げる!
そんな希望を抱いています。
500メートル上空に打ちあがる2尺玉は、浜松市の広い範囲で見ることができます。浜松の夜を彩り、これからの浜松を明るく照らし、子供たちに喜びを与えられるように、より多くの2尺玉打ち上げのためのご支援にぜひぜひご協力ください!
◆「浜名湖弁天島花火フェス」開催概要◆
日時:2015年8月22日 13:00~21:00(予定)
花火は20:00開始予定(打ち上げ時間:15分間程度)
場所:弁天島海浜公園
※雨天決行
集まった支援金の用途
・2尺玉2発分(@750,000円×2)
*FAAVO支援へのお礼は、感謝をこめて実行委員会の自己資金より準備させていただきます。
**荒天による花火打ち上げ中止の場合**
本プロジェクト成立後、イベント当日が台風・強風などによりどうしても花火打ち上げが不可能になった場合は、花火大会は中止し、支援金は来年の「浜名湖弁天島花火フェス」で花火打ち上げの資金として運用させていただきます。
将来、弁天島花火大会を超える花火大会にしたい!
今回2尺玉にこだわる最大の理由は「弁天島花火大会を超えたい!」という思いです。
数十万人規模の花火大会であった弁天島花火大会を超える規模のイベントにすることは現状不可能ですが、2尺玉の打ち上げ数なら超えることができる! この大きな壁を超えることで、将来弁天島花火大会を超えるイベントにしたいという思いを実現する原動力にできるはずだと信じています。皆さんの力でぜひ過去最大数の2尺玉を夜空に打ち上げさせてください!