はじめまして、私たちは「坂越・瀬戸の嫁入り実行委員会」のメンバーです。
「坂越・瀬戸の嫁入り」の伝統文化を後世に残したい、もっと多くの人に知ってほしいと思い、クラウドファンディングを立ち上げることにしました。
「坂越の嫁入り」とは、兵庫県赤穂市坂越地区で昭和初期までおこなわれていた伝統的な婚礼行事です。
海に面して集落が発展した坂越地区では、道路が未整備で細く険しい峠道しかなく、陸の孤島だったため、海路から新婦が輿入れしていました。
舟で浜に着いた花嫁が、仲人とともに新郎宅まで歩く様子は風情がありました。
伝統文化の復活
この伝統的な婚礼行事は、昭和の初期まで数百年続いていましたが、道路の整備など環境の変化により、おこなわれることがなくなりました。
しかし、平成26年「世界的にも大変珍しい」この伝統文化を復活させようと、市民有志の実行委員会を立ち上げ、当時を再現した結婚式イベントを開催しました。新郎新婦や親族からも好評で、大勢の見物人も集まって下さいました。
(結婚式イベントの様子)
坂越浦から舟に揺られ、汐見の浜で待つ花婿のもとへ。
雅楽の音に導かれ、町並みを歩く提灯行列。
多くの人が見守る建物の前で、昔ながらの三三九度。
結びの盃でもある三三九度は、「おさかなここに」という港町ならではの掛け声とともに、小さな子供たちによって酌が行われる。
昨年の3月21日には新郎・岩橋さんと新婦・千香さんの婚礼儀式を昔の作法に則り厳粛に行いました。
坂越は江戸期の風情が色濃く残る港町
坂越は、江戸期の風情が色濃く残る伝統的な町並みで、弧を描く特徴的な地形の坂越湾と、湾内に浮かぶ生島によって、天然の良港として古くから栄えてきました。平成30年5月には、日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落」の構成文化財として坂越の文化財が追加認定されました。
町の風情に溶け込む、伝統行事を残したい。
”坂越の嫁入り”は風情ある町並みの中で行われる伝統ある儀式で、地元の保存会、町の皆さんがボランティアで運営しています。
一組でも多くのカップルがこの伝統のある結婚式を挙げてくれるように町中で応援していこうと考えています。
しかし、持ち出すものも多く、地元の方の寄付なしでは存続すら難しいのが現状です。
(地元、ボランティアの皆さん)
昭和25年に岡山備前から瀬戸の花嫁として嫁入りされた木村ご夫婦の写真です。
今回の伝統行事復活を心より喜んで頂きました。
(木村夫妻)
(挙式された田中さん)
「伝統のある儀式をたくさんの人に知ってほしいと思います。」
江戸時代から続く伝統儀式“坂越の嫁入り”を2019年4月に行いたいと思います。
ご理解頂き、ご協力、ご支援をお願いしたいと思います。
支援金の使い道
・昔ながらの三三九の儀式の再現 3万円
・お祝いのお酒のふるまい 2万円
・お祝い紅白のお餅をふるまう 2万円
・儀式に参加する子供の衣装費 5万円
・音響設備 4万円
・雑費(手数料含む) 4万円
スケジュール
嫁入り事業 8月~10月 準備期間
11月2日 実施予定
お問い合わせ先
坂越のまち並みを創る会
会長 門田 守弘
TEL/FAX:0791-48-7770
E-MAIL:mm3299@violin.ocn.ne.jp