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【残り8軒】消滅寸前の尾張の伝統工芸品・七宝焼の存続に力を貸してください

伝統工芸品 七宝焼の技術、魅力を未来へつなげたい。 七宝焼が栄えた舞台、愛知県七宝町の窯元は減り続け、現在わずか8軒。どの窯元も跡継ぎがいるという噂を聞かない。 日本の伝統技術・工芸がまたひとつ失われる前に、皆様にお力をお借りしたい。

現在の支援総額

1,644,000

164%

目標金額は1,000,000円

支援者数

100

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2017/10/10に募集を開始し、 100人の支援により 1,644,000円の資金を集め、 2017/11/29に募集を終了しました

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【残り8軒】消滅寸前の尾張の伝統工芸品・七宝焼の存続に力を貸してください

現在の支援総額

1,644,000

164%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数100

このプロジェクトは、2017/10/10に募集を開始し、 100人の支援により 1,644,000円の資金を集め、 2017/11/29に募集を終了しました

伝統工芸品 七宝焼の技術、魅力を未来へつなげたい。 七宝焼が栄えた舞台、愛知県七宝町の窯元は減り続け、現在わずか8軒。どの窯元も跡継ぎがいるという噂を聞かない。 日本の伝統技術・工芸がまたひとつ失われる前に、皆様にお力をお借りしたい。

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こんにちは

11月になりました!はやい!

充実しているということでしょうか(^^)

 

今日はORDER製作事例で、

表札をお作りさせていただいたお話です。

 

 

オーダー内容はこちら

*お名前は「福山」さん

*習字のような、でも読みやすい文字
*枝垂れ桜をいれたい

*正方形で15×15cm

 

 

福山様とやりとりをしつつ、

デザインを決めます。

 

文字横並び?

 

 

それとも縦?

 

ななめ?

 

 

 

とにかく低価格で表札を・・・!

と思えば、他に選択肢はいくらでもあります。

 

でも、安ければなんでもよいではなく、

 

七宝焼が良い!

ずっと大事にしたい!

新しい家の玄関につけたい!

納得のいくものを!

七宝焼で良い風を運び込みたい!

 

 

こんなにうれしいことはありません。

文字配置、桜の雰囲気、など

一緒に悩みつつ進めました。

 

 

色イメージはこんなかんじかな?

と、PCでざっくり作ってみたり。

 

 

いやほんとざっくりですが。笑

 

 

いざ決まり、製作開始。

 

素地は銅板。それを白くしたものです。

この時点で3回〜4回、

750度の窯にいれて焼いています。

 

 

その上に、絵柄を描くのは純銀の帯状の線。

その線も、お名前部分のみ太い銀を使用。

桜はところどころ銀箔を張り、キラリとさせる段取りです。

 

下書きの黒い線は、焼くと消えてしまう下書き線です。

こんなかんじになりました。

一度焼き、銀線を固定させます。

 

その上から、クリスタルガラスを粉状にした釉薬(絵の具)をのせます。

さし分けていきます。

途中こんなかんじ。

手は父の手。笑

 

すべて刺し終え、また焼きます。

 

ばーん

 

 

焼くと密度が上がるので、

グッと目がつまり絵の具の高さが低くなりますので、

また同じところに同じ絵の具をのせます。

でまた焼きます。

 

 

そして最後は表面を研磨。

研磨することで表面がより均一になり滑らかに。

そして艶をだします。

さらに銀線の断面を研磨して出すことで、より線がキラリとします。

 

均一に綺麗に滑らかにつややかに・・・。

 

金具など取り付け、

今回は断面に覆輪をつけさせていただき、完成となりました。

 

 

今回は父(四代目 田村丈雅)母(作家 太田美由紀)

そしてわたし、田村有紀での、家族合作です。

 

家族での合作(「田村七宝工芸 造」 となります)は、

技量&美術知識&伝統歴史&アイディア&新しい風

が集まりまくり、強いと思っています。。

 

 

キラリと。

 

今回はお客様と相談の上、こうやって引っ掛けるタイプで。

 

表札ですので、

お外の玄関先に置いていただけるそうです。

 

七宝焼は外で雨にさらされて大丈夫なのか?

酸性雨などどうなの?

 

など思われる方もいるかもしれませんが、

七宝は水に濡れても大丈夫ですし、

酸性雨など雨水での不安要素を実験されている方が近所にいて、

今のところ30年外に置きっぱなしにしているが遜色無いそうです。

(実際見ました)

 

とてもかっこよい仕上がりで

お客様にも喜んで頂けてしあわせでした。

 

すばらしい機会をいただき、有難うございました・・!

 

 

 

お客様のもとに旅立ち手元にはいなくなりますが、

やはり精魂込めて作ったものは愛着があり、

作らせて頂けた喜びと一緒にずっと胸に残ります。

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