2017/03/13 21:26

ホンモノを手掛ける職人さん

 

福井の職人さんやその技・想いについての映像制作をする上で、一足先に、福井でホンモノを手掛ける職人さんたちを紹介させてください。

一人目は、鯖江市河和田で蒔絵師を営む森田昌敏さん。

自分の親父です。
親父は、今年で57歳になります。
そして40年以上、蒔絵師として第一線で奮闘しています。

  1. 親父は、ガタイのいい風貌からは予想もできない繊細な絵を施していきます。
    一つひとつの手仕事を誠意込めて、愚直に実践するのが親父の流儀。
    厳しいスケジュールでも、難しい品物への絵付け依頼でも、よほどのことがない限り断りません
    それこそ寝る間も惜しんで働く姿が記憶に焼き付いています。
     
    以前、帰省した際に「寝る間もなく働くの大変でしょう?」と聞いたことがあります。
    親父は、「そやなぁ。大変やけど、好きやからなぁ。」とニコッと笑ったのです。
    大変さを決して表に出さず、大好きな仕事に常に全力でぶつかる親父という存在。
    「親父の確かな技術・手掛ける商品を世に広めたい。」と、30歳になる今、私は強く思うのです。
      
    私と3つ下の弟を育て上げ、ようやく自分のために時間を使えるようになった父親は、昨年伝統工芸士の認定試験に見事合格し、名実ともに伝統工芸士として世に羽ばたけることとなりました。
    親父が40年以上かけて培ってきた熟練の技術と想いを、皆さまにお伝えできたらと思っています。
      
    そして、親父のようにホンモノを手掛ける職人さんは、多くいらっしゃいます。
    その職人さんの数ほど、私と同じように、もっと広めたい、伝えたいという想いを抱く方がいるのではないでしょうか?
    そんな想いを形とすべく、地域のホンモノを稼げるホンモノにしたいという同じ想いを持った仲間とクラウドファンディングに挑戦中です。
    親父のように地域で奮闘する職人さんたちのために、ぜひご支援よろしくお願いいたします。